●朝仕事の合間のラジオから、ヘーゲルの弁証法についての解説が流れてきた。20年前に大学の哲学の授業で勉強したなあ。と懐かしく聞いていた。ドイツの合理的思想がここに詰まっている。
●ヘーゲルの弁証法は、一見矛盾する異質の個性が、お互いを理解しようと対話を始めたとき、新しい価値が生まれることを示している。
●若いとき、似たような仲間で集まって仲良しクラブをするのも良いが、一人で、外に飛び出して、色々刺激を受けることは、自分を成長させる上で本当に大きな意味を持つように思う。
●自分が何をやりたいのか?、自分はどのように生きたいのか?、自分が何者なのか?そんな、哲学的思考を持ち始めた若者(年齢的に若くなくても)は、是非、一人になってじっくり考えて(テーゼ)、そして、全く知らない仕事や異国の地に旅してみるのも良いかもしれない。そこで出会った異質の考えや見聞(アンチテーゼ)は、きっとその後の自分にとって大切な宝物(ジュンテーゼ)になるに違いない。
●ヘーゲルの弁証法は、いろんな場面で役に立つ思考法です。哲学ってちょっと抽象的で分かりにくいところがあるけれど、抽象的であるが故に、いろんな場面での応用が利くと言ったメリットもあるように思います。