●二戸さんは、あきたこまち、コシヒカリ、ササニシキの他、多くの種類のお米を作っている。
中でも、北東北では作りにくいと言われるコシヒカリ(最上町は北東北に限りなく近い)を、8〜9俵/10aを難なく作りこなすほか、今では栽培が少なくなったササニシキの生産も手がける。
●ササニシキについては、収量性の高い品種であるが、稲熱病に弱いのと桿が柔らかいために倒れやすいことが難点とのこと。また、コシヒカリについては、桿が伸びやすいのが、倒伏の原因と説明。どんな米でも、その品種特性をふまえた栽培により無駄のない合理的な米づくりを実践している。