Jagrons 農業技術を追求しおいしさと健康と文化を創造する

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夏の益荒男ホウレンソウ

●昨日、いつもホウレンソウをご使用いただいているお客様から、ご注文を頂いた。前回は、3種類のホウレンソウを納品させていただいた。●その中で、リクエストいただいたのは、出来るだけがっちりした「益荒男ホウレンソウ」。私たちは、独自の生産技術の長所を生かす観点から、夏も冬のようながっちりしたほうれん草を作ることに力を注いでいる。●市場流通の量販店向きのほうれん草は、細くて柔らかく本数がたくさんはいったものが主流。●あえてこのような状況の中で、冬のほうれん草のような「益荒男ほうれん草」にこだわるのには訳がある。私たちのほうれん草は、プロの料理人の方を意識したほうれん草なのである。しっかりして肉厚でそれでもって火の通し方で、柔らかな歯触りにも変身する。そして、株間を広くとってたっぷり日光を当てて作っているのである。●レストラン ラ・パルム・ドール様は初めてのお客様であり、ほうれん草がどのように料理に使用されるのかをいろんな角度から教えていただいた。後藤シェフには大変感謝している。●ホテルメトロポリタン秋田の岸総料理長には、冬の益荒男ほうれん草以来、継続的にほうれん草を活用いただいている。夏のほうれん草は、生産者のスピリッツは同じでも冬の益荒男ほうれん草とは全く違うほうれん草。冬の益荒男ほうれん草ほどの衝撃的個性はないものの、量販店流通向けの方向性とは、一線を画す夏の益荒男ほうれん草、喜んでくれるお客様がいる限り作り続けたいと考えている。●夏の益荒男ほうれん草は、冬の益荒男ほうれん草と違って、大量生産していないため、流通量はまだ少ないが、7月は、津市のレストラン・ラ・パルムドール様、秋田市のホテルメトロポリタン秋田様のレストランで益荒男ほうれん草を使った料理を楽しむことが出来る。また、津市の、ラ・マーム様では月末の1週間益荒男ほうれん草フェアを開催する予定であるとお聞きしている。津市または秋田市にお住まいの方は是非一度お近くのレストランに足を運んで頂けたらと思う。


再生紙マルチ水稲直播栽培研究会(お米の新品種)

●7月7日、再生紙マルチ水稲直播栽培研究会と称して、東北農業研究センター大仙拠点を訪問した。今回のテーマは、東北地域の中山間地農業振興のための高付加価値水稲生産技術の開発。●大仙拠点で開発された、直播栽培に適した良食味米品種「萌えみのり」、いもち病に強い品種で、減農薬米に適した品種「ちゅらひかり」、それに紫色の糯品種「朝紫」の紹介を受けました。●今回の勉強会での一番の収穫が、稲籾の休眠現象について。ここの部分を理解してうまく技術を組み立てれば・・・再生紙マルチ水稲直播栽培、うまくいきそうです。


少年時代の懐かしの味「カッコウの実」と「グミ」

スピナチガーデン第2圃場にの周りには、いろんな実のなる木が生えています。今回は、グミの木と桑の実(子供の頃はカッコウの実と呼んでいました)が食べ頃でした。早速もぎって食べてみました。グミの実は、強烈な酸味と渋みに包まれた甘みが特徴です。僕は結構この味が好きです。もう一つの木の実は、カッコウの実、最初は赤いのですが、熟すと黒っぽいブドウのような色になります。白いのは病気かなんかだと思いますが、ちゃんと熟さなかった果実で食べられません。この「カッコウの実」じっくり観察すると、なんだか熱帯果樹のランブータンを連想してしまいましたが、全く違う植物です。この圃場の周りには、このほかに、カキ、イチジク、スモモ、クリなど、多くの果樹が植わってます。
 
※「グミの実」(写真左)は6月25日「カッコウの実」(写真右)は6月21日撮影


今回は僕の負けです。

★「田んぼでほうれん草を作る」。これは、ほうれん草栽培ではタブーの一面がありますが、これまで2年間にわたって、田んぼを使った冬のほうれん草生産で成功を納めてきました。
★「真夏にほうれん草の露地生産を成功させる」。これは、今年の夏(現在)挑戦してきた型破りの生産への取り組みでした。しかし見事惨敗、自然に勝つことは出来ませんでした。農業生産としての収穫は出来ませんでしたが、情報としての収穫はありました。夏のほうれん草生産の大敵は、湿気です。今回は、温度管理だけに注目していろいろ試行錯誤してきましたが、夜温が一定以上になるとほうれん草に一気にカビが蔓延します。今回、野菜茶業研究所(寺見さん、窪田さんありがとうございました)に依頼してしらべてもらったところ、ピシウム属の仕業であることが判明、早速今後の生産に向けての対応をとるとともに、現在、来年に向けての新しい作戦を検討しているところです。今回の生産方針、ちょっと勇み足だったようです。なお、もしものために、ハウス栽培も平行しておりましたので、生産量は少ないですが、現在も農薬を使わないでほうれん草生産を継続しております。


無念の雨がえる

育苗ハウス内で、蛙を見つけました。農薬も何にも使っていないところですが、既に昇天しています。暑さでやられてしまったのでしょうか?なんかこのポーズがやたら無念さを強調しているように思えて、亡骸ですが、その姿をブログに残してあげようと思いました。


シマヘビ

朝ほうれん草畑のわきの草むらにヘビを見つけました。かなり立派なシマヘビです。近くに寄ったらとぐろを巻いて威嚇してきましたが、このヘビは毒がなかったと思います。


ヤツがいた!!

去年の7月5日、正体を確認することが出来なかった「ヤツ」http://www.jagrons.com/archives/2007/07/post_98.html
1年後の7月6日についに、正体を発見しました。彼の名は「タマナヤガ」。通称「ネキリムシ」です。
ある日突如として、植えてあったほうれん草の株が姿を消す。1日で1〜2株のペースで消えていきます。このネキリムシが大発生すると収穫が激減しますのでそのときは、植え付けの前の圃場管理の際に薬剤処理で防除する必要がありますが、今回は1匹のみでしたので被害は4〜5株で済みました。この「ネキリムシ」ほうれん草をたんまり食べて元気に育っていました。ぷにょぷにょで弾力性のある幼虫ですが、この大きさからするとたぶん終齢幼虫でしょう。元気に手の上をはう「ネキリムシ」人間にはかみつきません。ほうれん草に害を与えなければ、捕殺せずに済むのですが・・・・・・
※カブラヤガのサナギや成虫の写真を掲載したHP見つけましたのでこちらもご覧ください↓
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kaburayaga.html
 

 


「内燃機関動力」より「位置エネルギー」

ここ数日の美郷町の降水量はほとんどゼロ。植え付けたほうれん草がどんどん枯れていきます。こんなに枯らしてしまったのは、これまでになかったことです。エンジンポンプで用水路から水を採取して畝間灌水する事にしました。そこに通りかかった。藤原家の本家のおばさんが知恵を授けてくれました。「水を直接引き込めばいいんでないか。溝を作ったら思いの場所に水を与えることが出来ると思うよ。」目から鱗でした。黒ぼくの畑でも、元は田んぼ。砂漠のオアシスの用水利用のような感じです。ポンプ利用よりも用水路から直接取り込む畝間灌水の方が断然効率がいいことがわかりました。位置エネルギーの力恐るべし!!本家のおばさんありがとうございました。
 


マミー発見!!(天敵、共生、半翅目、膜翅目、銀色、黄色)

 
★今日の朝早くほうれん草の収穫をしていると、ほうれん草の下葉に小さな金色の粒が見えました。もしや!!よく見てみると!!!!!やはり「マミー」です。乳酸菌飲料のマミーじゃありませんよ。詳しいことは後ほど紹介します。
★先日、ほうれん草の収穫中に、アリを発見、もしやと思いきや、やはりいましたアブラムシ。そんなに多くはいなかったし薬剤散布はしませんでした。ご存じの方も見えると思いますが、「アブラムシ」と「アリ」との間には「共生関係」が成り立っています。アリは、アブラムシのお腹から分泌される甘い汁をもらう代わりに、アブラムシの天敵である「ナナホシテントウ」を追い払う役割を果たしているのです。
★ちょっと懐かしい知識を思い出しました。大学時代に応用昆虫学の石原廉(いしはられん)先生http://www.lib.a.u-tokyo.ac.jp/tenji/125/30_31_32_33.htmlに習った昆虫の分類について、アブラムシはセミと同じ「半翅目:ハンシモク」(口がストローのようになってます:脱線ですがウルトラマンのバルタン星人はセミの顔を参考に造形されたんでしたね)、アリはハチと同じ「膜翅目:マクシモク」(腰のくびれが特徴です)に分類される昆虫です。
★実はアブラムシにはナナホシテントウ(これは鞘翅目:(ショウシモク)って言うんだったなあ)以外にも天敵がいます。その一つが寄生蜂「コレマンアブラバチ」です。「コレマンアブラバチ」は1.5〜2mm程度の小さなハチでアブラムシに寄生する天敵です。同じ膜翅目である「コレマンアブラバチ」に対しては、アリは守ってあげることは出来ません。
★マミー(英語ではミイラの意味)の正体それは、「コレマンアブラバチ」に寄生されたアブラムシのなれの果てだったのです。このマミー(ミイラ)の中にはコレマンアブラバチの幼虫がいて、しばらくするとその中からコレマンアブラバチの成虫がでてきます。そしてその成虫は、次から次へとアブラムシの体の中に卵を産み付けます。卵を産み付けられたアブラムシはやがてマミーとなるのです(合掌)。
★アブラムシに関してもう一つ思い出しました「銀色(シルバー)」と「黄色(イエロー)」とアブラムシの関係です。アブラムシは黄色によってくる習性がある一方で、銀色はさける習性があります。すなわち、銀色の資材を使うことで、薬を使わずにアブラムシの害を軽減することが出来るのです。
★私たちジャグロンズは、先人の研究成果を十分に活用し、化学農薬の使用を最小限にした安心して食べていただくものづくりに取り組みたいと考えております。


隣の田んぼのアイガモ君

先日ほうれん草の定植作業をしていると、先週までは、人が近づくと逃げていた隣の田んぼのアイガモ君たちが、一斉に近くに寄ってきました。電動型移植機「ちどりさん」のカチン、カチンという移植作業に興味を持ったみたいです。アイガモ君たちにどのような心境の変化があったのでしょうか。人なつっこい動物には妙に愛着がわくものです。まだ背中にかすかな産毛が残ったアイガモ君たちにまた会うのが楽しみです。
 


Spinach Garden美郷拠点のご紹介(2)

6月から本格的に出荷を開始している秋田のSpinach Garden 美郷拠点をご紹介します。
☆現在3ヶ所の直営圃場があります。@第一圃場、A第二圃場(高屋敷圃場)、B第三圃場(北明田地圃場)それぞれ、特徴のある圃場です。
◎今回は第二圃場(高屋敷圃場)です。
奥羽山脈の麓の高台にある畑です。東に隣接する山の杉林が夏の暑い朝日を程良く遮ってくれます。見晴らしのよい圃場での作業は空気がおいしく気持ちよく作業が出来ます。
 
☆右上の森の麓の高台に畑があります。ホワイトクローバの絨毯を敷き詰めた畑の周辺にはカキやスモモなどが植えてあります。
 
☆電動移植機を使った移植(苗の植え付け)作業の始まりです。
 
☆「ちどりさん」で植えていきます。苗もまずまずの出来です。
 
☆本圃(畑)に植え付けられた苗たち。☆近くを流れる清流(小川)でサワガニを見つけました。


Spinach Garden美郷拠点のご紹介(1)

6月から本格的に出荷を開始している秋田のSpinach Garden 美郷拠点をご紹介します。
☆現在3ヶ所の直営圃場があります。@第一圃場、A第二圃場(高屋敷圃場)、B第三圃場(北明田地圃場)それぞれ、特徴のある圃場です。
◎今回は第一圃場です。
育苗施設に隣接する圃場です。昨年からの栽培実績があります。
 

 



黄色いほうれん草「豚さん」の餌になる

 

 
三重でのほうれん草生産も、いよいよ終盤にさしかかりました。この時期はほうれん草が抽だい(花が咲く)する時期。味は悪くないけどどうしても商品にならないモノも出てきます。そこで、考えたのは廃棄するほうれん草の有効活用。近くで養豚業を営んでいる淺生哲也さんのご協力を得ることが出来、出荷できなくなった無農薬栽培のほうれん草の一部を「豚」さんの餌にすることにしました。このアイディアは地主のお婆ちゃん「淺生ちよ」さん80歳のアイディアです。淺生哲也さんの養豚場は、野菜茶業研究所に隣接して立地しています。先日、早速、豚さんにほうれん草をあげてきました。ちょっとにおいがきつかったけど豚は凄くかわいいと思いました。このかわいい豚さんたちは、お肉になって関東方面に出荷されるそうです。何ヶ月かあとに東京近郊で、「三重さくらデリシャスポーク」という商品名で販売しているお肉を見かけたら、それは、ジャグロンズのほうれん草を食べた豚かもしれません。東京近辺にお住まいの方は、是非一度注意して豚肉の銘柄を見てみてください。地域のみなさんのご協力と知恵を頂きながら、これからも夢のあるほうれん草作りを心がけていきたいと思います。


啓蟄(けいちつ)

 
今日は、啓蟄(けいちつ)。暦の上では虫たちが土の中からでてくる季節である。スピナチ・ガーデンでトラクタを運転していると、鳥たちが本当に手の届くような近くまで寄ってくる。今日は、ハシボソガラス1羽、ツグミのつがい2羽、モズのつがい2羽がやってきた。昔ちょっとかじった野鳥観察の知識が役に立つ。鳥たちは、土の中から掘り起こされる何かを食べているようだ。ちょっと探してみた。そして僕が、土の中から見つけたモノ。それは「ミミズ」である。ミミズがいるのか!!ミミズは、土をよくしてくれるだけでなく、ミミズの糞には、植物ホルモンのオーキシンと類似の物質が含まれていて、植物の根の活性を高める効果があることが知られている。こんなスピナチ・ガーデンで作ったほうれん草。今、美味しい状態で出荷可能です。遠方向けの「ぎゅうぎゅうパック」も好評発売中。よろしくお願いします。


鳥はなぜ美味しいほうれん草が分かったのか?


先日の糖度測定で、糖度最高値を記録した「ブラック」タイプ。これに目を付けたのは、鳥たちのようです。かなりの量をついばんだ形跡があります。残り僅かなこのロットのほうれん草は、だいぶ前からご予約いただいていた遠方のお客様に鳥食いの条件をご了解いただいた上で、「ぎゅうぎゅうパック」の一部として遠方に発送させていただきました。鳥は不思議です。どうして甘いものが分かるのでしょうか。「ブラックタイプ」ほうれん草もご好評をいただきましたが、3月頃には収穫を再開出来ると思います。お客様にはご迷惑をおかけしておりますが、しばらくお待ちください。


雪中ほうれん草

 

写真は13日のスピナチ・ガーデンの様子です。このほうれん草たちは、これまで合計3回の風雪に耐えてきました。14日発送の「ぎゅうぎゅうパック」をお買いあげのお客様には、このあとすぐに雪の中から掘り上げて収穫したほうれん草を送らせていただきました。今回は、結構土が付いていましたが畑の状況をお伝えするためあえてそのままで送らせていただきました。見た目はあまり良くありませんが、畑の様子を想像しながらほうれん草を味わっていただけたら幸いです。ぎゅうぎゅうパックをお買いあげいただき、ありがとうございました。


レディー・バード


●ほうれん草を収穫しているとトノサマバッタやテントウムシを見かけることがあります。Spinach Gardenのほうれん草畑、そこは小さな虫たちにとっては小さな森の休憩場です。
●寒い冬を越すために飛来してくれたナナホシテントウさん、ごめんなさい。このほうれん草はおいしい料理になるためにこれからレストランに出荷されます。
●Spinach Gardenでは、バッタやテントウムシがのびのびと活動できるような安全な環境下で、安心して食べられるほうれん草を作っています。


僕がやりたいほうれん草づくり

●僕がやりたいほうれん草づくり。それは、ほうれん草を生産することだけではない。まず基本が、ものを作ること。そしてその商品がお客様によろこばれる形で消費していただくこと。ほうれん草といってもいろいろある。お客様がほうれん草に何を求めているのかを知ることで、お客様に満足していただけるほうれん草を作ることが出来る。
●昨年は、甘さを第一に考えたほうれん草づくりに取り組んできた。今年は、お客様のニーズを探るべく、ちょっと代わったタイプのほうれん草も作っている。何件かのお客様に比べてみてもらった結果、今年の商品のラインナップを3種類揃えてお客様にお届けさせていただくことにした。
●3つの商品を紹介させていただくと、まずは、主力商品で、独特の甘さが特徴の「ゴールデン」タイプ、次ぎに、中華などの油炒め料理に適した「アフロ」タイプ、そして、和風の味つけにベストマッチな「ブラック」タイプ。以上の3つの個性ある商品を揃えることが出来た。いずれのタイプも、一定期間以上、冬の寒さにさらすことで、個々の個性を保ちながら糖度が10度以上の甘いほうれん草になることから、サラダでもいける商品になる。


畝立て日和

昨日と今日の2日間で、だいぶ畝を立てました。土の水分状態で、土粒の大きさに影響してきますが、ここ数日は、「畝立て日和」です。秋田県美郷町ナンバーを付けた、トラクターも三重の地で頑張ってくれてます。


  


モクモク「風に吹かれて」の朝市


今日、レストラン「風に吹かれて」の前で毎週日曜日に開かれている「朝市」を覗いてみた。来週の日曜日から、僕のほうれん草も出品させていただくことになったので、ちょっと様子を見に行ってみたのである。日曜朝市の開催時間は、朝8時30分〜11時までで出品当日は僕も店頭で売り込もうと思っている(でも、最初は10束くらいしか出品しないと思います)。読者の皆さん良かったら遊びに来てください。
 


バチルス・チューリンゲンシス(BT)

Jagronsスピナチ・ガーデン三重安濃津生産拠点の生育状況
 レストランなどの業務用中心のほうれん草として、安濃津生産拠点での年内取りのほうれん草生産をすでに開始している。年内出荷のものも出来れば無農薬栽培でと考えていたが、今年は例年よりも気温が高く、ヨトウムシが発生してしまった。このままでは、収穫皆無になってしまうとの判断から、減農薬栽培に切り替えることにした。今回使用したのは、エスマルクDFというお薬。これは、BT剤という種類のお薬で、BTはチルス・ューリンゲンシスの頭文字をとったもの。このバチルス・チューリンゲンシス(以下、BTと表記する)は、自然界にいるバクテリアで、蛾(ガ)や蝶(チョウ)などの鱗翅目(リンシモク)に属する昆虫の天敵となる生物である。良く知られたバチルスの仲間の有用細菌としては、納豆菌やヤクルト菌(ビフィズス菌)があげられるが、このBTはバッタやカエルなどの蛾や蝶以外の生物には全く作用機作(毒性)を持たない環境負荷がきわめて小さいお薬なのである。ジャグロンズは、自然と上手く調和できるように、常に高い技術力を保てるように努力し、出来るだけお客様に喜ばれる物づくりを続けていきたいと考えている。12月から年明けにかけて出荷のほうれん草は、完全無農薬栽培が出来るように、畑の状態を見極めながら、農作業を進めているところである。
 


冬のジャグロンズほうれん草の味を1年中提供できないか?

●10月で、私のほうれん草づくりも丸一年を迎える。嬉しいことに早くも、津のお客さんや秋田のお客さんから、またあのほうれん草が食べたいとの声が挙がっている。ほうれん草づくりは、三重と秋田のサプライチェーン構想を実践してきた結果、一定の成果をあげている。しかし、お客さんの記憶に残っているあの味は、特定の時期に限って生産可能な、旬の味でもある。旬の時期には、生鮮食品としてのほうれん草のご提供が出来るが、今、一年中あの感動をお客様に伝えることは出来ないものかと考えているところである。
●先日、ベンチャービジネスセミナーでご一緒した、フードテック・トレーディング株式会社の名坂社長にお会いした。そこでは、業務用フリーズドライのサービスを行っている業者さんを紹介いただいた。
●知的所有権の件でいつもお世話になっている社団法人発明協会http://www.hirameki.jiii.or.jp/sibu/mie/mie.htmにおじゃました際、谷田出願アドバイザーに、ほうれん草の加工のお話しをしたら、同じ建物にある、三重県科学技術振興センターの藤原孝之さんを紹介していただいた。私に似た名前である。それにどこかで聞いたことのある名前である。そうだ、この方の書いた報文を読んだことがある。ほうれん草の品質についての論文である。そう、この方は、以前農業技術センターに見えた方で、農学博士号を持っている方であった。久々に、同じ分野の方とお話しできる機会を得た。専門用語の並ぶ話はとんとんと進んで、夢が開けてきた。三重県科学技術振興センターでは、オープンラボという制度があることをしった。そこで、凍結乾燥機というものを使ってみようと考えている。この凍結乾燥機、フリーズドライを作る機械であり、研究所勤めの時代、私も何度か使ったことがある機械である。
●1+1+1=5。これが、ビジネスの計算式である。今年は、何かおもしろい商品を提供できそうな気がする。


奴はどこかにいるはずだ!!

ほうれん草苗を定植してから数日後、ところどころ突如として、苗が消えています。よく見ると、苗のあったところの株ものに小さな穴が一つ。これは、ネキリムシの仕業です。地底からの攻撃に、ジャグロンズほうれん草もたじたじ、「奴を見つけてやろう」と株元を掘ってみても、いません。奴はどこだ、ほかの場所についても何度掘ってもいません。ベトナム戦争のベトナム兵のように、ベトコン並に手強い相手、それが「ネキリムシ※」です。(※正式名称は、正体を確認できなかったので明記できませんでした)農薬を使うと一発でKO出来るのですが、減農薬栽培では、こんな感じになります。
  

  


脈間クロロシス&チップバーン

雨よけハウス栽培ほうれん草に生理障害が出ました。
脈間クロロシスとチップバーンです。
●症状の解説
1.脈間クロロシス:文字通り葉脈の間の緑色が退色し黄色っぽくなる症状。斑入り症ということもあるようです。これは鉄欠乏やマグネシウム欠乏により見られる症状ですが、今回の症状は中位葉を中心に認められたので、マグネシウム欠乏と判断しました。
2.チップバーン:カルシウム欠乏により葉の縁の伸張が抑制され、小さく縮れる症状。新葉に多く発生する。
●発生のメカニズム
1.脈間クロロシス:葉中のマグネシウム濃度が低い状態になってます。しかし、土壌中のマグネシウム濃度が低いことはまれで、カリウム過剰による拮抗作用から起こるマグネシウム欠乏を私はこれまでに多く見てきました。今回は、高畝栽培の畝の肩の部分に特異的に発生していたので、乾燥状態が影響したことも考えられます。また、私見ですが、曇天日が続いた場合に良くこの症状を見るような気がします。受動的に吸収移行するマグネシウムは日射量が少なく湿度が高い条件下で蒸散量が少なく、なることに影響を受けているのかもしれません。
2.チップバーン:これは葉中のカルシウム濃度が低い状態になってますが、土壌中にカルシウムが欠乏しているよりもむしろ、土壌中の窒素が過剰な場合の拮抗作用による症状が多いと思います。
●対策
とりあえず、窒素、燐酸、加里の3要素の施用を控えて、「まぐかる」を施用する事でpHがあがるような対処をしたいと思います。また、脈間クロロシスは畝の端の部分に局部的に発生したので、畝をもう少し低くしてみようと考えて様子を見たいと考えてます。
  

  

上段:脈間クロロシス
下段:チップバーン


びっくり、ドッキリ、フザリウム

水田転換畑ハウスは沖積土壌で水はけが悪い立地条件にあります。今年の1作目からなんか怪しい株がありました。ある程度まで大きくなると、ぱたりぱたりと萎れて枯れていきます。なんか怪しい。もしかして、フザリウムによる萎凋病(いちょうびょう)かもと感じていました。先日、野菜茶業研究所の先輩である窪田さんにお願いして顕微鏡で見てもらったところ、今日お返事を頂きました。やっぱりいましたフザリウム。病原体名Fusarium oxysporum(フザリウム・オキシスポラム)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0。カビの一種で、産地が壊滅することもあります。私のハウスでは、一発目から出ました。種子感染もするということですし、乾燥し過ぎや、過湿状態も病気を助長します。酸性土壌で発病しやすく、中性からアルカリ側で発病しにくい傾向があります。また、腐植質が少ない畑でも発病しやすいとのこと。発病し易い温度は、気温23〜30℃、地温25℃〜27℃で、33℃以上では急激に発病が低下するとのこと。だいたい、相手の素性が分かりましたhttp://www.musaseed.co.jp/sec02/thd06/right_0104.htm。これから、ウルトラC級の対策技術を考えていきたいと思います。薬を使うことだけが、病害対策ではありません。夏場のほうれん草生産、おもしろくなってきました。
  


夏のほうれん草の味

今、秋田県美郷町で作っているほうれん草、セル苗移植栽培で、露地物とハウス物の2タイプの生産を試しております。
●露地物は、完全無農薬栽培(今後、減農薬栽培にシフトします)で、じっくり時間をかけて育てており、がっしりした感じで、萎れにくく糖度も比較的高くなっております。(今年、夏の栽培でも露地栽培のようにじっくり育てていると一定の期間を過ぎることで糖度が上がる現象を見つけました。)
●ハウス物は、減農薬栽培でストレスをかけずに走り去るように育て上げますので、みずみずしく柔らかいのが特徴です。
●茎の糖度は露地物で6度くらい、ハウス物で3度くらいです。夏のほうれん草は冬のジャグロンズほうれん草のように「生でバリバリ」というようにはいきません。いずれも、ほうれん草の風味が強いので、ほうれん草が苦手な方においしく食べて頂くには、料理人の力を借りる必要があります。
●夏の露地栽培で比較的糖度の高いほうれん草が出来たので実際に食べてみました。甘みも少し感じますが、風味が強くニガウリ(ゴーヤ)の苦さのような風味も感じました。この風味、ニガウリのように夏ばてを防ぐ栄養価があるかもしれないと感じました。実際はどうか分かりませんので、これから研究所と連携してこのような風味の成分や効能などを調べていけたらと考えております。
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ハウス栽培と露地栽培(美郷町6.22)

セル成型苗を利用した、ほうれん草の移植栽培。今、秋田県美郷町で雨よけハウスと露地栽培の2つの栽培を試しています。露地栽培は1畝45mが3本、ハウスは45mハウスが4棟。例によって今回も作り過ぎちゃってます。とにかく実際に作って見て、改善すべきところを見極める。それが今私のやるべきことです。写真の雨よけハウス、一番向こうまで100mあります。作りごたえあります。疲れます。
 

 


私の審美眼

 秋田は美郷町でのほうれん草生産、5月の連休に定植してからはや1ヶ月となりました。露地にこだわるジャグロンズほうれん草、現在収穫中ですが、無農薬栽培もちょっとキビシクなってきました。ヨトウムシの卵塊(卵のかたまり)が葉の裏に見受けられますし、地際が褐変(かっぺん:褐色に変色していること)している株もあります。罹病(病気になること)の初期段階です。
 5月25日に名古屋から秋田にANAで飛び、ほうれん草生産の立ち上げに取り組んでいますが、26日に雨よけハウスに定植したほうれん草ももうすぐ収穫を迎えます。
 美しい物を作りたい。ほうれん草にも美しさがあります。私は、ずっしりがっしりした、葉の厚いほうれん草を美しく感じます。細くてぱさぱさしたほうれん草が多い昨今、この形質は、お客様も気に入っていただいております。露地で株間(株と株の間隔)を贅沢にとって作ることでこのようなほうれん草が出来るのですが、温度が高い季節でのほうれん草生産では、水分制御が鍵となります。病気を防ぐには、雨よけハウスの栽培が必須となります。「露地野菜の美しさをハウス栽培で実現する」。これが、今の技術追求のテーマです。
 いま、色々と工夫して、藤原型ハウスを考案・実践中です。藤原型ハウスについては改めて紹介させていただきたいと思います。


Jagronsほうれん草「サマータイプ」

ジャグロンズほうれん草(移植栽培+無農薬栽培)
ほうれん草の収穫を開始しました。今回のほうれん草は、露地栽培にこだわり、完全無農薬栽培で作った、移植栽培ほうれん草です。野菜には最高の土と言われる黒ボク土壌の畑で時間をかけてじっくり作ったほうれん草です。夏の栽培では、糖度は上がりませんでしたが、食べた感じ苦みが少なく食べやすいほうれん草になったというのが私自身の感想です。冬のほうれん草が、ハーゲンダーツアイスクリームだとすれば、今回のほうれん草は、天然湧水を利用したかき氷に例えることが出来るのではないでしょうか。「清涼感のある味」それが今回のほうれん草のポイントかと思います。
今の時期に完全無農薬栽培の物を提供するというのもジャグロンズほうれん草の特徴です。これからも、本当に必要なとき以外は農薬を使わず、食べていただくお客様の視点に立ったほうれん草作りに心がけたいと思います。
 




紙マルチ(日清オイリオタイプ)の活用

日清オイリオ様http://www.nisshin-oillio.com/から、ご提供いただいた畑作用紙マルチ。現在、ほうれん草の移植栽培に活用できるかどうか試しております。畑作用紙マルチは、これまで、大洋製紙様http://www.sanyopaper.co.jp/の畑用紙マルチを使ったことがありますが、これら2つは全く違った資材です。三洋製紙様の素材は、ジャグロンズでも使用している水稲用紙マルチをエンボス加工して縮を少なくしたもので、基本的には段ボールと同様の素材です。これに対して、日清オイリオ様のそれは、ナシやリンゴなどの、果実の袋かけに用いる紙を素材とした紙マルチで、日清オイリオ様の油の利用技術が活かされているわけです。6月3日に畑に設置し、昨日ほうれん草の苗を定植しました。今日(5日)は、ミスト灌水により十分な水をかけました。使った感じですが、非常に軽くて使いやすい。というのがはじめの印象です。ポリマルチ用のマルチャーできれいに設置できました。それに、灌水した際の感じも非常によい感じです。水を吸いますが、灌水後の紙の表面はさらっとした感じですぐに乾きます。おいしいホウレンソウにこだわる私にとって、常識的には不可能な要素が強い、夏場の露地栽培ほうれん草生産の実用化が夢ですが、私の移植栽培技術とこの紙マルチの活用を組み合わせることで、不可能が可能になる手応えを感じています。私の夢だけでなく、この資材を開発され、現在普及活動に尽力されている西田さんの夢の実現に向けてジャグロンズが大きな一歩を踏み出そうとしています。
 

 


黒ボク土壌

粘土質で水持ちの良い沖積土壌は稲作に、水はけの良い火山灰土壌は畑作にそれぞれ適していることが知られています。火山灰土壌の中でも野菜作に適した一級品の土壌、それが黒ボク土壌です。黒ボク土は日本人女性の黒髪のような真っ黒な美しい色をしていますが、それは長い間堆積した植物由来の腐植という構成成分が含まれるため。黒ボク土壌ではおいしいホウレンソウがとれることが知られています。
一級品のほうれん草を作るための条件は整いました。
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ネズミの食害

ほうれん草の発芽管理で苗箱を積んでいる3日間の間に小さな小さな二十日ネズミがやってきて、はじっこの種を食べてしまいました。これはわたしも初めての経験です。
 


ここにもいたワルガラス!!

レストラン用に美郷町で作っている露地ほうれん草。早朝べたかげに穴があいているのを発見しました。どうやらカラスの仕業のようです。親の話では、近頃、アメリカガラスという悪いカラスが出没していて、それは、くちばしは太く(ハシブトガラス?)、しゃがれ声のカラスだと言うこと(ハシボソガラス?)。日本には真っ黒いカラスはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類しかいないはずです(あとはもう一種類ホシガラスというのがいたような気がします−元野鳥観察会会員でした−)。もしこれ以外の種類なら学会発表もの?!。夕方に中耕作業をしていると、近くでガザガサ音がします。いました、2羽のワルガラスコンビ!!また悪さをした形跡があります。これは紛れもなくハシボソガラスです。早速防鳥用の糸を張りました。もう悪さをしませんように。
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ほうれん草の移植栽培 in 美郷町5.26

ゴールデンウイークに種を播いた苗を植えました。植え付けは順調に進み無事完了。あとは、灌水がうまくいくか否かにかかってます。ディスクフィルターをかませてないのがないのがっちょっと心配です。
 


Spinach Garden → Paddy Field

昨日Spinach Garden が Paddy Field (http://en.wikipedia.org/wiki/Paddy_field)に一変しました。幅30m奥行き100mあります。
ほうれん草の裏作として、水稲を選びました。余った苗をもらったので稲の品種はコシヒカリです。この品種は、施肥量が多くなるとすぐに倒れます。今回は肥料を与えていませんがほうれん草後なのでたぶん倒れると思います。来年は、ほうれん草後の米づくりは、紙マルチ栽培で餅米あたりがよいのではないかとも考えております。

  



ほうれん草 プレミアムパック

お客様のご要望をお聞きしていると、時々どうしたら分からなくなることがあります。そのときは、私の畑に来て、実物を直に見ていただきます。そうこうしているうちに、お客様がどのようにほうれん草を利用していただいているかが分かってきます。そして生まれた「プレミアムパック」。これは、魚介類や肉などをほうれん草に包んで調理することを前提に企画しました。お店に納入させていただくまでの手間がかかりますし、ほうれん草の廃棄率も多くなってしまいますが、お客様により満足していただくことを考えた商品でもあります。この商品が右の写真(ラ・パルム・ドール様ご提供)のような作品に変身します。なお、箱の手前の色の薄いほうれん草は、油で炒めたりするときに使っていただく、乾物率が高い甘いほうれん草です。
 


Jagrons「ほうれん草」=移植栽培

 ジャグロンズほうれん草セル成型苗育苗という育苗方法を導入した移植栽培ほうれん草です。私たちは、セル成型苗を利用した移植栽培技術の導入を核とした独自の栽培方法によって、一般のホウレンソウ栽培ではあり得なかった、糖度12〜14度(Brix%)のほうれん草を生産することに成功しました(ただし、測定部位は葉柄基部、2006年度12月〜3月収穫で確認)。初めて食べるフルーツのような甘いほうれん草。未知の世界の「フルーツ・スピナッチ」を是非一度おためし下さい。
注)ほうれん草の糖度は、生育ステージによって個々に異なります。8度(Brix%)以上を目安に収穫して、出荷させて頂いております。遠方発送のお客様には、事前に畑の状況をお知らせしてからお届けさせていただきます。
  

  

                   ほうれん草の糖度測定方法はこちら↓

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