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天国と地獄

 中学校の頃、登校時にオッフェンバックの「天国と地獄」が流れてました。最初は穏やかな曲が流れていますが遅刻ぎりぎりになるとテンポの速い地獄の部分が演奏されるのです。地獄のメロディーを聴いた生徒は学校へ向かって一生懸命走るといった具合です。わたしも走った記憶があります。
 さて、今回は再生紙紙マルチ直播シートを用いた米づくりに関する「天国と地獄」のお話し(実話)です。この米作り三重県では2カ所で行っております。津市安濃町太田(以下、Aと表記します)と津市一身田(以下、Bと表記します)の2カ所です。結果は天国と地獄に分かれました。米づくりの農家にとってAは天国、Bは地獄、これに対して、カラスにとってはAは地獄、Bは天国です。写真に示しましたのでご覧下さい。
  

  

(解説)上段はAの現場、下段はBの現場です。左半分は田んぼの状態、右半分はカラスの状態です。
右側半分について、Aの田んぼはきれいに芽が出ています。Bの田んぼはカラスの足跡だらけで芽が出ていないところが多く目立ちます。次に、左側半分について、AのカラスはStupid Crowです。圃場に張ったテグスに引っかかって、お亡くなりになってしまったようです(合掌)。Bのカラスは前出のClever Crow http://www.jagrons.com/archives/2007/04/post_41.htmlです。張り巡らされたテグスをすり抜けて今日も悪さをしています。わたしが近づくとお尻を向けて去っていきました。Aのカラスが行ったのは天国それとも地獄?



再生紙マルチ直播水稲栽培2(シート敷き)

4月16日の太田の水田に続き、4月21日に一身田の水田に直播シートを敷きました。周りが田植えの最中なだけに、私たちの作業や機械は目立ちます。近畿中国四国農業研究センターが開発したこの米づくりの方法、除草剤を使わなくても米づくりが出来ることから、有機栽培や無農薬栽培など、プレミア米を作るのに有効な方法のひとつと考えられます。浅生さんも張り切って作業をしています。
  

  


再生紙マルチ直播水稲栽培1(シートの作製)

今年から、再生紙マルチ直播栽培の、再生紙マルチ生産事業を行うことになりました。事業といっても、収益性が低く、どこの企業でもやりたがらない事業です。私がかつて所属していた研究所(近畿中国四国農業研究センター)で開発された技術で、良い点が沢山あるのですが、解決すべきところもいくつか見られます。この技術たぶん開発費用が5億円くらいかかっているのではないでしょうか。この栽培技術を使えば、田植えの必要が無くなる上、除草剤も使わなくて済みます。ある意味、プレミア米を作る方法のひとつと考えることも出来ます。
 私は、もう一人の研究所人(浅生さん)と2人でジャグロンズを結成して新しい農業技術の実用化のための活動をしています。研究所の技術を何とか生産現場で役立てたい2人の熱い思いでこの技術への取り組みを決心しました。
 紙マルチロールを生産する機械は未来精工株式会社(http://www.miraiseiko.com/)製で、今のところ、世界に1台しかない機械です。この機械の新しい活用方法についても今後研究を進めていけたらと考えております。
  



Jagrons「ほうれん草」=移植栽培

 ジャグロンズほうれん草セル成型苗育苗という育苗方法を導入した移植栽培ほうれん草です。私たちは、セル成型苗を利用した移植栽培技術の導入を核とした独自の栽培方法によって、一般のホウレンソウ栽培ではあり得なかった、糖度12〜14度(Brix%)のほうれん草を生産することに成功しました(ただし、測定部位は葉柄基部、2006年度12月〜3月収穫で確認)。初めて食べるフルーツのような甘いほうれん草。未知の世界の「フルーツ・スピナッチ」を是非一度おためし下さい。
注)ほうれん草の糖度は、生育ステージによって個々に異なります。8度(Brix%)以上を目安に収穫して、出荷させて頂いております。遠方発送のお客様には、事前に畑の状況をお知らせしてからお届けさせていただきます。
  

  

                   ほうれん草の糖度測定方法はこちら↓

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