Jagrons 農業技術を追求しおいしさと健康と文化を創造する


イチゴ「桃薫」とうどんこ病

同じ圃場の「章姫」や「宝交早生」には全く出ないが、「桃薫」はイチゴうどんこ病(Sphaerotheca aphanis (Wollroth) Braun var.aphanis (糸状菌 子のう菌類))が出やすいようだ。比較的低温性の病原菌であり、胞子の発芽は0度前後の低温に遭遇してから20度前後の温度帯に遭遇すると最も良くなる。現在、夜間3度前後日中20度前後。イチゴうどんこ病原菌にとって最も発生しやすい温度である。現在「カリグリーン」剤をスポット散布して効果を確かめたが、効果が認められたので明日は動噴散布で対処する。ちょっと桃薫には厳しい低温であるが、がんばれ「桃薫」!!
しかし、、、この病原菌は絶対寄生菌である。感染は苗屋の仕業であることは確実(やられたな!!)。来年は涼しい秋田の圃場で自前で育苗するので、この病気は要チェックである。

●↑果房に発生したイチゴうどんこ病

●↑表は赤褐色の斑点が認められ、しばらくすると裏側に白い粉を観察することが出来る。

■トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.jagrons.com/mt/mt-tb.cgi/1211

■コメントを投稿

(初めてコメントしたいただいた際は、コメントを表示する前に確認作業をしております。その際はしばらくお待ちください。)







■About

2011年12月26日 21:50に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「これが「ブラック・アイ」だ!!」です。

次の投稿は「12月15日の「桃薫」」です。

 

Powered by
Movable Type 3.34