●今日は、久しぶりに、朝から自分のスタンダードな、規則での1日を始めることができた。
●日の出を見ながらの作務は、気持ちがいい。
●ところで、収納スペースなどを考えるとき、よく、デットスペースの有効利用が賢い収納術として紹介されることがある。デットスペースは、文字通り、「活用されていない空間」のことである。
●ここ数日、生活してきた中で気づいたこと。それは、一日の中での「時間のデットスペース」の存在である。銀行での駐車場待ちや、ATM待ちも「時間のデットスペース」、銀行の係りの人に聞いたところ、朝の9時から10時が最もスムーズな流れで利用できるそうである。銀行は、この時間に利用することで30分は「時間のデットスペース」をなくすことができそうである。
●それよりも僕にとって最も効率の悪い時間帯は、夜である。食事をしてから、うとうとしたりしているうちにあっという間に、3時間4時間が過ぎてしまっている。「水木しげる」さん風に表現したら、何か時間を盗みにくる妖怪「時間ぬすみ(勝手に僕が名付けました)」がいるようでもある。
●この妖怪は、一人暮らしの夜に出て来やすいので、現在、独り身で深草庵での修行中の身である私にとっては大きな問題だ。一日の疲れがピークに達しているからなのだろう。食事を済ませて、風呂入って早くねる。これが最も適切な妖怪「時間ぬすみ」対策であるように思う。
●もっとも、この妖怪「時間ぬすみ」は、家族の団らんに弱い。家族そろってのひとときの場にはあんまりこの妖怪は現れない。なぜって、その時間は、もはや無駄な「時間のデットスペース」ではないのだから。