●このイチゴ、「美しいと思う」。品種は「章姫」、ちょっと時季はずれの栽培をして小粒の果実を数個つけてならしている。写真は12月17日のものだが、赤と白との散らばり具合がいい。
●日本国の純国産観賞魚である錦鯉の世界では、「紅白に始まり紅白に終わる。」との言葉がある。このように赤と白とのコントラストは「美」にとって重要な要素。この画像、色目がぼけているので(色目がはっきり分かれることを良しとする)錦鯉的には価値の低いものとなるが、私は、この色目の「惚け具合」に水墨画的「美」と国の花である桜の「美」を感じるのである。
●アート農業を標榜するジャグロンズの藤原としては、このような美しい外観をみて、イチゴが食べたくなる(パブロフ犬?)のような食文化の創造に寄与したいと思うのである。
■12月30日、桃薫生みの親でイチゴ博士の野口さんが農場に来てくれた。そして、このイチゴ(もう真っ赤になっていた)を一個ずつ食べてみた。なんか違う。「章姫」ではない。そして野口さんの先入観なしの感覚では、「とちおとめ」でなないかとの感想。苗屋が間違って売ったのかもしれない?