home >> 3.イチゴ「桃薫」
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●野菜は、種が同じでも、作り手によって味が全く異なるモノになる。京都府舞鶴市の荒木誠(タカシ)さんの教えを受けて完成した「ピンク・タイガー」。今年は、記録に残る苺づくりではなく、記憶に残る苺づくりを目指している。
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●↑一粒40gのピンクタイガー。写真は、京都の荒木さんに贈って食べて頂いたもの。早速師匠から電話があり、「糖度が15度(Brix%)で非常に甘くて美味しいいちごである。」と、合格のお言葉を頂いた。
●↓クッション材として荒木さんに送付したほうれん草5☆(ファイブスター)、荒木さんはイチゴよりもこちらのほうれん草に偉く感心していただいたようである。こちらは、葉柄基部(軸)の糖度が17度(Brix%)とイチゴよりも糖度が高かった。
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●先ほど、農場にいちご「桃薫」の生みの親、野口裕司さんがやってきた。渋い、カワサキのバイクに乗っての登場である。いつもいちごのことを気にかけてくださる野口さん、今年も「桃薫」に磨きをかけます。よろしくお願いします。
●野菜茶業研究所で、生まれた新品種「桃薫」は、その上品な味わいと他のイチゴ品種の追随を許さない芳醇な香りが特徴の品種である。このイチゴ、ジャグロンズが三重県初として栽培に取り組むに当たっては、イチゴ生産サイドから、「着色が悪いので生産現場での普及は難しい」とか、「栽培技術が確立されていないから作るのはやめた方がいい」との声が聞こえてきたのを覚えている。
●私たちは、外観の色や栽培技術が未確立なことは、生産に取り組むに当たっての本質的な問題ではないと判断した。着果数を多くすると果実毎の味の均一性が劣ることから摘果を強くし、大きな果実だけを生産する栽培技術を採用した。そして、薄い果実の色と乱形果からイメージする果実の特徴が広く親しまれるようにとの思いを込めて「ピンクタイガー」と命名した。「ピンクタイガーよ、おまえはもう他のイチゴと違うことで悩む必要はない、おまえは桃薫いちごという新しいジャンルのイチゴなのだから。」
●「千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず」、名伯楽、それ、ジャグロンズが引き受けます。
その名も「コレマンアブラバチ」。蚊よりもちっちゃな蜂である。厳密には寄生蜂という種類の蜂で、イチゴに発生したアブラムシ「モモアカアブラムシ」の天敵である。アブラバチは、アブラムシの体の中に卵を産み付け、アブラムシの体内で羽化した幼虫は、アブラムシの体内を食べて新しい成虫となって増え続ける。殺虫剤を使わないで持続的にアブラムシを防除する画期的農業技術である。
今日初めて、「桜いちご('Tokun'inside)」の糖度を測定しました。苺の「へた」近くで10度(Brix%)前後、先端部で14度(Brix%)ありました。ん〜、益荒男ほうれん草と同等。おいしい野菜の範疇にあります。そろそろ、ご予約のお客様へ出荷のご連絡をしようと思います。
同じ圃場の「章姫」や「宝交早生」には全く出ないが、「桃薫」はイチゴうどんこ病(Sphaerotheca aphanis (Wollroth) Braun var.aphanis (糸状菌 子のう菌類))が出やすいようだ。比較的低温性の病原菌であり、胞子の発芽は0度前後の低温に遭遇してから20度前後の温度帯に遭遇すると最も良くなる。現在、夜間3度前後日中20度前後。イチゴうどんこ病原菌にとって最も発生しやすい温度である。現在「カリグリーン」剤をスポット散布して効果を確かめたが、効果が認められたので明日は動噴散布で対処する。ちょっと桃薫には厳しい低温であるが、がんばれ「桃薫」!!
しかし、、、この病原菌は絶対寄生菌である。感染は苗屋の仕業であることは確実(やられたな!!)。来年は涼しい秋田の圃場で自前で育苗するので、この病気は要チェックである。
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●↑果房に発生したイチゴうどんこ病
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●↑表は赤褐色の斑点が認められ、しばらくすると裏側に白い粉を観察することが出来る。