●ジャパン・アグロノミスツ株式会社の第7期決算が終わった。やっと、経営者の一歩を踏み出した感のある内容であった。
●小さな会社は、経営者や社員一人の存在で大きく業績が左右される。次の取り組みは、人材育成。ただし、社長の言うことをよく聞く人材を育てるのではない。社長に数字で自分の考えを通せる人材を育成する。
●農作業を通して、頭を使いながら身体を動かす一方で、一心不乱に勉強してもらう。最短2年、最長5年の期間で研修に励んでもらうが、研修修了のハードルは高い。人事院の実施する公務員採用試験(農学)、またはそれに準ずる各都道府県の実施する試験をパスすることが、課せられるのだ。
●期間中、パスできなければ研修はドロップアウト。パスできれば、会社のスタッフとして採用され、次のアグロノミスト育成プログラムまたは農業経営者育成プログラムに進む選択肢を得ることができる。もちろん研修を修了してそのまま、公務員として生きる道も選べる。
●研修生は、安定した身分の社員ではないので収入も少ないが、その中でやりくりできるようにジャグロンズも全力でバックアップする。
●ただ今造成中の研修寮は、農場隣接型なので、通勤(通学?)の時間が省け、農業の現場と農学の習得に全エネルギーを集中うしてもらうための施設。今年度中に風呂も作る予定である。
●若くして、ジャグロンズに身を投じ、一心不乱に学んだ結果、アグロノミスト(技術者)または農業経営者になれなかったとしても、公務員として生計を立てることができたら悪くないだろうというのが藤原の考えだ。
●これからのジャグロンズの研修はユニークである。勉強を教えない。自分で学んでもらう。人間修養の場を提供するだけである。
●さあこれからどんなドラマが繰り広げられるのか楽しみである。
○造成中の様子。中尾建設の中尾社長に協力してもらった。ここに、1戸建てエアコン付きのスーパーハウスが2棟設置される予定。↓