先日、公的農業政策の支援事業の関係で、町役場にお伺いしたところ、農協の高橋さんを紹介していただいた。公的サービスを受けるのに、私たちと同様の営利事業を営む農協さんにお世話になるのは非常に恐縮した。私が逆の立場なら、そこまでしてあげられるだろうかと思った。そこで、入力様式(エクセル形式)のファイルを頂き、自分で書類を作成することにした。●このフォーム、非常によくできている。誰が作ったのだろうと興味がわき、調べてみた。県の担当者も、町の担当者もそんな形式は知らないと言う。高橋さんが、自分で作ったもののようである。農業が厳しいこのご時世、何かと批判の矢面に立たされる農協さん。伊達に避難を受けているわけではない。公的機関がやっても良いようなサービスもこなしてくれている。このようなサービス事業には、町の税金を使っても良いのでないだろうか。町から、農政の担当者を農協さんに出向させるだけでも、かなり効果は現れそうである。そういえば、紙マルチ直播栽培でおつきあいを頂いている山形県最上町役場の石山さんは、農協出向経験がおありであることを思い出した。●役人の世界では、やるべき仕事を他に回して仕事をいかに少なくするかに能力が使われる傾向があることを、思い出した。農協さんも公的職務は、役所等に回して、あいた時間を生産者の作った農作物を適正価格で売り込むことに回したらもっと農業の現場は活気付くようにも思う。●最近色々とお世話になっている美郷町役場の農政課の奥山さんは、4月から新しく移動になってこられたばかり。一刻も早く農政のプロとして農協の高橋さんを超えるサービスをこなせるようになってほしいと思う。僕自身役に立てることがあれば何か力になれたらとも思う。●農協さんも、役場の農政課の職員のみなさんも仕事が面白くてしょうがなくなるような農業生産の現場。そんな現場を作り上げることを夢に掲げて私たちジャグロンズは、微力であるが日々の活動を続けていきたいと思う。