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自転車に後ろ向きに乗る

●子供の頃、自転車の荷台に後ろ向きに載って(二人乗り)遊んだ経験を思い出した。ジャグロンズのメンバーに聞いたら、誰一人そんな経験はないのだという。そこで、外に出て荷台への後ろ乗りを経験してもらうことにした。体が大きい人もいるので、原付の荷台に腰掛けてちょっとだけ農道で走ってみた。私は前向きでバイクの運転手。

●私の背中に背中を押しつけて乗るメンバー、前屈みで荷台にしがみつくメンバーそれぞれの乗り方はみな違うことに気がついた。そして、感想を聞いてみると、どこで曲がるかわからないので怖い、との感想が一番多かった。

●何でこんなことを体験してもらったのか。私はあることを感じて欲しかった。ジャグロンズは活動の浅い農業ベンチャー企業。常勤の構成員のメンバーは皆生産者(経営者)。一人でも、受け身で活動したら、めまぐるしく変わる情勢にとてもついてはこれない。「トップの指示がや方向がころころ変わる」とか「先が見えない」とか不満ばかりが積もるに違いない。

●それは、まさにオートバイの後ろに後ろ向きで乗るようなものである。大きな車(大企業)なら後ろ向きに座っても全然怖くもないし問題にもならない。しかし、これから上昇していかなければならないベンチャー企業は常に最適解を求めて変化(進化)を続けることが宿命なのである。進化のできない企業は滅びる。「現状維持」はそれすなわち「後退」を意味する。

●ベンチャー企業でいい仕事をして楽しくやっていくためには、常に攻めの姿勢が不可欠である。ジャグロンズのメンバーには自転車を後ろ向きに乗るようなことはして欲しくない。そう感じたので私が小学校時代に体験したことを皆に体験してもらったのである。

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■コメント (1)

船谷哲司:

ご無沙汰しています。船谷です。
いつも楽しく拝読させていただいております。今回の、とても中身の濃い話、非常に共感いたしました。うちの社員にも聞かせたい(体感させたい?)話ですね。これからもよろしくお願いいたします。



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2009年11月14日 00:37に投稿されたエントリーのページです。

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