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稲籾の発芽特性

●稲籾はどのように発芽するのか?
●再生紙マルチ水稲直播栽培の技術の要は、そのメカニズムを知りその情報を十分に活用する事にあります。
●かつて、何かの文献で読んだことがあります。「稲籾は、水の中では芽から発芽し、空気が多い場合は根から出芽する」の様な内容だったと思います。
●大坂さんの、孵卵機を借りて30℃の恒温環境で出芽の実験を行いました。
●実験の結果、予め15℃の水に6日程度浸漬した後、含水率15%まで乾燥させた籾を、利用することで、マルチシート敷設後2日以内で発芽させることが出来ることを確認しました。
●しかし、出芽後の水位が問題。発芽は芽からでますが、水が多い(籾が水中にある)と、芽がどんどん伸びていつまでたっても根が伸びてきません。反対に籾が空気中にあると、根がどんどん伸びて芽は太く短くなります。ちょっとでも水があると根は伸びてきません。
●来年は、大坂さんにお米を作っていただく予定。大坂さんも今回の実験で、稲籾の発芽後の生育特性を目で見て理解していただけたと思います。
 

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2009年10月05日 21:35に投稿されたエントリーのページです。

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