●秋田出身のわたくし藤原が三重に来て一番驚いたのは、台風のパワーのすごさ。平成6年の秋、信号が45度に曲がっているのをみてそのすごさを視覚的に感じ取ったことを覚えている。
●秋田では最近豪雪が続いているが、東京で降る雪と違って、いつも雪の多い地域では、大雪も何事もなくすぎてゆく。しかし、今年は、油断してしまいハウスが一棟、雪で潰れてしまった。
●三重県に本拠地を置くジャグロンズは、新農場を開設して以来、現在もスタッフ全員で設備インフラを整えている。先日から、新しく50mサイズの総合育苗ハウス、それに機械庫とコンテナ庫の増設に取りかかっている。どれも不夜城的に完成しつつあるが、気をつけなければならないことがある。夏から秋にかけての三重の気候は、「強風」と「大雨」が特徴。これが分かっているにもかかわらず、脆弱な排水基盤整備とハウスの補強不十分は、天災を招く。いや、これは人災である。
●農業は、自然の中の波乗りである。畏怖の念を抱きながら向き合っていかなければならない。