●現在のジャグロンズの農業におけるモノづくりの基本コンセプトは、水田を活用した野菜作りであり、露地野菜生産がメインである。露地野菜は天候、殊に夏から秋にかけての台風に極端に弱い。このリスクを避けて地域に根ざした農業生産をするには施設園芸が選択の一つ。しかし私たちジャグロンズは、あえて施設生産を選択せずに、生産拠点をリレーする「渡り鳥農業」を選択した。
●「渡り鳥農業」は、一見非効率のように見える。実際、ビジネスに造詣の深い何人かの方々からその非効率さを指摘されたことがある。しかし、味方によっては多くの利点がある。これから、「渡り鳥農業」の良さについて少しずつ紹介していきたい考えている。