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「欠点」を「チャーミングポイント」に!

●人が集まって何かに共同で取り組む。そんな場合を想定してみる。人は千差万別、10人の集団なら一つの物差しを当てると、1番から10番まで順位が生まれる。人には必ずその人の良さがある。私は、10人に物差しを当てたら、10人すべて漏れなくベスト3に入ることの出来る8本の「物差し」を創りたいと考えている。
●数字は、争いを避けることの出来るすばらしい道具である。特に数字に基ずく順位付けは、フェアである。たとえば、スポーツの世界、私は、これまでボクシングや柔道などの審判がジャッジするスポーツで、納得行かないジャッジをこれまで何度か目にしたことがある。審判の着眼点や審判方法が変わることによる結果であろうが、人が変わったら判断結果が変わるようなスポーツはまだまだシステムの完成度が低いものだと思う。これに対して、陸上競技や水泳はきわめて単純明快で明瞭なジャッジが行われる。ボルト選手の記録も絶対的であり究極の記録である。
●人を順位付けする事を否定する考えもあるだろう。しかし、人生を楽しむには順位は不可欠だと思う。また、順位や数字のない世界では争いごとが起こるような気がする。現状や相対的な違いを客観的に判断するツールが数字なので、客観的判断が伴わない状態は、集団生活の中では、お互いの現状認識を統一することが出来ず、お互いの認識の相違に基ずく不満が争いに発展する可能性があるからである。
●集団の中で、自分の強みと弱みを客観的に認識すること。これは、極めて重要なことである。自分の強みを認識することで人は「自分に自信を持てる」、そして自分の弱みを認識する事で人は、「謙虚になれる」。自分に自信があってなおかつ謙虚になれる人間は、人の「欠点」も「チャーミングポイント」に変えて見て取ることが出来ようになる。そんな人材が組織の中で伸びていく人材であると思う。

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2009年08月29日 09:50に投稿されたエントリーのページです。

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