●今回の話題は、人との出会いならぬ、本との出会いについて。
●「人との出会いは、第一印象で決まる」とは使い古された言葉ではあるが、本との出会いは本の題名によるところが大きい。
●人との出会いに関して、単に近くに座っていたりすれ違ったりするのは物理的に出会ったことにななるだろうが、人とのつながりは生まれない。同様に、本も手に持っているだけや積んでおくだけでは、物理的な出会いにとどまる。
●出会いの意味をなすのは、「この人と話したい」、「一緒に何かしたい」というような気持ちが生まれるのが大事なように、本については「読んでみたい」「どんなことが書いているのだろう」といった気持ちが持てることが必要である。
●ということで、数カ月前に何かのついでにふらっと立ち寄ったBookOFF。そこで、手にしたのが、アル・ライズ/ジャック・トラウト 共著 新井喜美夫 訳(東急エージェンシー発行1994)、マーケティング22の法則というもの。
●大変興味深い記事が満載の本であった。この本を読んで、少しの知識を得たことで、私自身、普段の生活の中でも、他業種のマーケティングへの取り組みなどについて、多くの気付きがもたらされるようになった。
●ところで、私は、あまり短期間でまとめて本を読むことはしない。何かの作業の合間や、人を待つ時間に生まれる細切れの時間を利用して本を読む。5分から15分程度の、普段捨ててしまっている時間が、お宝になるのである。この方法で、1ヶ月あれば余裕で300項程度の本は完読することができる。