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生産現場における農業研修とは何か?

●今日は、インターン生の駒澤将太君が研修を終えて帰っていった。規程の研修手当をうけとって帰っていった。彼は、1ヶ月間よく頑張ってくれた。研修手当の2倍以上の仕事をしてくれたと思う。お疲れさまでした。
●そして、午後、また一人研修希望の若者が訪ねてきた。現在、他の組織で有機農業の研修を受けているといる。よくよく聞いてみると、研修は1日8時間で無給だという。私たちは少し疑問に思った。お金にならないことをしても研修になるのだろうか?と。農業研修は、実戦のガチンコ勝負の中で鍛えられて初めて血となり肉となるのではないか?無給でお客様待遇だとしたらそれは本人にとって何にもならないようにも思う。
●農業研修とは、農作業それ自体にどれくらいの経済価値があるかを身をもって感じることだと私は考える。ジャグロンズの農作業アナリスト馬野がまとめた、作業価値表から算出される手当で、農作業の価値を知ってもらう。それが、ジャグロンズでの農業研修である。農業は頭を使ってなんぼの仕事である。単純作業の価値を身をもって感じることで、「農」の現場でより価値のある仕事を創造すること。それが、ジャグロンズでの農業研修の目的とするところである。
●お金を意識することの出来ない農業研修は、真の農業研修ではないのではないか?もしかして都合良く使われているだけではないか?そんな疑問が脳裏をよぎる。かくいう私も、以前大変な時期は、無給で研修を申し出ていただいた方に農作業を手伝っていただいた経験がある。あのときは、私たち自身、個々の農作業の価値を十分に把握できていなかったようにも思う。
●一つ一つの作業に客観的価値を持たせ、それによって対価を支払う。これによって、要領の良い人は時給換算で支払額が多く、ゆっくりやりたい人は支給額がそれ相応になるのである。このように私たちの研修システムは、極めてフェアで客観的なものであると思う。今のジャグロンズ、結構いい感じになってきているような気がする。

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2010年03月21日 20:57に投稿されたエントリーのページです。

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