Jagrons 農業技術を追求しおいしさと健康と文化を創造する


ダイズ葉焼病

 
●今年は、雨が多く枝豆の病気が発生しやすい夏でした。枝豆の圃場の一部に病害発生。早速つくばの作物研に連絡したところ、小松チーム長に対応いただき東北農業研究センターの兼松さんを紹介いただきました。メール添付で写真を送って診てもらったところ、葉焼病の可能性が高いとのこと。2日後に、研究チームの山本さんが現地圃場を調べにやってきて頂きました。
●枝豆畑の根っこを引き抜くと、根粒菌があまり付いていません。山本さんが根粒菌をつぶしてみると、中は腐っています。他の根粒には、フタスジノミハムシの幼虫が入って中を食害していました。
●山本さんの見解は、まずはじめに、生理障害としての窒素欠乏が起き、その後、細菌であるXanthomonus campestrisが感染し葉焼病の症状が現れた。窒素欠乏の原因は、根粒菌の働きが弱いことこの原因として土壌pH(酸性土壌)の影響も考えられましたが、ほぼpH6弱であったことからその可能性は排除して良いようです。いわゆる連作障害圃場ではこのような病害もでやすいようです。これまでの作付け履歴からして来年は、別の作物を作付けしてみようと考えてます。

■トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.jagrons.com/mt/mt-tb.cgi/798

■コメントを投稿

(初めてコメントしたいただいた際は、コメントを表示する前に確認作業をしております。その際はしばらくお待ちください。)







■About

2009年08月16日 22:10に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「キャベツ黒すす病に関する一考察」です。

次の投稿は「残暑お見舞い申し上げます」です。

 

Powered by
Movable Type 3.34