Jagrons 農業技術を追求しおいしさと健康と文化を創造する


世の中すごい人がいるものだ!!

●昨日、オイシックスさん主催のN1サミットという会議に参加した。そこで、プレゼンをされたのが、川田建次さん。このお名前は、ペンネームで、本名は道法正徳さん。この方、無肥料で果樹を作る農法のプロであり伝道師でもある。永田農法や万田酵素などでも活躍した経緯を持ち多くの農法に造詣のある方である。●道法さんの農法は、ズバリ窒素を使わない農法。重要なのは「温度」と「水」と主張する。道法さんは窒素の役割を完全否定しているが、よくよく聞いてみると有機肥料、無機肥料についていっているのであることが分かった。窒素が全くない状態で植物は体を構成することが出来ない。もしそれが出来たら「錬金術である」。道法さんの農法は、これまでの農法ではなかなか活かすことの出来ない「地力窒素」または「空気中の窒素」(実はこれを元に化学肥料は作られている)を植物の力を発揮させて吸収出来るように栽培管理する農法であることが理解できた。●学術的に言葉の使い方に誤解を生むところがあるが、考え方は全く間違っていない。独特の話術とユーモアのセンスをもった「道法正徳さん」。こんな方がいっぱいいたら日本の農業はもっとワクワク楽しいものになるに違いない。世の中にはすごい人がいるものだ。私たちもそんなふうに言われるよう、日々研鑽してゆきたいと思う。

■トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.jagrons.com/mt/mt-tb.cgi/953

■コメント (2)

Ito:

N1サミットお疲れ様でした。
山梨のItoです。
3次会は、川田さんと意気投合し遅くまで沢山飲みましたよ。おもしろいオッチャンでした。
 また、機会がございましたら藤原さんの楽しいお話をお聞かせください。



 ご無沙汰しています。広島の、川田建次こと道法 正徳です。
 アミノ酸には「Nがあるからアミノ酸生成には、絶対チッ素の施用が必要」といってましたが「やっぱり正しくなかったですよ」。
 最近の研究では「熱と炭酸ガスが反応すれば、ピルビン酸が造られて有機物ができる」とのことです。
 クエン酸回路で、アミノ酸ができて植物ホルモンに変わるのです。チッ素がなくても、植物は育つのです。
 しいて言えば、空気中や土壌中にある自然界のチッ素以上のものが加わると病気になるのです。
 一歩譲っての意見ですがいかがでしょうか。



■コメントを投稿

(初めてコメントしたいただいた際は、コメントを表示する前に確認作業をしております。その際はしばらくお待ちください。)







■About

2010年03月19日 09:22に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「野菜のブランドとブーム」です。

次の投稿は「生産現場における農業研修とは何か?」です。

 

Powered by
Movable Type 3.34