●ジャグロンズの拠点がある三重県津市安濃町浄土寺地区。畑地帯が多いこの地区では、田んぼと異なり畑の地目の作り手が不足している。最近、高齢化に伴いその傾向が顕著である。
●先日、浄土寺地区で畑地を探している農業関連業者にイチャモンをつけられた。イチャモンの内容は割愛するとして、土地を使いたいが、三角地ではだめだとか、排水が良くなければだめだとかうるさい。突然やってきて無理を言うその業者には愛想を尽かした。
●ジャグロンズのメインフィールドは約1haのまとまった土地(農地)。この使用権は1軒の地主さんから借用している。この他に、創業時の生産拠点だった太田地区の1軒の地主さんから1.2haのまとまった土地を使わせていただいている。この他に浄土寺地区の7軒の地主さんの約70aの農地(畑地)を管理させていただいている。この70aの土地は、三角地や飛び地などが多く決して生産効率の良い環境ではない。しかし、7軒の地主さんは、浄土寺地区の集落の軒数の約10%に当たる。私は、農業を行う土地のことをもっと知りたいし、その土地の歴史にも関心がある。農地を荒らさずにふかふかの土づくりをして、地力を維持するのが私の役割。そして地元でできた野菜を通してこれまで以上に地域の皆さんとつながりを持つことが私の夢。そういった意味で、私にとってこの70aは重要な土地なのである。
●その地区の先人が長い間、守ってきた土地に、いきなり外部の人間が飛び込んできて好き勝手やってうまくやっていくのは難しいと思う。件の農業関連業者の方にはその辺を理解してもらいたい。