Jagrons 農業技術を追求しおいしさと健康と文化を創造する

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嬉しい便り(電話とはがき)

●先日、ジャグロンズの盟友から電話があった。思わぬ不幸が重なったため、連絡する気力がなかったとのこと。そして、これまでの経緯を話してくれた。
●盟友とは、連絡がとれなくなって1ヶ月ほど経っていた。勇気を振り絞って一歩を踏み出してくれたことに感謝すると共に嬉しい気持ちが湧いてきた。
●そういえば、農業現場での活動を開始してすぐのこと、身内の大きな構造的変化を機に、年賀状のやりとりをやめてしまった経緯がある。あれから9年、数百あった年賀状の発送も現在はゼロ。また何かの機会に開始できたらと思うが、現在未だにゼロ更新中。
●そういった中でも、商売とは関係なしに一途に年賀状をくださる方々がいる。その心意気に感服する次第である。
●おーい、富山の藤井君、東京の松平君、愛知の河辺君、秋田の畑山さん、和歌山の花田さん、伊賀の前田さん、コチラは元気にやってます〜!!


東京からのお客様、中楯知宏さん、木村文吾さん

2015年1月9日
●今日は、東京から、オイシックスの新人記者、中楯さんと、写真家の木村文吾さんをお迎えした。
●用件は、これから本格的に出荷が始まる益荒男ほうれん草の紹介記事を作成するための取材だ。
●農業の経験や知識がまだ少ない中楯さんは、少し難解な私の説明の理解に苦労しながらも、必死に眠さをこらえていた。私は、研究者として新人の頃のことを思い出した。愛知県農業試験場に、トマトで偉大な業績を残された菅原眞治さんを尋ねた時のことである。当時トマトに関してなんの知識もない私は、説明を受けている時に強い眠気に襲われたのである。科学技術などの専門分野では知識量の差に圧倒的な差があると、知識量の少ない方は、知識を吸収することが難しく、ひたすら眠気に襲われるのだ。
●同じような経験のある私は、中楯さんに親近感を覚えた。中楯さんの場合は、技術や農業に関して、素人的視点から記事を起こすので、一般の野菜の消費者にわかりやすい記事が作れるのではと感じた。これからも農の現場と食卓をつなぐ役割、頑張ってください。
●もう一人のお客さん、プロカメラマンの木村文吾さんは、私に年が近いこともあり、質問が鋭く私のマニアックな話題を関心深く聞いて、かなり理解しておられたように思う。経営的な話題にも関心を持っておられ、会話の中で、なにか私の新しい一面を発見してくれる才能を持った方であった。
●プロカメラマンの木村さんの被写体は、女性とかではなく、「料理と器」とのこと。今回は、生産者の私と、益荒男ほうれん草の写真撮影が、目的であったが、私の話をかなり深くまで掘り下げて理解していただきその上で私の最高の表情を引き出してくれた木村さんには、人物撮影においてもプロの片鱗を垣間見ることができたように思う。
●中楯さん、木村さん、本日はお寒い中お疲れ様でした。お二人の文章と写真が出来上がるのを楽しみにしております。


浅生さん松永さん2014.12.01

●本日は雨。朝携帯電話がなった。浅生ファームの浅尾さんからだ。
●だいぶご無沙汰の浅生さん。要件は、新しい研修生が入ったので紹介したいとのこと。というわけでお迎えしたのが、浅生さんとその研修生の松永さん30歳、現在野菜農家として独立のために研修開始したばかりとのこと。
●農場に、人が集まってくるのは良いことである。将来、私たちの農園が地域農業の情報の交換の場になればとも思う。


尾島一史さんからの贈り物(ドラッカーシリーズ)

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●2006年(平成18年)3月末日のこと。研究所での生活も終盤を迎えた頃、研究所の仕事だけでなく、労働組合の仕事など一緒に過ごす期間が長かった尾島さんから、多くの書籍を頂いた。頂いたのはドラッカーの書籍全5巻。
●尾島さんは農業経営を専門とする研究者で、有機農業に関心をもって仕事をされており、私の進路を応援してくれている人の一人である。
●あれから8年、本棚に寝かしておいたドラッカーの書籍は、熟成していた。
●起業家精神、それにイノベーション、いずれも意識して農業ベンチャーを突き進んできた私の弱点。それは、マネジメントにあることを会社を始めて数年した頃に気づいた。それでも自分のやり方を模索しながらある一定のビジネススタイルにまで到達できた。そして、これまでに積み重ねてきた、マネジメントに端を発する失敗の数々を糧として、いよいよ本格的な人材育成に着手する。
●こうした状況で出会った8年ぶりの書籍は、少し難しい文体で書かれているものの現在の私にとって非常に役立つことが書かれている。書籍が熟成したのではなく、私が少し熟成したのかもしれない。
●まだ1冊めを読み始めたばかりだが、ドラッガーの考えを習得して、いつか、もしドラ「ジャグロンズ」編を著してみたいと思う。「インフォメーション」を「農」の現場に投入して新しい「インテリジェンス」として活用する。これが私たちジャグロンズの活動の特徴の一つである。
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職務質問2014.11.13

※11月14日記す。
●昨日の夜、三重県警の景観に職務質問された。人生2回目の職務質問。
●初めての職務質問体験は、二十歳の頃、深夜2時に藤沢町田線を湘南台から長後方向へ自転車で向かっていた時。神奈川県警の景観に、止められ、乗っていた自転車が盗難車でないか聞かれた。もちろん乗っていたのは自分の自転車である。
●話は戻って、今回の職務質問。三重県津市内安濃町浄土寺地区で、秋田ナンバーのトラック、日も暮れた中でヘルメットにライトを灯しての農作業(定植後のべたがけ張りの作業)。白い布を張っている。十数年前にも怪しい宗教団体が白い布をガードレールに張っているのを津市内で目撃されて話題になったが、それにも少し似た風景である。
●二人組の警官が畑の周りをミニパトで廻って来て、そして畑の前に止まった。逃げたら怪しまれるので私の方から声をかけて近づいていった。そして、事情を説明(作業内容)。警官の話では昨日の夜怪しい人影が目撃されたので調べているのだという。「こういう作業をしている人は他にもいるか」と警官。「いるわけがない」と私が応える。
●そういえば、前日の夜、散歩の人が軽トラに乗って移動中の私に手を降って車を止めた。そして、彼はこう話した。「すぐそこの電信柱で、人が何やらもぞもぞしていたので、ライトを照らしたら、慌てて近くの建物の影に逃げていった。なんだか気味悪く怖くなった」と。私は、ライトを取ってくるからちょっとまっててくださいといって農場へ戻って現場に帰ってみると。彼はもういなくなっていた。
●仕方なく不審者の逃げ込んだ方にいってみると、皓々と明かりが付いている。一人の男がいた。話しかけると、設備屋さんの若旦那のようなので○○さんですよね。と聞くと「はい」と。不審な人物の話をすると、「それは私かもしれない」とのこと。私は、設備屋の親方とはよく話をするが、若旦那はあまり話したことがない。どうもかなり「シャイ」な性格のようである。
●そのことを話したら警官も納得の様子。シャイでも、逃げるような素振りをしてしまっては困る。あの散歩の人はかなり怖い思いをしてしまったようだ。ということで、一見落着。
●警察官いわく「不審者と捕まえようとして何かあって、殺ってしまっても過剰防衛になることがあるのでとにかく逃げて、通報してください。」私は、不審者を捕まえるべく、少し武装していたので。不審者がいなかったことは私にとっても良かったことのように思う。


人との出会い、本との出会い

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●今回の話題は、人との出会いならぬ、本との出会いについて。
●「人との出会いは、第一印象で決まる」とは使い古された言葉ではあるが、本との出会いは本の題名によるところが大きい。
●人との出会いに関して、単に近くに座っていたりすれ違ったりするのは物理的に出会ったことにななるだろうが、人とのつながりは生まれない。同様に、本も手に持っているだけや積んでおくだけでは、物理的な出会いにとどまる。
●出会いの意味をなすのは、「この人と話したい」、「一緒に何かしたい」というような気持ちが生まれるのが大事なように、本については「読んでみたい」「どんなことが書いているのだろう」といった気持ちが持てることが必要である。
●ということで、数カ月前に何かのついでにふらっと立ち寄ったBookOFF。そこで、手にしたのが、アル・ライズ/ジャック・トラウト 共著 新井喜美夫 訳(東急エージェンシー発行1994)、マーケティング22の法則というもの。
●大変興味深い記事が満載の本であった。この本を読んで、少しの知識を得たことで、私自身、普段の生活の中でも、他業種のマーケティングへの取り組みなどについて、多くの気付きがもたらされるようになった。
●ところで、私は、あまり短期間でまとめて本を読むことはしない。何かの作業の合間や、人を待つ時間に生まれる細切れの時間を利用して本を読む。5分から15分程度の、普段捨ててしまっている時間が、お宝になるのである。この方法で、1ヶ月あれば余裕で300項程度の本は完読することができる。


コメリPRO2号店の片岡店長

●コメリPROは農業関連商品を全く取り扱っていない職人向けの店舗である。以前から、資材の購入でお世話になっていたコメリ白塚店の店長片岡さん。今日、津市久居にあるコメリPROに木材を買いに行ったら、そこの店長として頑張っておられた。
●久しぶりにお会いしたので話を聞くと、「コメリPROは、まだ全国に2店舗しかないんです。」とのこと、「第1号店は、前コメリ白塚店、そして第2号店が、前コメリ久居店」とのことである。なんといずれも三重県、そう、コメリPROは三重県にしかないのである。
●ホームセンター激戦区である三重中勢地区。前白塚店は、ホームセンター「トステムビバ」、そして、久居店は、ホームセンター「バロー」とビジネス上の熾烈な争いを繰り広げていたホームセンター「コメリ」。そして「選択と集中」という形で生まれ変わったのが「コメリPRO」、ビジネス的に今後どうなるのか非常に興味のあるところである。
●もちろん、ジャグロンズは、片岡さんを応援します。頑張ってください。
◆なぜ、片岡さんを、応援するかというと、@非常に接客が丁寧であること、A一生懸命仕事に取り組んでいるところ、この2つが決め手である。
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兵庫県からのお客様、桶口さん、加納さん、河野さん

2014年11月5日
●兵庫県から農業改良普及センターの加納卓也さん、河野賢治さん、そして桶口農園の桶口博生さんが、来園。短期研修生として来園された桶口さんには、移植機の植え付け研修と、育苗技術の集中講義を受けていただいた。
●農業経営6年目の桶口さんとは、8年目の私のこれまでの経験と大きく共通するものがあった。
●まずは皆さんで午前中の収穫の研修。市内のレストランや産婦人科クリニック向けのほうれん草を一気に収穫梱包↓
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●植え付け前にミニスコッパーの操作を初体験の桶口さん↓
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●桶口農園と兵庫県赤穂地区農業のご発展をお祈りします。皆様お疲れ様でした。


大分からのお客様、矢野伸太朗さん

●2014年11月4日、1日集中研修生(ジャグロンズブートキャンプ体験コース)として、矢野農園の矢野伸太朗さんをお迎えした。
●梅干し生産から加工販売まで一貫して取り組んでおられる株式会社矢野農園。代表の矢野さんは、農業経営歴20年以上のベテランで、すでに独自のスタイルを確立されている。
●春までに生産面での技術革新として、半自動多条移植機を導入した赤紫蘇の生産工程の合理化と生産性の向上に取り組みたいとのことで来園された。
●年間30トンの梅をすべて自分たちの手で生産加工し、全国の百貨店やネット販売でオールジャパンまたは海外へ販売努力を惜しまない矢野さんには、これからの世の中から求められる農業経営スタイルをいち早く実践している姿が見て取れる。素晴らしいと感じた。
●ブートキャンプ終盤の矢野さん(背後には月が皓々としている)↓
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●全国梅干しコンクール第1位、日本一のお墨付き、矢野農園の「豊の香梅」↓
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●矢野農園様の益々のご発展をお祈りします。矢野さん遠くからお疲れ様でした。
●矢野さんの作った梅干しについて、詳しくはコチラをご覧ください。↓
http://www.yanofarm.com/index.html


畑の哲学者「大河内(オオコオチ)さん」

●今日は午後から、畝立て作業を開始、日の入りと共に作業を終了した。
●ファーム・ジャグロンズ、安濃津農園のある浄土寺地区内には5つのブロックで、合計1.4haの畑がある。
●今日の作業ブロックは、J−OSK20圃場。農場本部から走って2分、歩いて5分のところにある。
●植え付け作業は他のスタッフ数人に任せて、ワンオペ(一人作業)による作業を開始。複数の作業機を操るので、ほ場間を歩いて移動する機会が何度かあった。
●夕方、ほ場間を歩いて移動中、一人のファーマーと挨拶を交わした。その際に、数分だけ会話の機会を得た。そのファーマーは、オオコオチさん、定年後のファーミングを楽しんでいるというその語り口から、なにか知的な職業に就いていた感じが伺える。畑の一部に、じゅうたんやブルーシートを張っている珍しい農法を実践しているようなので、話を聞くと、「土地を休めている」とのこと。なるほど。。。。
●私は、連作障害や、クロップローテーションのプロフェッショナルではないのでこの方法に意味があるのかないのかはよくわからない。わからないけれど「土地を休める」ということについて考える機会を得ることができた。
●土地を休めるのは、連作障害を予防するためとのこと。一般には、連作障害を予防する方法として、同じ土地に2年続けて同じ作物を植えずに異なる作物を植える輪作(クロップローテーション)という技術が採用されている。
●連作障害の原因として挙げられるのは、@土壌肥料成分のバランスが崩れること、A土壌中の病虫害が増えること、B忌地現象(※)によるもの、などが挙げられる。これらの原因を、シートを被せて土地を休めることによって取り除くことができるのだろうか?私にはわからない。
●人間も仕事の疲れを取るのに休暇は必要である。休暇にも一日中寝て過ごす静的な休暇の過ごし方と、仕事と全く関係のない趣味やレジャーにあてて過ごす動的な休暇の過ごし方がある。土地を休めることに例えるならば前者は、シートをかぶせるスタイル?。後者はクロップローテーション?と言ったところであろうか。
●今回の気付きは、またいつか役に立つように思う。
※忌地現象・・・植物自身から分泌される有害物質による生育抑制・阻害現象
※更に詳しく知りたい方は、農水省OBの西尾道徳さんが「化学と生物」に投稿された記事をご参照あれ。(国家公務員採用後のつくばでの新人研修で西尾さんの講義を受けたことを思い出した。懐かしい。)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/23/9/23_9_582/_pdf


伊勢山田青果株式会社の野島律志さん

●2014年10月23日、昨年からお世話になっている伊勢山田青果の野島さんとお会いした。今季の取引の打ち合わせである。昨年は、県内を中心に約6tを出荷した市場流通ブランド「高虎ほうれん草」。来季の生産出荷目標12tを達成するため、今季はサイズを大きくして昨年と同等量の5tをめどに生産する計画である。
●これまではどちらかといえばプレミア路線を得意としてきたジャグロンズの野菜であるが、商圏を決めて、シェアを取っていくオーソドックスなビジネススタイルも、すべて余らすことなく生産物を消費者の皆さんに提供する上で重要なのである。生産者が減っていく中で、地産地消を目指した地場産のほうれん草として県内産のシェアを拡大することが「高虎ほうれん草」のミッションである。
●安濃津農場のある中勢地区とは少し離れた南勢地区にある伊勢山田青果(荷受会社)との連携は、ジャグロンズのほうれん草ビジネスの大きな柱の一つである。軟弱野菜一筋の野島さんとの打ち合わせは常に有意義なものであり、安心して生産に邁進できる元気の源でもある。野島さん、今季もよろしくお願いします。


農業好きの深田さんと赤田さんにお会いして

●2014年10月18日、広島県からの帰り道、昨年電動型移植機を購入いただいた岡山県岡山市の株式会社サンナンに立ち寄り、農業部門担当の深田さんと赤田さんにお会いした。お二人は農業初心者ながら有機農業スタイルに徹しているとのこと。昼食をごちそうになりながらお二人とお話して感じたことは、土作りに関してかなり深く勉強されていて、多くの経験も積まれていることである。一方で、私の方からは冬の光の活用方法についての技術的考え方を紹介させていただいた。ちょっと違った角度からのお話を大変喜んで聞いていただいたうえ、帰りには、微生物資材も分けていただき有意義な時間を過ごすことができた。
●農業生産を考えた時、光、温度、二酸化炭素、水、肥料等、多くの環境を制御することで理想の農作物を作ることができる。現在のジャグロンズのほうれん草づくりでは、豊富な光環境下で温度を制御することで量と質を制御しているように、三重県津市の光環境をフルに活用した生産技術である。深田さんと赤田さんの農業技術は微生物を活用した土作りに特徴がある。
●初めて農業に取り組む時は、多くの失敗がつきものであるが、ひとつだけ言えることがある。好きでやっている農業は、失敗してもそれを糧にできる。農業の技術を、学校の成績に例えると、5教科中、体育だけ100点で、あとの教科は、30点や、数学だけ100点であとの教科は40点のような人がいたとする。これは非常に面白いケーズであり、全教科オール75点の人より将来的な可能性を秘めていると考えるのは私だけであろうか?
●深田さんと赤田さんからは、いろいろな苦労話も聞かせていただいたが、お二人は心底農業が好きで楽しんでおられることがわかった。何か私自身との共通するものを感じた。まだ始めたばかりの農業なのでいろんな面で30点の部分もあると感じた。とはいえ、土作りでは100点に迫る勢いで進歩を続けていると。30点を60点に引き上げるのは簡単なことである。お二人の取り組む農業が今後発展するものと信じている。私も陰ながら応援させていただきたい。


テレビ業界からのお客様(CBC廣瀬さん、柴田さん)

今日は、名古屋から、株式会社CBCクリエーションの制作センター制作部の柴田部長と、ディレクターの廣瀬さんが、ファーム*ジャグロンズ安濃津農園にいらした。食の番組の食材として利用するとのことで、益荒男ほうれん草アフロタイプを一箱(直売パッケージで10袋分)購入いただいた。廣瀬さん柴田さん大人買いありがとうございました。


広島の河野将史さんからのたより


●今日うれしい宅急便が届いた。広島の河野将史さんからの手紙と紅葉饅頭入りの箱には立派なコマツナが入っていた。そして、丁寧な手紙を読んでさらに嬉しくなった。
http://www.jagrons.com/archives/2014/02/post_1139.html
●手紙には、ジャグロンズの、技術戦略面と、ブランディング戦略面が大変参考になったと、河野さん。そして、ジャグロンズ式の移植栽培に挑戦する事を決めたとの殺し文句。2重にうれしい。
●農業経営では、経営者によって、どうしても強いところと弱いところがある。ジャグロンズも同じであるが、河野農園の河野さんは、5年前からジャグロンズのブログのファンでもあったとのことで、目的を持って、4日間の昼夜を問わないハードな研修をクリアしていただき、そして、その体験が、今後の農業経営に役立つと感じていただけたことはうれしいことである。
●↓河野さんの作品(コマツナ:左)とジャグロンズの作品(高虎ほうれん草:右)いずれも市場流通ブランドである。


広島からの研修生


↑河野さん(左)と沖さん(右)
●月曜日から4日間広島からの研修生を受け入れた。
全農広島の着能さんからの強い要望で実現した企画である。
研修生はこれからの広島の農業を背負う人材として、紹介された河野将史さんと沖貴雄さん。
●昼の実地研修と、夜の部の研修(合計9時間)で、みっちり研修を積んでいただいた。
●今後のアグリビジネスのご発展を祈念する。


(故)六笠裕治君を偲んで

●1月19日、近畿中国四国農業研究センターの村上健二さんから連絡が入った。内容は次の通り。
●2014年1月18日、六笠裕治氏が永眠した。享年42歳。
●六笠さんは、北海道農業研究センターの研究者でチーム長などの研究管理の仕事にも携わっていた。
●村上さん、六笠さんは、私と同期入省のメンバーであり、新人研修時代、業務科という部署の歓迎会で、酒の洗礼をうけて意識を失ったり、リバースしたりと、数々の無鉄砲な若き日の思い出がよみがえる。
●平成6年入省組で野菜・茶業試験場(現在、野菜茶業研究所)で6ヶ月研修を受けた5人のメンバーの中で、一番年が近かった六笠さんとは、研究者としてのスタイルは少し違っていたが、日本の農業を思う気持ちは同じ。優秀でスポーツマンで、ストイックなところが持ち味の、何度かの挫折も乗り越えたタフガイであった。
●研究所を退職して、生産現場でのアグロノミストとしての活動を開始してしばらくして、北海道から連絡が入り、新人の研究者の現場研修の受け皿になってくれないかとの申し出を受けたことがあった。タイミングが合わなくて、この研修は実現しなかったが、私はその際に、「藤原さんを真のアグロノミストとして尊敬している」と六笠さんにうち明けられたことを忘れていない。いつか、同じ「農」の現場で一緒に仕事をしてみたかった。
●人生40年は短いようだが、100年も40年も、50歩百歩のような気もする。遅かれ早かれ、人生1スパン。なるようにしかならない。同期入省の農学の徒として、私は残された人生、六笠さんの思いに答えられるように生(活)きたいと思う。
●六笠さんは、生前ジャグロンズのブログの読者でもあった。今は、どこか違うところにいるのだろうけれども、きっと、このブログも読んででもらっていることと思う。六笠さん、またいつか会う日まで、さようなら。きっとまた逢うことになると思うけれども、またの時は、平成6年の夏の出来事で話を盛り上げましょう。
●それではまた。(合掌)。


ジョニーへの手紙(メール)

●ジャグロンズの基幹技術の一つ、電動式多条移植機の活用技術。
●先日、この移植機に関する問い合わせのメールが届いた。どこの国か分からないが、ジョニーという人から。
●求められた情報をメールで返したが、さてどんな反応がくるのだろうか?


福岡の徳安さん

●2日前、福岡の鶴田さんという方からお電話を頂いた。ジャグロンズが使っている電動型多条移植機を使いたいと言うことであった。
●福岡といえば3年前の11月に1件、ジャグロンズ仕様の移植機を納品させていただいたことがある。納品先は福岡の徳安利信さん。徳安さんは、当初小松菜の移植栽培を考えておられたが、現在は、カツオ菜という伝統野菜を移植栽培で生産しておられる。
●早速、鶴田さんに徳安さんを紹介した。いつも元気な徳安さんには、電話の向こうから元気を頂く。だいぶ九州に行っていない。また福岡でお会いすることを楽しみにしている。徳安さん、よろしくお願いします。


鹿児島 大崎機械店 稲葉社長

●マッセイ・ファーガソンMF185(大型トラクタ)で使っていたロータリー(コバシ)が昨年故障、商社系の機械屋さんに修理を依頼するも、下請けの修理屋さんが人ごとの修理で、50a耕起しただけであっけなく使用不可能に、そして以前よりもひどい状態に。(この件は、半年間トラブルになった。コバシロータリー事件)
●そして、半年たって、修理に挑戦してくれる人が見つかった。困ったときの稲葉さん、鹿児島にある大崎機械店の社長である。大崎社長は年に何回か、日本全国を周遊して、機械を調達運搬する「トラック野郎」としての仕事も楽しんでいる。愛車の10トントラックで今回は、西日本から新潟へそして関東へと2000km近くの巡航、今回は一緒にクルージングされていた新婚の奥様を紹介いただいた。
●朝、津市にある安濃津農園で、トラックに積み込まれたロータリーが、鹿児島の整備工場で、生まれ変わるこを願っている。稲葉ご夫妻、今日は、ありがとうございました。


ジャグロンズの原点


●先月の土日祝日限定で、中日本エクシス主催で四日市の御在所パーキングエリア(上り)で開催された、春の台所「旅するマルシエ」というイベントに出店させていただいた。
●両隣に出店されていたのが、「森本工房」の森本朋弘さんと「クアトロギャッツ」の川瀬友作さん(両者ともに岐阜県から)。お二人の出店スタイルは全く対照的であるが、すでに、自分の会社で作った物をお客様にお届けするかたちができあがっている。
●私の出店は1年以上のブランクがあり、お客様に自分たちの商品を効率よくお伝えするスタイルはまだ未完成である。今回はとにかく元気に一生懸命を心がけて無事イベントを終了する事ができた。今回は、岐阜のおふたりのスタイルに接し、そしてアドバイスも頂きながら、何回も回数を重ねるうちに、ジャグロンズ、藤原隆広のスタイルの原型ができたとの手応えをつかむことができた。
●今回の出店で得ることができた2つの宝物。それは、森本さんと川瀬さんから頂いたアドバイスを含むご縁。そして、多くのお客様からの支持や応援。お客様からは、リピート注文だけでなく、ジャグロンズの活動を紹介したいとのありがたい申し出まで頂いた。
●そういえば、ジャグロンズの原点は、「生産小売り事業」である。いろいろ回り道をして来たところもあるけれど、生産現場のスタッフも頑張ってくれたし、これまでで一番充実した1シーズンだった。
●新年度の藤原隆広の抱負、それはジャグロンズの一員として生産現場の地に足をつけながら農産物をお客様に届けるインターフェースとして、「ブリッジビルダー」としての役割をこれまで以上に果たすことである。

↑イベント終了後に森本さん(左)と


高田さんからの電話

●先日、富山の高田さんから、電話を頂いた。以前よりもブログの更新が少ないので、安否を気遣っての電話とのこと。
●こちらは、「旅するマルシエ」終了後でテンションが高かったのでいろいろとこれまでの道のりを話した。
●さて、富山の高田さん。富山県の職員で、私が近畿中国四国農業研究センター勤務時に、依頼研究員として3ヶ月間一緒に仕事をした方である。現在の益荒男ほうれん草の生産技術の要でもある育苗技術に関して、「セル成型苗育苗時の発芽環境と発芽率について」きちんとデータを取り、3ヶ月間という短い間ながら学会発表だけでなく論文発表まで、していただいた仕事のできる方である。
●あのときを懐かしく思いつつも今の仕事にやりがいを感じながら、仕事を黙々とこなす毎日である。


久しぶりの販売会

●本日と明日から始まって、3月の土曜日曜、午前10時から午後5時までの7時間、ネクスコ中日本の御在所パーキングの一角で開催されている旅するマルシエに出店させていただくことになりました。
●今日は久しぶりの直売会でしたが、全く疲れ知らずの1日でした。疲れなかった要因は2つあります。
●一つは、お客さんが元気をくれたこと。パーキングに立ち寄ったお客様は、一期一会のお客様ですが、販売のプロではない生産者の私の話にも大変興味深く耳を傾けてくれるのです。
●そして、もう一つが、隣のお店の川瀬さんという方が、これまで会ったなかで、ずば抜けた販売技術の持ち主であったこと。隣で流れるように繰り出されるお客様への説明は、無駄がなく、大変参考になるものでした。
●今回は4時間過ぎた時点で、持ち合わせのほうれん草が完売。自分のポリシーを貫いてつくったほうれん草がお客様に評価されることの喜びはなににも代え難いものです。京都、大坂、名古屋、静岡、富山そして東京から見えたお客様、今日は有り難うございました。
●また明日も、新しい出会いを楽しみに早起きして準備します。


三重の青果業界人、中川進さん

●昨日、株式会社五十鈴青果の中川進社長が来社した。
●五十鈴青果は創業30年の歴史ある会社で、中川社長は3代目。
●物腰柔らかな方で、私に負けないくらい多くのアイディアを持っておられる方であった。
●経営者はアイディアがあるのが当たり前。
●青果業者も生産者も旧態然としたものでは生き残っていけない。
●五十鈴青果の将来も、弊社の将来も、アイディアをどれくらい実戦できるかが今後の反映にかかっている。
●流通現場も生産現場もお互いに反映できるように精進して行こうと思った一日であった。
●中川さん昨日はありがとうございました。


熊本からのお客様2013.1.20

●今月も今日で最後、今月は、15年ぶりの出会いがありました。野菜・茶業試験場時代の養成研修生であった佐藤勝明君が、訪ねてきてくれたのです。
●彼は、熊本県阿蘇郡南小国町で、地域農業のリーダー的存在として活躍しています。夏場のほうれん草を主軸に頑張っているので、栽培方法は全く違いますが、ほうれん草ビジネスの目の付け所においては、共通の認識を深めることができました。
●ちょっとだけ視察コースと、ばりばり体験コースを提案したところ、後者を選択。お昼から、夜の8時までびっしり作業につきあってもらいました。
●事後の、メールもしっかりした内容。今後のご活躍を期待します。(以下、佐藤君からのメールです)
★★★
先日はお忙しい中に時間を作って頂きありがとうございました。
急にお願いしたにもかかわらず、色々と丁寧に教えて頂き、これから農業を続けていく上でとてもいい機会となりました。私もこの経験を糧に頑張って行こうと思います。
益荒男ホウレンソウの味にはとても驚きました。これが技術なのだなと痛感いたしました。
厳しい時代ですが、自信の持てる作物を生産しながら信念を持ち、売る為の戦略を立てやっていこうと思います。また色々と相談することもあると思いますが、その時はよろしくお願いします。
これからますます忙しくなると思いますが、体に気を付けて頑張ってください。ますますのご活躍をお祈りいたします。
また、熊本に来られる機会がありましたら是非ご連絡ください。
スタッフの皆様にもよろしくお伝えください。
今回は本当にありがとうございました。


ミエル クローチェ からのお客様

今日は、鈴鹿市にある結婚式場・ゲストハウスのミエルクローチェhttp://www.miel-cloche.net/から、お二人のお客様をお迎えしました。料理長の松浦耕司さんと、管理栄養士の松本晴菜さんのお二人です。知人の紹介で「益荒男ほうれん草」に出会い、生産現場をみたいとのことで休日を割いて来園してくださいました。ハッピーな現場で働くお二人はとても明るく感じのいい方でした。ほうれん草の説明がディープになってしまいましたが、今後ともよろしくお願いします。この度は、ご来園ありがとうございました。


新春のお客様

今日は、鈴鹿市の農園「すいーとぽたけ」http://sky.geocities.jp/mieraymisa/index.html代表の吉川文さんとお母さんの「ばぁば」さんが来園しました。吉川さんの農業スタイルは、少量多品目の有機野菜栽培。違ったスタイルの生産者の方とお話しするのは大変勉強になりました。ありがとうございました。


伝説の商人村岡徹氏

●Googleで「益荒男ほうれん草」を検索すると4630件がヒットする。
いろんな方が、益荒男ほうれん草を広めてくださった。
●絶対音感の味覚版というべき能力を持つ、オイシックス社の阪下利久マネージャーを始め、多くのライターや報道の方からも多くの評価支援を頂いた。
●益荒男ほうれん草を評価してくださった方で特に印象深かった方がいる。福岡の有限会社村岡の村岡徹氏である。彼は八百屋のカテゴリーに属する商スタイルでビジネスをしながら、数年前にジャグロンズのプリミティブほうれん草であるゴールデンほうれん草の販売に真っ向から取り組み、東京を中心に試食販売というスタイルで1日10万円を軽々売り切った猛者である。
●今でこそ、益荒男ほうれん草ゴールデンタイプは、味だけでなくその栄養価や機能性が優れるという科学的評価が一般に知られるようになりはじめたが、数年前の当初、私たちジャグロンズは、出荷先の東京の八百屋さんから一方的に安易に赤伝を切られるなど、販売に苦労していた時代である。
●そんな、村岡氏は、野菜を見る目が厳しい、納得のいかない商品だと、悪いことも言わないが、返事だけしかしないシンプルな応対である。
●しかしそんな、村岡氏から今日の朝、熱い思いの電話があった。先日贈ったサンプルについて、「これまでで最高のほうれん草だ、今すぐにでも手に入れて是非東京で売りたい」そういってくれた。1週間先まで予約済みなので今すぐの納品は勘弁してもらった。
●今は、福岡で経営者としてがんばっておられる村岡氏だが、かつての営業本部長として東京で武者修行をされていたときのスピリッツをかいま見たような気がした。今季は、村岡氏には「益荒男ほうれん草」と「高虎ほうれん草」の2つのアイテムを準備している。新春早々大暴れしてもらえそうな気がする。


野菜害虫防除のプロ浜村徹三さん

●今日、懐かしい人と出会った。ホームセンターの野菜の苗売り場でブロッコリーの苗と睨めっこしている人がいたのでもしやと覗いてみると、やっぱり浜村さんだった。10年ぶりである。
●農学博士である浜村徹三さんは、野菜の害虫防除の専門家である。野菜茶業試験場の駆け出しの時代にお世話になった。私が新人の頃、養成研修生の河辺知哉君という学生(現在は田原市でキャベツの専業農家として頑張っている)が研究室に所属しており、私にキャベツの病気やら害虫やらを毎日のように持ち込んでくる。私は、人に農業技術のことを聞かれたら分からないままにしたくない質である。そこで、河辺君と一緒に専門家に分かるまで聞きに行ったのだ。そのときの専門家が浜村さんである。
●浜村さんにはだいぶお世話になった。河辺君も私も勉強した。2人ともあのころの経験が今のプロとしての基礎になっていることは間違いない。
●野菜栽培のプロである私には、駆け出しの頃から多くのメンターに恵まれた。今も多くの教えを下さるプロの方に恵まれてて仕事をしている。
●人生はやっぱり良いもんだ!!


サプライズゲスト蕪木さん


●2012年4月1日の出来事。古い時代の知り合いから突然電話がありました。すぐ近くにきているとのこと。サプライズゲストです。その名は、蕪木(旧姓)佐衣子さん。日本大学の学友で、現在農研機構に勤務しています。彼女はカドミウム分析のプロフェッショナル、農業の安全性確保の視点で活躍する研究者です。


サプライズゲスト蕪木さん


●2012年4月1日の出来事。古い時代の知り合いから突然電話がありました。すぐ近くにきているとのこと。サプライズゲストです。その名は、蕪木(旧姓)佐衣子さん。日本大学の学友で、現在農研機構に勤務しています。彼女はカドミウム分析のプロフェッショナル、農業の安全性確保の視点で活躍する研究者です。


ベジマルファクトリー川岸さん

●キャベツの試作が思うよりも順調で、少量出荷形態では出荷が間に合わなくなりました。そこで、農家仲間の間曽さんの紹介で、ベジマルファクトリーさんに連絡したところ快く対応してくださったのが購買担当の川岸さん。電話した日の翌日に当たる昨日、圃場のキャベツを見ていただいて、早速利用OKを頂き、今日、3時間程度の作業で750kg出荷しました。
●ベジマルファクトリーさんはJA三重中央の組織のカット野菜工場ですが、創業時は軌道に乗せるまで大変苦労されたとのこと。川岸さんは、「ベジマルファクトリーは農業の活性化と地域雇用のためにできた組織」と熱い思いを語ってくれました。
●実は、私が野菜の研究者として農林水産省で仕事していたころ、現地試験でお世話になったのが一志町の皆さんとJA三重中央の皆さん。業務用キャベツ生産のための栽培技術の研究開発に取り組み、それが評価され、博士号と園芸学会賞を頂いたことを思い出しました。
●今は、ほうれん草の藤原として多くの皆さんに知っていただいておりますが、藤原の野菜研究の原点は、キャベツであることは紛れもない事実。近い将来自分の技術の可能性を試してみたいと考えています。


新しい仲間、大阪からの研修生

●4月から、1年間の研修生として、菊池惇一君がジャグロンズにやってきた。菊池君は、今年の春に近畿大学農学部を卒業したばかり。大学時の専攻は作物学。主にダイズの収量について研究してきたそうだ。
●彼は、この一年間で、自分が、「農」の現場で何が出来るか。自分が苦手な分野は何で、どんな分野が得意なのか、また、何が好きで何が嫌いなのか?この一年間で多くの自己発見をしてもらえたらと思っている。1年間の研修終了後には、ジャグロンズの専任スタッフとしての道が開ける。日々変化の大きいジャグロンズの農業であるが、持ち前のやる気とガッツで乗り越えていってほしいと思う。


ジャグロンズのメンター生駒泰基さん

昨年ジャグロンズの3番目のブランド野菜として、浄土寺いもをリリースした。甘藷の生産技術面で大きな存在なのが、近畿中国四国農業研究センターの生駒泰基さん。ジャグロンズの浄土寺いも誕生には欠くことの出来ない存在である。生駒さんには九州沖縄農業研究センター時代に培った甘藷栽培技術について、イロハからご指導いただいている。先ほども、育苗技術に関してお電話したところ、快く応対してくださった。農研機構は生産現場からみて頼りになる存在である。メンター生駒さんからのインフォメーションは私たちが現場で実践して、その結果をインテリジェンスの形で残していく。これが、浄土寺いも生産と平行して生まれる、ジャグロンズの文化的価値である。


鈴木さん研修お疲れさまでした

特別研修生として1ヶ月間農場の現場で頑張ってくれた鈴木貴久さんが、1ヶ月満期を迎え巣立っていった。元気で物怖じしないキャラクターで農作業を中心に体験してもらった鈴木さん。「これまでの仕事の方向性を180度変更して、1次産業の現場に携わってみたい」というのが鈴木さんの研修の目的だったように思う。「農業の現場で自分に何が出来るのか」「1次産業の場で経営者になるのか、雇用労働者になるのか」「他の人と比較したときの自分の強みは何か」「弱みは何か」「本当にやりたいことは何なのか」1ヶ月間を振り返って客観的に捉えていただけたら今回の研修は有意義なものになると思います。2012年3月の1ヶ月間、特別研修生としての鈴木貴久さんの記録は「ジャグロンズの歴史」に刻まれます。慣れないことばかりで大変だったでしょうが、鈴木さんお疲れさまでした。ジャグロンズ 藤原隆広


2012年3月、岩田直也氏ジャグロンズに本格参加

岩田直也氏※1が昨日から、ジャグロンズに本格参加した。
4年間にわたる長きトンネルを抜けての彼の決断。それが、ジャグロンズの活動に身を投じて日本の農業に明るい未来を切り開くこと。彼は26日に国立大学法人三重大学を優秀な成績で卒業した。ここでいう優秀な成績とは結婚式で使われる「優秀な成績」ではない。学長賞という優秀な成績である。大学の先生曰く、「学業が優秀なことは勿論のこと、4年間の学生としての取り組みが自主性に優れ、将来の日本を支える人材として優秀であることをが評価された結果である」とのこと。4年間のジャグロンズの研修の中で彼は、自分の果たすべき役割とポジションをしっかりと把握し、「農の現場」で自分の能力を試そうとしている。先ずは小さな成功体験をたくさん積んでもらって自分に自身をつけてもらえるよう私も応援してゆきたいと思う。

岩田直也氏:1989年生まれ、岐阜県出身、三重大学生物資源学部卒、中学生の頃から農業に興味を持ち、大学で農学系を勉強。大学1年の特別講座で、ジャグロンズ代表の藤原隆広の講演を聴き、ジャグロンズの門戸をたたく。研修生として、農業ベンチャーであるジャグロンズの強み・弱みをすべて把握し、大学卒業後ジャグロンズに本格参加。


小松菜の移植栽培・・・徳安利信様(福岡県)

●2010年11月27日小松菜等の軟弱野菜の移植栽培に使いたいとのオーダーを頂き、電動型半自動移植機を納品させていただきました。ありがとうございました。
●2011年12月16日、久しぶりにお電話でお話ししました。「小松野の移植栽培で誰もやらないマルチを使う方法を試したら、思いの外大成功でした。」との元気な声に私も元気づけられました。現在は、地元生産者グループの牽引役として、伝統野菜である「博多菜」の移植栽培にも取り組んでおられるとのこと。博多で頑張る徳安利信さん博多菜の移植栽培も成功させてまた良い知らせをお待ちしております。


レストランテ シルベラード 中原弘光さん

11月16日、三重県庁マーケティング室の職員の皆さんのご案内で、新しいジャグロンズの拠点、ファーム*ジャグロンズ「益荒男農園」に、東京銀座のレストラン シルベラードの中原光弘シェフが来園されました。ちょっと話が弾みすぎて、予定時間をオーバーしてしまうほど楽しいひとときを過ごさせていただきました。ありがとうございました。

★40年モノのトラクタの前で。。。↑

★ほうれん草を目の前に。。。↑


「きついけど楽しい」

今年で2年目になる、現場担当のスタッフの中村。出荷管理と毎日の栽培管理作業を担当している。今年からは、野菜茶業研究所の講習生として、イチゴ「桃薫」に関する勉強も積んでいる。イチゴの栽培は、作業量が多いだけでなく慣れが必要である。今日の作業は、久々の残業で芽かきの作業を行った。休憩の際に訪ねてみた。「農業に携わってみてどう思う」これに対して、「きついけど楽しい」との回答。これはうれしい一言である。楽しめる人材には可能性がある。


安濃町太田の浅生建司さんと平松崇己さん

●2006年〜2011年までの5年間ジャグロンズに農場を提供していただいただけでなく、積極的に応援いただいた浅生建司さん。思えば、何にもない状態からの就農でここまで続けてこれたのは、浅生さんから教わった「モノを活かす工夫」を身につけることが出来たからだと思う。中古農業機械の活用方法のイロハから、廃材利用のコツなど、現在も浅生さんの教えが役立っている。●2008年〜2011年までの3年間は、浅生さんの紹介で、平松崇己さんの土地を使わせていただいた。太田地区のメインストリームともいうべきロケーションの広大な土地に一面ほうれん草を栽培出来たことが現在の自身にも繋がっている。●太田の浅生さんと平松さんには、収穫が稲作の準備ギリギリになってしまったりと、いろいろとご迷惑をかけたのに、いつも笑顔で見守ってくれた。今年、新天地に農場の軸足を移すことになり、今季は太田地区での野菜作りを控えることになったが、冬の野菜は、安濃町の特産物。今年はしっかりと浄土寺地区の生産体制を整えて、来年以降、また太田地区で野菜作りを復活させたいと思っている。土地を提供していただいた、太田の浅生さん平松さん両家の皆さんには本当に感謝している。ありがとうございました。


「カラス」

●「カラス」、農業にとってやっかいな位置づけにある野生動物である。お米の苗を引き抜いたり、植え付けたばかりのキャベツにいたずらしたり、掘ったさつまいもを突っついてみたり、、、
●しかし、よく観察してみると、他の野生動物とは明らかに違う。「カラス」の悪事の動機は、そのほとんどが、興味本位からくるものなのだ、生きるために穀物を食い荒らすネズミなどとは明らかに動機が異なる。
●最近、別の「カラス」がちょくちょくジャグロンズの農場にやってくる。カラスブックスの「西屋さん」だhttp://www.kalasbook.com/index.html。雑誌の取材ということで、おつきあいが始まったが、その視点が面白い。「人間に飼い慣らされないカラスの鋭い視点で、地域の魅力や日々の暮らしを観察する。」それが雑誌「カラス」のポリシーという。生きるための活動というよりも、好奇心を満たすための活動として雑誌編集の仕事に取りくんでいるのだ。それは、全く野生のカラスと一緒である。西屋さん、今は、電動型半自動多条移植機に興味があるようだ。今日はこれから写真を取りにくるとのこと。
●世の中にはいろんな人がいる。生活のために一生懸命な人。自分のエゴを満たすために一生懸命な人。人の幸せを自身の幸せに置き換えて感じる人。本当にいろんな人がいる。20年前、予備校の特別講義で地球物理学者の竹内均先生の講演で聴いたフレーズを思い出した。「好きなことをやって、食べてゆけて、そして、人に喜ばれる。この三つが同時に満たせたらそれは幸せなことである」
●「カラス」の「動機」、それは、知的好奇心を満たす文化的なものであり、ジャグロンズの活動とも共通する部分が多い。竹内先生のいう、三つの要点を満たすのには、時間がかかる。継続が大切であると考えている。


舞鶴の荒木さん、綾部の村上さん。

●今日は、朝から舞鶴岡田由利の荒木誠(タカシ)さんにお会いした。荒木さんは舞鶴イチゴの基礎を作った方。舞鶴に行った第1の目的は、荒木さんから畝立て機「バタバタ」をお借りするため。第2の目的は取材。荒木さんのこれまでのイチゴの栽培に対する取り組みには花がある。イチゴの作付けに関して取材した内容を含め、玄人農家職人シリーズ第2弾は、荒木流イチゴ栽培技術を紹介する事に決定した。お楽しみに。
●舞鶴の帰りに綾部にある近畿中国四国農業研究センターに寄ってきた。そこは研究者時代の私の2カ所目の職場。綾部には平成6年同期入省組の村上健二さんがいる。村上氏とは、前日連絡が取れて今日お昼過ぎ合うことが出来た。懐かしの研究所、研究機器も、十分に揃っている綾部で村上さんには、日本の農業を元気づけるような研究をしてもらいたい。村上さんは、ジャグロンズのサイエンスフォローアップ制度にも関連して、是非今後協働していきたい研究者である


藤井商会さんありがとう!!

●今日の朝、津市の平松さんと三重大生の岩田君、2人を乗せて三重を出発。今、秋田に到着しました。
●平成7年式ホンダアクティバン ラクーン 軽トラでは不可能な4人乗車、それに雨の日の配送等を可能にすべく導入した軽自動車であるが、意外にこのホンダ、秋田と三重の往復に重宝している。
●今回は、3回目の往復であるが、2回目の往復の際、マフラーの溶接が離れ、新しく解体屋さんから調達したマフラーを持って、津市大里の藤井商会さんへ直行。自動車修理のプロ、藤井商会の弟さんに修理を依頼、今回はマフラーのフックの位置が異なっていたことから装着不可能なところを、切断&溶接により改造して取り付けてもらいました。さすがに凄い腕前です。普通の自動車やさんなら、取り付け不可能として返品されるところ、改造しての取り付けは、感動もの。
●毎回つけでお願いしていますが、今回のお礼は、支払いとは別に、兎豆(黒兎)でさせていただきます。これからも宜しくお願いします。ありがとうございました。


シンジェンタの藤本秀基さん

7月27日〜28日、シンジェンタマーケティングリサーチ部門マネージャーの藤本さんが兎農園に来場しました。28日は早朝5時半から、マルチ剥ぎ作業を手伝っていただきました。1日作業を一緒に手伝ってもらいながらの私への技術的質問による情報収集ありがとうございました。MBA取得経験に基づく重要な経営的アドバイスありがとうございました。次回は、三重でお会いしましょう。


三重からのサプライズ・ゲスト平松さん

●6月21日早朝に電話がありました。三重県津市の平松通朗さんからです。岩手の震災被災地でボランティアとして数日間活動したとのこと。これからそっちに向かうので、最後に、秋田のジャグロンズの農業体験をさせてほしいとのことでした。被災地から秋田の農園までは結構離れていますが、三重からきたことに比べれば、その距離は何とも思わなくなります。喜んでご来園いただくことにしました。
●今回の作業内容は、エダマメの種まき、新規開拓農地の石拾い(これが何とも多いこと)。それに、トラクターに乗っての施肥後の耕運作業です。3日間、早朝から日暮れまで、ハードな毎日を過ごしていただきました。一緒に作業をしながら、いろいろなことを伺うことも出来ました。大変勉強になった3日間でした。ありがとうございました。

 
↑クラッシックなトラクタ、ヤンマーFX32Dを操縦する平松さん。


三重県発農業ベンチャージャグロンズの挑戦!!

●昨日、三重県農業研究所で行われた会議で、講演に呼んでいただきました。頂いた演題は、「三重県発農業ベンチャージャグロンズの挑戦!!」。
●発表の内容は、3つの挑戦について。1)研究成果を生産現場に活かす「ブリッジ・ビルダー」としての挑戦。2)生産物をお客様にお届けする。生産販売業への挑戦。3)人材育成への挑戦。
●三重県農業研究所は、私が研究者として駆け出しの頃、毎週足を運んだ、キャベツ産地一志・久居地区の近くにあります。最近の成果はイチゴ品種「かおりの」の育成。育成者の森さんとのご縁で、研究所に呼んでいただきました。研究所長の大泉さん、改良普及センター所長の田島さん、植物工場担当の藪田さん、イチゴ品種改良担当の北村さん、小堀さんとは、いろいろと意見交換させていただきました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。


大阪北新地の森義文さん

●昨年の3月に、お会いして以来、「益荒男ほうれん草」を大阪でいち早く評価していただき、独自の創作料に「益荒男ほうれん草」をご利用いただいているレストラン「カハラ」のご主人、森義文さん。この度、第1回農林水産省「料理マスターズ」ブロンズ賞受賞を受賞されました。
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/gaisyoku/kensyou/jushou22.html
●三重県で「バイオトレジャー」に選定される前から「益荒男ほうれんそう」を「お宝食材」として発掘していただいた森さんの受賞理由は、「30年近くにわたり、地域の人間しか知らないような無名の食材を見いだして料理に取り入れるとともに、他の料理人にもこうした食材の存在を紹介して普及に努めてきた」こと。
●大阪で初めて「益荒男ほうれん草」を使っていただいた森さんの食材の利用スタイルは、「興味を持った食材を一定期間定期的にじっくりと使っていただけること」。閃きで突然発注下さるお客様とは一線を画すスタイルは、農産物の特性をよく理解してくださっているからこそのこと。心からお喜び申し上げます。
●5年前に、津市のレストラン「ラ・パルム・ドール」の後藤雅司シェフに評価いただいて以来、多くの創造的な料理人の皆さんに評価頂いている「益荒男ほうれん草」。これからも、埋もれる宝に甘んじることなく多くの方に評価いただけるように、真摯なものづくりに取り組んでいきたいと思います。


今日は、おかげ横町で多くの出会いがありました。

自分の生産した農産物(ほうれん草)を、直接お客様に販売する(生産+販売)。これは、生産者としてスタートした際の初志でもあります。伊勢神宮内宮前のおかげ横町で、毎月1日に開催される朔日市は、僕にとって商いの道場でもあります。今日は、一年で一番甘いほうれん草を持ってお客さんとのコミュニケーションとの場に臨みました。多くの方と出会いがありこれまででもっとも充実した出店日になったと思います。「益荒男ほうれん草」に関心を持っていただいたお客様ありがとうございました。


今日は多くの出会いがありました。

●今日は、名古屋キャッスルプラザで開催された、「みえビジネスマッチングフェア」に参加してきました。三重県バイオトレジャーに選出された生産者としてマッチングフェアに参加させていただいたのです。今回のマッチングは、今までで一番収穫のある一日だったように思います。よくお会いするバイヤーさん(いつも冷やかし程度の場合もありますが・・・応援の声だけはかけてもらいます。)も見えましたし、新しい出会いもたくさんありました。
●バイオトレジャー選出の効果もあって、すぐに取り引きしたいとの申し出もいただきました。しかし僕にはわかります。そんなに調子のいいことを言っても、バイヤーさん、本当に「益荒男ほうれん草」のことを知っているのですか?僕にはわかります。益荒男ほうれん草のコンセプトが3年前と全く変わっていないことを。スーパー系列のバイヤーさん、気をつけた方がいいですよ。「益荒男ほうれん草」=「ほうれん草」+「情報」なのですから。ただ並べただけでは、単なるほうれん草になってしまいますから。
●マーケティングの世界では、定量調査と定性調査という手法がありますが、定量調査に基づく販売形態をとっているスーパーマーケット等では、「益荒男ほうれん草」は単なる「ほうれん草」になってしまいます。販売量だけではなくお客様のニーズ(定性調査)に基づいた情報提供が出来るお店に取り扱っていただいて初めて「益荒男ほうれん草」が「益荒男ほうれん草」としての存在価値を示すことが出来るのです。
●既存の、販売システムには限界があることを知っています。だから、今もジャグロンズは、新しいお客様との関係を築いていくためにファクス情報会員を募集中です。最近、一人また一人と会員増加中です。ジャグロンズは、「農産物」+「情報」でお客様の生活を豊かにする活動に取り組んでいきたいと思います。


和歌山県の皆さん

●1月24日は、ほうれん草はスタッフに任せて、早朝三重を出発。お昼前に和歌山県御坊市に到着。午後一時から日高川交流センターで開催された和歌山県エコ農業推進フォーラムの基調講演に講師として呼んでいただきました。
●演題は『この野菜にはドラマがある・・・奇跡の野菜「益荒男ほうれん草」誕生秘話』。研究技術を生産現場で活用するために活動する中で産まれた「益荒男ほうれん草」というブランドについての紹介から始まり、生産現場で体験した、環境保全や無駄をなくすための取り組みなどを紹介させていただきました。
●私は、現在生産者が軸で、事業がまだまだ自分の思うレベルまで達していないので基本的に講演はお断りしています。しかし、昨年は広島県、今年は和歌山県に呼んでいただきました。それは、個人的なご縁があったから。今年は、半年以上前から、研究所時代からご縁のある。花田裕美さんのリクエストに応えるかたちでお伺いしました。サクセスストーリーと言うよりも、事業の成長過程の紹介といった内容の講演になったと思います。
●ほうれん草の展示コーナーでは多くの方から、たくさん質問を受け有意義な時間を過ごすことが出来ました。今回のご縁を作っていただいた花田さんをはじめ、和歌山県農林水産部農業環境保全室の森下さん、南方さん、日高振興局長はじめ多くの和歌山の皆さんにお世話になりました。ありがとうございました。これをご縁に、今後ともよろしくお願いいたします。


大網健雄さん

●昨日千葉からのお客様として大網さんをお迎えした。
●大網さんは、農業生産法人オオアミグリーンハウスの社長で小ネギ生産のスペシャリスト、作るだけでなく販売もプロ。大網さん曰く、「売るのは、作るのに比べれば全然楽勝。」とのこと。大網さんはネギだけで数億円売り上げる経営者だから説得力がある。
●大網さんは、既に自分で生産者の立場からの受注システムを開発されており、その方面のプロでもある。僕は、今、受注システムの改善の必要性を感じているし、大網さんは育苗技術のノウハウの向上を意識されている。そういうことで、今後、お金を介しない。新しい提携関係が始まりそうである。
●大網さん、昨日は遠路はるばるありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


農協グループの販売の最前線で頑張る 伊藤さん

今日、全農の原田さんのご紹介で知り合った、三重農協食品株式会社 伊藤博也さんを農園にご案内した。ほうれん草づくりかける思いとこれまでの5年間の歴史を説明させていただいた。「この事業、成功させなあかんな」そういっていただいた。最近身近な青果業界の方とのご縁があり、多くの方から応援していただいている。みなさんありがとうございます。ジャグロンズ 藤原隆広


福岡のみなさんありがとうございました。

★26日の夜に津なぎさまちから高速船経由でセントレアを出発し福岡へ、28日の朝セントレア-高速船経由で津に帰りました。27日は、徳安利信社長、秋吉伸俊社長、長野進社長3人の福岡の農業経営者の皆さんとご一緒に意見交換と食事をともにし、大変刺激的で有意義な時間を過ごすことができました。皆さんは現在は生産重視型の農業経営者ですが、今後は、販路を自社で開拓する必要があるとのことで意見は一致しました。
★農業生産者は、八百屋さんではありませんので、販売専門のプロではありません。しかし、これからの農業経営を考えると、販売を100%人に頼りっきりではあまりにももったいない。せめて30%くらいは自社ブランドで直接お客様に直接販売したいものです。営業のプロではなくとも、「生産者営業」という、独自の営業スタイルがあるような気がします。私が現在取り組んでいるのは、八百屋さんの営業ではなく、まさに「生産者営業」です。このスタイルは長所と短所がありますが、同じ職人であるプロの料理人の方との相性は悪くないように手ごたえを感じております。
★福岡の皆さん、たくさんご馳走になりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします


今日の出来事「相可高校でヨトウムシを食す」

●今日は無事、相可高校食物調理科の皆さんの前でお話しすることができました。
●話題内容は、「職人としてのものづくり」、「美味しいものとはどういうことか」、「益荒男ほうれん草にかける思い」この3つを生徒さんとの対話形式で進めていきました。
●基本をしっかり勉強した上で、わざと基本から少し外れてみるのも創造的な仕事をする上で大切という話しの流れの中で、ほうれん草の茹で時間について話し合いました。学校ではほうれん草の湯で時間は2分と習っているそうです。みんなでこの2分の意味を突き詰めて考えてみました。ほうれん草の灰汁を抜くのが目的ですから、灰汁が少なく栄養価が高いほうれん草の場合は、湯で時間が少なくてすむのではないかということを提案しました。早速、食物調理部の部長がみんなの前で実験しました。茹で時間を30秒、1分、2分と試してみんなに食べてもらいました。その結果一番美味しいのが1分という結果になりました。
●僕がここで伝えたかったのは、基本を理解したうえでそこから少し外れることの中に新しいものを創造するヒントがあるということ。そこに目の前に現れたのがヨトウムシ(たぶんハスモンヨトウの4齢幼虫)、僕は思わず、「美味しいほうれん草を食べているヨトウムシならきっと美味しいはず、もしかしたら身体にいい成分が含まれている可能性だってある」と言ってしまいました。そしてボイルしてほうれん草に包んで食べることに。。。見た目がグロテスクなヨトウムシの幼虫は茹でるとエビのように赤い色になりました。どんな味がするか不安でしたが、まったくほうれん草の味しかしませんでした。やっぱりヨトウムシの中身はほうれん草だったようです。今回の常識を逸脱した私の行動に、生徒さんたちの興奮度もクライマックスに。。。「なんてポジティブなんだ」との声も聞こえてきます。これで今回の講演(約2時間の話題提供でした)は成功です。生徒の皆さんには、僕のほうれん草にかける思いが伝わったようです。多くの生徒さんたちが料理人志望の相可高校食物調理科食物調理部。私の話題提供が将来の料理作りに少しでも役に立てたら幸いです。
●村林先生、食物調理部の皆さん今日はお相手していただきありがとうございました。


NECの皆さん


☆↑今回来社されたNECの皆さん(左から、榎本さん、田中さん、上村さん、岡山さん、佐久間さん)
●11月2日、川崎市の久延(ひさのぶ)さんからのご紹介でご縁のできたNECの皆さんが来社されました。
●今、注目の情報技術クラウドの農業現場での利用を検討されているとのことで情報交換させていただきました。将来の日本の農業が劇的に進歩するような何かが起きることを期待しています。
●皆さん、このたびは遠くからはるばるお越し頂きありがとうございました。


百五銀行の藤川さんと中山さん

 
●地域の銀行さんには大変お世話になっています。10月27日は、百五銀行の藤川さんと中山さんが会社へ訪ねてこられました。ほうれん草の生産現場を視察され、そしてビジネスマッチングや、ビジネスサポートなどのいろいろな情報をいただきました。藤川さん、中山さん、ありがとうございました。
ジャグロンズ 藤原隆広


今日は、新しい畑にたくさんのお客様が見えました。

今日は、安濃町浄土寺に開園した新しいほうれん草畑に、前野社長を筆頭にエクストラコミュニケーションズの皆さんが見えました。その後、東洋軒の滝シェフから連絡があり、圃場を見せて欲しいとの申し出を受けました。早速、1時間ほど時間を確保して、圃場をご案内することに。今年は30トンから40トンの収穫を予定しているので、畑の風景は壮大です。滝シェフは、これまで肉や魚を中心に素材を選んできたが、今年はほうれん草について深く研究してみたいとのこと。ジャグロンズにとっても大変うれしいことであります。


今日のお客様「西村さん、長谷川さん」

今日は、岐阜県にある「まことファーム」の西村さんと、長谷川さんがいらっしゃいました。今回のご訪問の目的は、「電動型半自動多条移植機の活用状況を実際に見て確かめること」とのこと。温室でのほうれん草生産というスタイルで移植栽培の可能性を模索しておられるとのことで、移植栽培に関する情報を提供させていただきました。新しい試みがうまくいかれることを祈っております。今回ははるばる遠くからありがとうございました。


今日のお客様「俵さん、谷口さん、近藤さん」

今日は、名古屋デリカフーズの俵さん、HAMAYUの谷口さん、近藤さんがいらっしゃいました。近藤さんはほうれん草をはじめ全国の野菜の産地を回っておられるとのこと。安濃津拠点、浄土寺圃場と太田圃場をご案内させていただきました。今回は益荒男ほうれん草の生産現場にもご興味を持っていただきありがとうございました。またご縁がありましたらお付き合いのほどよろしくお願いします。


(有)オオアミグリーンハウス 大網健雄社長

↓納品仕立ての電動型半自動多条移植機「ちどりさん」(ジャグロンズ号、オオアミグリーンハウス仕様)を前に大網社長、大網社長はアイディア豊富な方で、もう頭の中は、機械のチューニングのことでいっぱいのようです。

●10月10日、千葉県旭市にあるオオアミグリーンハウスの大網社長にお会いしました。
●大網さんは、元々は水耕栽培の専門でしたが、現在土づくりに興味を持ち、野菜の露地生産にも取り組まれています。現在は、青ネギを専門に生産しておられます。
●大網さんは大変熱い方で、ついつい話しが盛り上がってしまい、お昼を忘れて長居をしてしまいました。ものづくりに対する姿勢、考えは、私自身大変勉強になるところがありました。今後ともよろしくお願いいたします。


東北農業研究センター由比進チーム長


●8月6日に、盛岡にある東北農業研究センター寒冷地野菜花き研究チームの由比進チーム長を訪問しました。由比さんは、野菜茶業試験場時代の先輩。もともとは育種家ですが、現在は、育種にとどまらず、学校教育の現場で活躍されたり、ユニークな発想の温室を発明したり、と多彩な能力を発揮されています。●今回の訪問の目的は、旬を意識したトマトやイチゴなどの果菜類の露地生産の可能性についての調査。僕の目指す農業は「機械化露地野菜生産」。このカテゴリーに入るものを、標高や緯度の違いを活用して色んな地域で展開出来たらいいなと考えています。



「大阪ほんわかテレビ」×「益荒男ほうれん草」


●本日、読売テレビの出野ディレクターと遠藤ディレクターがいらっしゃいました。
●10月31日放送予定の「大阪ほんわかテレビ」で、関西屈指の鍋奉行、桂南光師匠が「益荒男ほうれん草」を使った究極の鍋を完成させるとのこと。どんな鍋ができるのか楽しみです。


読売テレビからの取材依頼

昨日、大坂、読売テレビの遠藤慎也さんという方からご連絡を頂きました。「大阪ほんわかテレビ」と言う番組づくりの中で「益荒男ほうれん草」を取材したいとのこと。昨日初めて連絡を取り合って、今日午後には、遠藤さんが、津に打ち合わせに来られます。「テレビの世界は動きが早い!!」テレビ業界人の遠藤さんはどんな人でしょうか?楽しみです。詳しいことは、また次のブログで。


「キャベツのお医者さん」窪田昌春さん

●昨日、ほうれん草の苗の調子がおかしかったので、野菜茶業研究所に駆け込みました。突然の駆け込みにもかかわらず、現在勤務中の企画調整室からさっと顕微鏡室に移動して、病気の正体を突き止めてくださった窪田さん。
●窪田さんは野菜分野の植物病理学者で、僕の職場の先輩でもあり兄貴分のような存在。15年前生産現場に入って一緒にキャベツの仕事をしたり、プライベートな飲み会やスキーに連れて行って頂いたりもしました。
●窪田さんは、実はキャベツのお医者さんです。「キャベツセル成型育苗において発生する病害とその防除に関する研究」で京都大学から農学博士の称号を授与されています。
●今回持ち込んだ検体は、ほうれん草でしたが、セル成型苗の病徴には特に詳しい窪田さん、あっという間に正体をつき止めてくれました。詳しくは次回ブログで。


懐かしの同窓生からのたより

●僕が学生時代に過ごした日本大学農獣医学部農学科(現在の生物資源科学部植物資源科学科)最近二人の懐かしい同窓生からお便りを頂いた。
●一人は、果樹蔬菜園芸学研究室の先輩の久延一郎さん。久延さんは川崎市の職員で、農業分野で活躍されている。久延さんのお話では、クライドコンピューティングの農業分野への活用について、専門家と情報交換して欲しいとのこと。クラウドについてはあまり詳しくないが自分の勉強のためにお引き受けさせていただいた。
●もう一件、片受明君、彼はサークルの後輩で、横浜市の職員である。専門の造園学を活かして横浜の街づくりに貢献している。ここにきて、改めて、このブログの凄さについて実感した。同時に、大学の意義についても感じるところがあった。自分の勉強した分野で生活しているプロヘッショナルも結構かっこいいなあと。そういう僕も、どっぷり野菜生産でビジネスを成り立たせようと日々挑戦の毎日である。


舞鶴 嵯峨根農園にて、「イチゴの定植」

9月17日、京都府具舞鶴市にある嵯峨根農園にて、前日深夜に愛媛から到着したてのイチゴ「べにほっぺ」の苗を定植しました。定植本数合計4000本。今回の植え付けは、嵯峨根さんご夫妻(写真奥左&中央)、ヘルプの米原さん(写真奥右端:万願寺あまとう生産のプロ)、藤原さん(写真前右端:舞鶴の藤原さんです)、そしてジャグロンズの藤原の合計5人で作業しました。舞鶴は僕の好きな町のひとつです。


今日は電軽新聞の北島記者の取材を受けました

東京からいらした北島さんは、情報コミュニケーション技術(ICT)と農業とのこれからの新しい形を取材することを目的に三重県津市まで足を運んでいただきました。経営者としては、生産現場のスタッフの充実、そして販路開拓営業スタッフの充実、その次に来るのがICTの有効活用だと考えております。早くICTを存分に活用した農業を実践したいものです。北島さん、ありがとうございました。


まことファームの皆さん

2010年9月14日
●岐阜県美濃加茂の富加町にあるまことファームさんを訪問しました。
●まこと工業株式会社が母体のまことファームさんは農場を立ち上げて、まだ間もないとのこと。
しかし、社長の行動力と決断の下、着々とインフラの整備がなされていたのが印象的でした。資本力のある会社の農業ビジネスへの参入の現場に立ち会うことができたと感じています。
●今回は半日の意見交換の中で、まことファームさんにおける強みと弱みを抽出することができました。今後私たちジャグロンズにも協力させていただけることが多くあることもわかりました。
●本日対応していただいた、長谷川真彦社長、ファーム事業担当の西村さん、長谷川さん、ありがとうございました。来月は津でお持ちしております。今後ともよろしくお願いいたします。


農研機構 農業者大学校からの研修生


8月14日〜16日の3日間、筑波から研究生を受け入れました。青木悠君(22才新潟県出身)、尾和明洋君(25才三重県出身)、福原悠平君(26才滋賀県出身)です。短い間でしたが枝豆の収穫やハウス立てなどを体験してもらいました。3人ともいい目つきをしています。きっと、これからの日本の農業を元気にしてくれる人材だと思います。これからも元気でがんばってください。


札幌ホクレン青果株式会社 菊地一弘常務


7月7日早朝、札幌市中央卸売市場を見学させていただきました。
●案内してくださったのが札幌ホクレン青果の菊地さん、私の数日前のいきなりのアポに対しても大変丁寧に対応していただきました。「北海道札幌周辺は、夏は青果物の一大生産地ですが、冬は大消費地になります。」と菊地さん。今年は、北海道限定の「益荒男ほうれん草」を三重から発送することで合意。今年もまたひとつ新しい試みに取り組みます。

↑最近の新しい出荷スタイルであるほうれん草のバラ出荷も見せていただきました。


農業生産法人 有限会社NOAH(ノア) 鍋山洋一社長

2010年7月6日

●菩提寺の岩井住職のご紹介で鍋山社長とお会いしました。岩井住職の同級生でもある鍋山さんは、北海道南幌町で122haの作付面積で水稲、麦、大豆、かぼちゃ、キャベツ、長ネギ、山わさび、ミニトマト、ビート、ギョウジャニンニク、ピュアホワイト、ジャガイモなど、を作る農業生産法人NOAH(ノア)を経営されています。
●今回圃場を案内していただいて特に印象に残ったのが、「ピュアホワイト」と「山わさび」。ピュアホワイトは生で食べられるとうもろこしです。ハウスで栽培されてい「ピュアホワイト」をひとつもぎ取っていただきました。食べてびっくり、これまで食べたことのないおいしさ!!癖がなくすっきりした甘さは、生のまま1本丸ごとぺろりと食べてしまいました。「まだまだこれからもっと甘くなるよ」と鍋山さん。僕としては、今回の味でも十分おいしくご馳走になりました。もうひとつ、茎の部分を使って粉わさびを作る原料となる「山わさび」。植えつけてから2年で収穫となる「山わさび」はまったくの無農薬栽培で作っているそうです。
●今回は、北海道の農業を肌で感じることのできる大変貴重な体験をすることができました。鍋山さん、ありがとうございました。
★もうひとつ大きな出会いがありました。鍋山社長の知人で北海道と九州で渡り鳥農業を実践してきた先人がいるとのこと、早速ご紹介いただいたのが株式会社ジョブの川平浩明社長。秋からは九州宮崎でキャベツを中心に生産活動に入るとのこと。お電話でお話を聞く限り、私以上に熱い農業家であることを確信しました。鍋山さん、川平さん、今後ともよろしくお願いいたします。

↑これが、「ピュアホワイト」。採れたての丸かじりは本当においしかった!!

↑今年収穫を迎える「山わさび」。私は今回始めて山わさびを知りました。


北海道南幌町 菩提寺 住職 岩井淳一住職


2010年7月6日
●今回ご縁があって、北海道南幌町菩提寺を訪問、住職の岩井純一住職にお会いするご縁を頂きました。
●菩提寺は、三重県津市の四天王寺の末寺に当たります。岩井住職には北海道の農業と接するきっかけを与えていただきました。ありがとうございました。
●また、今回、北海道とのご縁をいただくきっかけを下さった、四天王寺住職の倉島隆行住職、ありがとうございました。


Ag編集長 渋谷明美さん

 
●今日は、秋田発のフリーペーパー「少年の心を持ち続ける大人の男の生活応援誌」Ag(エイジー)http://ag55.com/の代表で編集長の渋谷明美さんが訪ねてきてくれました。
●人生のいろんな苦労を乗り越えながら、秋田の地域活性化のために仙台や東京などの大都市に秋田の情報を発信し続けておられる渋谷さん。
●お話しする中で、総部数十万部を突破するなど仕事が順調な訳が分かりました。澁谷さんは笑顔が大変素敵な方なのです。不幸や不運が最も嫌うものそれは「素敵な笑顔」です。
●僕も澁谷さんに負けない笑顔で創意工夫を重ねて生きたいと思います。澁谷さん本日はありがとうございました。今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。


イシハラフーズ 吉川幸一さん


●農業生産法人イシハラフーズ株式会社の吉川幸一さんとは、お電話を通じての情報交換をきっかけに知り合いました。今回、宮崎出張を機に始めてお会いすることができました。生産管理の責任者をされている吉川さんに機会庫を案内していただきました。イシハラフーズさんの夏は枝豆、冬はほうれん草の生産スタイルは何か親近感がもてますが、その規模は半端ではありません。ほうれん草は110haの面積で生産しているそうです。そして生産物はすべて、冷凍食品に加工して消費者の皆さんに届くそうです。機械化による大規模生産は私にとって大変参考になりました。今回、機械化の凄さに感心して吉川さんとの記念写真撮影を忘れてしまいましたが、吉川さん今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
●日本には、いろんなスタイルの農業があります。標高差、緯度の違いなど、1国における気候条件の多様性を活用した生産スタイル等は、世界の見本になってよいくらいの価値があると思います。これからも生産者の立場から、日本の生産現場を歩き、そして農村地域の活性化に役立ちたいと思います。


都城ワイナリーファーム 寺薗淳也さん


●寺園淳也さんといえば、宇宙科学の専門家の先生が有名ですが、今回私は宮崎で新規事業立ち上げの専門家である寺薗淳也さんとお会いしました。これまいくつかの事業を立ち上げられた経験をお持ちの寺薗さん。私はその起業家スタイルに「大倉和親」翁をイメージしました。現在は、都城ワイナリーファームの専務取締役として農業ベンチャーの立ち上げに人生を掲げておられます。私と同学年でもある寺薗さんは、日本の農業振興における私の同志でもあります。今後ともお付き合いいただきたい経営者のお一人です。今回はありがとうございました。

●↑農場長を務める寺薗淳也さんの弟さん。


Oisix阪下利久さん


●ジャグロンズ秋田美郷拠点に東京からお客様をお迎えしました。オイシックス青果開発グループ マネージャーの阪下利久(さかしたりきゅう)さんです。春には、三重安濃津拠点にも来社いただきました。私と同い年でもある阪下さんの仕事は、全国の農業生産現場を回っておいしい青果物を見つけて消費者の皆さんに届けること。いわば、青果物流通におけるブリッジ・ビルダーでもあります。阪下さんは、お会いすると必ず面白いヒントを与えてくれます。今回も大変有益な情報を頂きました。早速実践してみようと思います。阪下さん、今後ともよろしくお願いします。


大阪京橋の「うずら屋」さん

●大阪に用事があり、帰り際に、大阪京橋の「うずら屋」さんに行って来ました。
●うずら屋の名前の由来は、フランス産のうずらの焼き鳥から来ているとのこと。うずらの他に、秋田の比内地鶏もあり、そのほか安納芋、万願寺あまとう、ホワイトアスパラ、グリーンアスパラ、トマト、銀杏、など何でも焼いてしまいます。
●わずか100平方pほどの、炭焼きの前で店主の宮本さんが、メインで焼いてくれます。私は、目の前で焼くのを見せていただきながら頂きましたが、まさに目の前は小宇宙です。
●宮本さんは、元フレンチの料理人でもあり、お店の中は常にチーム体制で、お客をもてなす仕組みになっていました。特に、宮本さんの取り巻きの、ナイスガイの皆さんの笑顔と接待は、特筆ものです。「うずら屋」さんは、美味しく楽しい一時を過ごすことの出来る特別な空間でした。
●大阪では、プロの料理人の皆さんも利用されるという「うずら屋」さん。そこには、明確なコンセプトと、持てなしの心がありました。大阪に行かれた際は、是非一度立ち寄っていただきたいお店です。なお、すべて予約制ということなので、お出かけの前に一度お電話させることをお奨めします。
★詳しくはこちらをご覧ください↓
http://horoyoi.jp/detail_id_784.html
http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/27001125/


三重県立相可高校 食物調理科 村林新吾先生

●昨日、三重県立相可高校 食物調理科の村林新吾先生を訪ねた。もう放課後の食物調理クラブの時間である。食物調理科の校舎に入って気持ちよかったのは、生徒さんの挨拶。皆さん、きちっと挨拶が出来る。挨拶は当たり前であるけれども、当たり前のことを人より一歩先んじて実践することがこんなに人に良い印象を与えるものなのかと改めて感じた。
●村林先生は、世の中に本物のプロの料理人を輩出すべく、日夜、教育に励んでおられる。今回は、料理人の弟子である生徒さんに益荒男ほうれん草を試してもらいたく村林先生を訪ねたのである。先生は大変親しみやすい方で、話はとんとんと進み、すぐにでも是非一度生徒さんの前で話をして欲しいとのことになった。ところが、私たちは、ジャグロンズにとって5月は「渡り」の季節、生産拠点を東北秋田に移すのにハードな毎日を過ごすことになる。三重の益荒男ほうれん草が本格的に出荷開始するのが11月、ということで、11月15日15時半から16時半間での1時間、相可高校食物調理科で私の講演が決定した。
●ほうれん草の調理現場では、先生の弟子の中村さん(学生さん)はじめ生徒の皆さんおもてなし有り難うございました(特製の茶碗蒸し美味しかったです)。またお会いするのを楽しみにしております。
★三重県立相可高校食物調理科のHPはこちらです。↓
http://jr2uat.net/mago/mago.htm


作物研究所 高田さん

●先ほど、サツマイモのことを知りたくて農研機構に電話したところ、作物研究所の食用サツマイモチームの高田さんを紹介いただいた。高田さんはサツマイモのスペシャリストである。
●高田さんの情報は、深く大変興味深いものであった。やはり第一線で研究に取り組んでおられる方の話は「ワクワク」するものがある。数年後にはおもしろいことが出来そうな気がする。
●私たちジャグロンズの夢の一つはオールジャパンの視点から新興産地を作ること。農研機構には、日本の農業を活性化するうえで非常に有益な、品種と情報がある。私は、研究現場と生産現場をつなげる架け橋になれたらと思う。それが「機構フェロー」であり「ブリッジビルダー」としての使命である。
★農研機構の情報は誰でも入手可能です。生産者の皆さんも是非農研機構を活用しましょう。


世の中すごい人がいるものだ!!

●昨日、オイシックスさん主催のN1サミットという会議に参加した。そこで、プレゼンをされたのが、川田建次さん。このお名前は、ペンネームで、本名は道法正徳さん。この方、無肥料で果樹を作る農法のプロであり伝道師でもある。永田農法や万田酵素などでも活躍した経緯を持ち多くの農法に造詣のある方である。●道法さんの農法は、ズバリ窒素を使わない農法。重要なのは「温度」と「水」と主張する。道法さんは窒素の役割を完全否定しているが、よくよく聞いてみると有機肥料、無機肥料についていっているのであることが分かった。窒素が全くない状態で植物は体を構成することが出来ない。もしそれが出来たら「錬金術である」。道法さんの農法は、これまでの農法ではなかなか活かすことの出来ない「地力窒素」または「空気中の窒素」(実はこれを元に化学肥料は作られている)を植物の力を発揮させて吸収出来るように栽培管理する農法であることが理解できた。●学術的に言葉の使い方に誤解を生むところがあるが、考え方は全く間違っていない。独特の話術とユーモアのセンスをもった「道法正徳さん」。こんな方がいっぱいいたら日本の農業はもっとワクワク楽しいものになるに違いない。世の中にはすごい人がいるものだ。私たちもそんなふうに言われるよう、日々研鑽してゆきたいと思う。


福原昭一さん

すごい人がいるものだ、水稲を100ha作っているという。滋賀県にある農業生産法人、有限会社フクハラファーム代表取締役の福原昭一さんがその人である。今日、弊社までわざわざ足を運んでいただいた。弊社が農林水産省の研究所(近畿中国四国農業研究センター)から受け継いで継続している事業の一つ、再生紙マルチ水稲直播シートの使用を検討しておられるとのこと。「試験的に1haほど作りたい」そんなスケールの大きなことをおっしゃる福原さんには、米作りに関する技術と理論がある。普通なら「いきなり最初からそんな面積は辞めてください」とお客さんに進言するが、今回は別のように感じた。栽培面積だけではなく高い技術を兼ね備えたおそらく、日本でトップクラスの稲作組織ではないだろうか。フクハラファームならば、再生紙マルチ水稲直播栽培の大規模生産を世界で始めて成功させる組織ではないかと思う。
http://www.fukuharafarm.jp/


韓国のジャーナリスト王さん

アグリフードEXPO2010大阪の会場近くのホテルで知り合った。韓国の王さん。彼は、雑誌の取材で10日間大阪に滞在して取材を続けるとのこと。ジャグロンズも韓国のメディアに取り上げられるかな!?


アグリフードEXPO2010大阪


明日2月16日、17日の2日間、大阪市のアジア太平洋トレードセンター(ATC)で行われる第3回アグリフードEXPO2010大阪に出展しました。大阪、神戸、京都など関西地区の多くの方々が「益荒男ほうれん草」に興味を示してくださり、有意義な2日間を過ごすことが出来ました。


インターン生 駒澤将太君


●先日のテレビの報道番組の反響、もうありました。放映当日に連絡をくれて、その二日後には、ジャグロンズ本社に住み込みで研修している駒澤将太君。駒澤君は東京出身の愛知学院大学法学部4年生(厳密には春から4年生)。農業ベンチャー希望で、色々調べていたところ、たまたまテレビを見て「ここだっ!!」と感じたとのこと、2日後には、自分の思い通りにジャグロンズのインターン生として勉強しているあたり、かなりのフットワークの軽さがあります。●将来有望な若者です。実は彼、大学主催の第28回法学部学生法律討論会(愛知学院大学法学会主催)で優勝した実績の持ち主なんです→http://www.agu.ac.jp/~hogakubu/news/news28.html。●こうした優秀な人材が集まってきてくれるジャグロンズもなかなか捨てたもんじゃありません(笑)。春休みの間は無期限でジャグロンズにどっぷり浸りたいとのこと。ジャグロンズで、将来を担う若者が何かを感じてもらえたら良いなと思います。


テレビ愛知報道部記者「溝部志穂」さん2

先日1月31日の名古屋でのゲリラ直売の現場で、ばったり偶然(?)テレビ愛知報道部のクルーとであいました。前回記念写真を撮れなかったので、今回は、ばっちり記念写真が撮れました。
なお、2月3日放送予定だった私たちの活動内容を紹介した報道番組は、2月8日または9日の放送になるようです。

☆写真は名古屋瑞穂区のサポーレさんの前で、益荒男ほうれん草は、サポーレさんでも扱っておられます。運が良けれ(売り切れていなければ)ば購入出来ると思います。


名古屋の若手シェフ集合

名古屋でも密かな人気の「益荒男ほうれん草」本日、名古屋の若手シェフが、益荒男ほうれん草のふるさとを訪ねてきてくれました。常夜鍋で、いろんなタイプのほうれん草を味わっていただきました。甲斐シェフは、ブラックが一番「味が濃い」との評価。現在のブラックの糖度はそんなに高くありませんが、プロの料理人の舌には、甘さだけでない「何か」が分かるようです。

☆写真は左から、甲斐浩一さん、柴田伸也さん、(藤原隆広)、森下将樹さん、垣波日向さん。みなさん、名古屋で活躍するプロの料理人です。これからもよろしくお願いいたします


テレビ愛知報道部記者「溝部志穂」さん

今日は朝早くから、テレビ愛知の取材を受けました。ジャグロンズの一日の密着取材。晴天にも恵まれ、8時間びっしりの取材でした。溝部記者はじめ、カメラさん、音声さん寒い中、ありがとうございました。一日の撮影の内容が、になるとのこと、放送が楽しみです。
撮影内容は、4〜5分の報道番組の一コマに濃縮されて、テレビ愛知にて2月3日夕方5時から放送されます。皆様お楽しみに。


野菜ソムリエの朝岡さん

本日は、名古屋からお客様をお迎えしました。
ベジタブル&フルーツマイスター(野菜ソムリエ)の「朝岡せん」さんです。
朝岡さんは、名古屋を中心に野菜教室の講師や、料理の指導をされている方で、「益荒男ほうれん草」の生産現場を自分の目で確認したいとも思いでいらっしゃったそうです。「益荒男ほうれん草の生産者であるジャグロンズの活動内容や、野菜作りに関するものの考え方にふれて感銘をうけました。」とのこと。私たちジャグロンズにとって、朝岡さんのような方がいらっしゃることは大きな励みになります。朝岡さん、今後ともよろしくお願いいたします。


希有の人物2「ウマノユキノリ」

●ジャグロンズにとって今では欠かすことの出来ない人物である「ウマノユキノリ」。
●彼は、突然私の前に現れた、自分をガンガン主張するアメリカンスタイルが彼の第一印象である。外資系のITコンサルタント会社を経て、IT企業で農業の専門家として活躍しているという。
●しかし、私からすれば、彼は農業についてうわべだけしか分かっていないように見えた(実際はそうでないかもしれないが・・)。
●彼は、ジャグロンズで研修をさせて欲しいという。彼は、私に負けず劣らず強い個性の持ち主である。これと決めたら辺り構わず突撃する彼のスタイルはすがすがしくさえ感じることもある。
●彼はとうとう会社を辞めて私の元に弟子入りを志願してきた。私はそれを受け入れた、生活を共にし、三重から秋田への渡り鳥農業も一緒に経験した。彼は建設業の家系に生まれ育った。
●半年間一緒に暮らして分かったこと。それは、彼は私が考える未来の農業の分野では類まれない能力の持ち主であることである。現在の彼の役割は「農作業アナリスト」。農作業の数値化による農業の合理化である。土建屋のDNAを持つ彼の現場監督能力はかなり優れている。そして何より農業現場で起きている状況を数字で表現する力に長けている。
●今年のジャグロンズにとって、彼の参加は「鬼に金棒」ならぬ、「ジャグロンズにウマノ」といった表現がぴったりである。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                


京丹波市の廣田さん

今日は、京丹波市の廣田さんご夫妻にお会いしました。5年ぶりにお会いした廣田さん。元々は、技術者でしたが、現在、ウコンの栽培に打ち込んでおられるウコン栽培のプロです。廣田さんのウコンは単なるウコンではありません。5種類のウコンがあるのです。世の中にはいろんなスペシャリストがいるものだと感心しました。廣田さん、今日はどうもありがとうございました。


株式会社キャムブレーン

●今日は、株式会社キャムブレーンを訪ねました。私たちジャグロンズの目指す農業は、科学的農業の実践と生産小売り事業の実践によるお客様への情報のサービス。私たちの求めるビジネスのヒントはそのほとんどが、商業および工業の形態の中にあります。農業は価値生産のプロセスは、ほかの産業と異なる部分もあると思いますが、産業としてみれば、ほかと同様の物差しで見る必要があります。つまり、純収益を如何に挙げるかということが事業活動の側面から見ると最重要なのであります。
●農業は、広い意味で見れば、青果物流通業も含めてとらえられることがありますが、流通業は農業とは全く違います。生産、流通、小売りをその力関係は生産<流通<小売りです(藤原の独断と偏見、たぶん正しい)。その裏付けは、接待の関係を見れば明らかだと思います。生産者は流通業者を接待します。また、流通業者は小売業者を接待します。日本のモノづくり、それは「生産業」なのです。生産業はもっと強くなるべきです。良く、流通業者の方とお会いすることがあります。初対面から「ホウレンソウを売ってやるからサンプルを送れ」的なことをおっしゃる偉い方がおられますが、私は、そんな方には、絶対にサンプルは送りません。そんな方に限って、「たかがほうれん草」なんて言うことが多いからです。
●私たちは、流通業者のお取り引先様と対等な立場で取引出来るよう良いモノづくりに徹底して取り組みます。そして、もし既存の流通システムで私たちの変化に対応出来ないのであれば、自らエンドユーザーのみなさんに自社商品を届ける努力をします。それでも消費者の皆様に受け入れられなければ、私たちのあり方を変えてゆかなければなりません。しかし、決して中間流通業様の価値観でモノづくりのスタイルを変えるようなことはしません。
●明日は、東京築地の卸売市場に営業します。私たちジャグロンズのスタイルを理解できる市場関係者と出会えたらラッキーですが・・・別にほうれん草を売ってくれと頼みに行くつもりはありません。「益荒男ほうれん草」というほうれん草があることを分かってもらえたらそれで良いのです。
●今回の、株式会社キャムブレーンを訪問して、現場重視のモノづくりの原点に立ち帰ることが出来たような気がします。意見交換をさせていただいた太田社長、それに小川さん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


今日のお客様


本日、UnitedGIPsの宮川良夫さんhttp://www.giplaw.com/ourgroup/dc/profile/yoshio-m.htmlと東川達三さん、それにパナソニックの真壁さんが、来社されました。常夜鍋で、2時間の異業種交流を楽しませていただきました。みなさん、遠くからはるばるありがとうございました。


麻布長江 香福筵 田村亮介 料理長

昨年、ご縁があり、麻布長江http://www.azabuchoko.com/の長坂松夫さんを訪ねました。今年、11月27日に東京に出張した際に懐かしく思いお昼を頂きにちょっと立ち寄った麻布長江香福筵、長坂さんは松山本店の総料理長に就任され、現在は田村さんが料理長に就任されておりました。田村さんのお会いするのも1年ぶり、昼一番で頂いたのはフカヒレ麺、大変おいしく頂きました。スタッフのみなさんがすごく明るく楽しい雰囲気を持った人たちたっだのが強く記憶に残りました。楽しい雰囲気。それが、おいしい食べ物を食べる前の最高のスパイスなのかもしれません。麻布長江香福筵のみなさんごちそうさまでした。


 


東京南青山RestaurantFEUの松本浩之シェフ

東京出張の際、知人の紹介で昨年益荒男ほうれん草を使っていただいた、東京南青山のFEUにお伺いしました(11月25日)。支配人でシェフ ソムリエの今井修さんに案内していただいた店内は、白い壁に真っ赤な椅子が記憶に残る店内でした。今回、お店に伺うのもシェフにお会いするのも初めて。今回はランチのフルコースメニューを頂きました。魚料理や肉料理もおいしかったですが一番印象に残ったのは、一番はじめに頂いたカブのサラダです。こんなにシンプルでかつ奥深い味わいのサラダは初めて食べました。野菜って奥が深いなあ、と改めて感じました。素材の味を全面に出すのは、シェフが自信のもてる厳選した食材を使用しているからにほかありません。おいしいフレンチを頂いた後は料理長の松本浩之シェフにもご丁寧にご挨拶を頂きました。最後に、「ことしは本格的に「益荒男ほうれん草」を使わせていただきます。」との松本シェフのお言葉。料理のプロに評価されるということは「何よりもほうれん草屋冥利に尽きること」その日の一番嬉しく感じた瞬間でした。今井さん、松本さんありがとうございました。


エルコンパスの柴原さん

11月9日、ホシザキ電機のホームページを作成されているエルコンパスの柴原さんの取材を受けました。今回は、スチームコンベンションを使ったレシピなども作っていただきながら、「益荒男ほうれん草」を取り上げていただくことになりました。柴原さんには、「益荒男ほうれん草」がどのように作られるかを見ていただきました。ほうれん草の天ぷらも食べていただきましたが、感心のご様子でした。柴原さん有り難うございました。


財団法人 日本園芸生産研究所 伊東 正 先生

11月6日、広島県総合技術研究所農業技術センターで開催された、日本園芸生産研究所主催の園芸技術講演会で講師をさせていただきました。日本園芸生産研究所は、戦後初の農業ベンチャーの草分けとして知られています。千葉大学OBが出資して立ち上げた組織です。現在、理事長の伊東正千葉大学名誉教授には、私自身、博士論文の指導教授として大変お世話になりました。久しぶりにお会いした先生は、8年前と全く変わらぬご様子でした。登山をこよなく愛され、毎日ジョギングも欠かせないとのこと。足腰の鍛錬が若さの秘訣のようです。私たち農業生産者も足腰の鍛錬には事欠きません。実りのある農業生産活動を行うことで、もっと多くの方に講演できる内容のある人生を作ってゆかなければと思いを新たにしました。


後藤啓一さん


11月6〜7日の2日間、テレビ東京の取材を受けました。取材班のディレクターは(株)ロジックエンターテイメントの後藤啓一ディレクター。後藤ディレクターは東京で数々の番組制作に携わっていらっしゃいます。今回は、短期間での集中取材。取材にご協力させていただく中で多くのことに気づかされました。テレビ番組の制作は、@本当にクリエーティブな仕事であること。A体力と忍耐が必要なこと。B人間を掘り下げる仕事であること。この3つの特徴があると感じました。取材を受けることで、私の考えや目指すものがより客観的に明確になりました。後藤さん、今回はハードスケジュールご苦労様でした。ありがとうございました。にわかADをさせていただいた馬野にとっても思い出に残る2日間だったようです。


荒木さんのイチゴ畑


昨日は、舞鶴の荒木さんのイチゴ畑におじゃましました。荒木さんは「章姫」作りの名人です。現在は「紅ほっぺ」も作っておられます。今回、荒木さんには、若手イチゴ生産者の嵯峨根幹雄さんを紹介していただきました。嵯峨根さんは、元ホテルマンで、就農してから4年目、生産者としてのキャリアは私と全く同じです。荒木さんと嵯峨根さんは、イチゴの苗づくりに腐心されておるとのこと。京都よりも涼しい秋田で生産できないかとの提案を頂きました。渡り鳥農業を実践している僕たちの出番を試す絶好のチャンスです。来年は、秋田で苗生産事業に着手してみようと考えております。
 



津市の平松さん


昨年来、ジャグロンズを応援してくださっている津市の平松さかえさん東洋子さん親子。今年は、試験的におばあちゃんの菜園の片隅に、ほうれん草を栽培させていただくことになりました。平松さん、これからもよろしくお願いします。


津北商工会の桂山さん

最近、津北商工会に入会しました。商工会の経営指導員で中小企業診断士の桂山 築さんとの出会いがきっかけでした。。桂山さんには目から鱗の情報をたくさん頂いております。身近に目先の利益を度返ししたこんな方がいらっしゃるとは思いにもよりませんでした。桂山さんこれからもよろしくお願いします。


塩津孝博さん

本日は、東京からお客様をお迎えしました。株式会社新東通信の塩津孝博さん。私たちの、現在の圃場を視察、本社にて業務打ち合わせをさせていただきました。名古屋出身の塩津さん。私たちの事業活動に大変興味を持っていただきました。今後ともおつきあいのほどよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。


名古屋デリカフーズ(株)の俵さん

●昨日、名古屋デリカフーズ(株)の俵さんの営業にご一緒させていただきました。俵さんは、営業一筋のベテラン営業マン。私自身、営業という新しい分野への挑戦を続ける上で、俵さんのようなプロとご一緒することは大いに勉強になります。●何が勉強になるかというと、営業活動時の一つ一つの気配りは、私自身かなわないと言うこと。私自身、まだまだだなあと少し落ち込む時もあります。しかし私にとって、落ち込むくらいの時が、新しい発想やエネルギーが生まれる最大のチャンスなのです。こういう機会の後には必ず仕事に進展があります。●今年は、とことん営業というものを勉強し、実践していきたいと思います。俵さん、今後ともよろしくお願いします。


東海農政局の藤野さん

●今日は、名古屋にある東海農政局生産経営流通部の食品課の藤野和美さんを訪ねました。藤野さんとは、今年の春、偶然名古屋の農政局で再会しました。実は、私と藤野さんは、京都時代に藤野さんが全農林という労働組合の役員をされていた時に出会いました。私は当時、京都北分会と言う労働組合の末端地方組織の委員長をしていました。京都北部に位置する綾部から京都まで分会委員長会議のため毎月京都にある近畿農政局まで足を運んでいたのが懐かしく思い出されます。●藤野さんには、春にお会いして以来、何度か電話でのやりとりをさせていただいておりましたが、今回は農商工連携や新規就農支援制度などいろんなお話を聞くことができました。藤野さん、それに、今回、お相手をしていただいた、伊藤百明さん、経営支援課の土井幹泰さんありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。


荒木 誠(タカシ)さん

京都府舞鶴市でイチゴを生産しておられる。荒木 誠さんご夫妻。
●先日、一年ぶりにお会いしました。荒木さんとの出会いは、5年ほど前だったと思います。研究所時代に京都府の普及員さんにイチゴの生産現場を案内していただいた際に知り合いになりました。その後数回、お伺いしているうちに、荒木さんの技術のすばらしさと人柄に感銘を受けました。
●荒木さんご夫妻は、もうすぐ80歳を迎えられるのを期にイチゴ生産をやめる予定とのこと。非常に残念に感じると共に、なんとかしたいとの思いがこみ上げてきました。
●ジャグロンズの使命は、我が国の宝である篤農技術の伝承。今回の件については、仲間とも話し合った上で、最善の策を講じたいと考えています。


地主誠一さん、宗章さん親子


ジャグロンズの「益荒男ほうれん草サマータイプ」、今年は、提携農家として、地主誠一さん宗章さん親子に協力していただきました。地主さんは、主にお米とトマトを生産している稲作複合経営の農家です。この夏出荷した中で、かなりのほうれん草は地主さんの作った「益荒男ほうれん草」です。秋田からのほうれん草の出荷もあと僅か、地主誠一さん、宗章さんありがとうございました。


「ほうれん草は“オス”のほうが美味しいの?」磯谷佳江さん

作詞家で、ライターの磯谷さん。偶然、ジャグロンズのHPをご覧になり、「ほうれん草」に関する取材を受けることになりました。●いくつかのほうれん草に関する質問の中で特に、印象に残ったのが、「ほうれん草の雄と雌で味が違うのか?」という質問、これに関しては、園芸学会等でほうれん草の研究に関わっておられる国の研究機関や大学の先生方に聞き取りを行い、ほうれん草では、必ずしも雄株がおいしいとは言えないとの結論を得ました。これは、サイエンスの視点から現段階で言えることを整理した結果です。●先日、秋田大学で開催された園芸学会に参加してきました。そこで元弘前大学教授の嵯峨紘一先生にお会いすることが出来ました、先生は過去に、ほうれん草の雄雌の違いが雄雌の違いによって味が異なるとの発表をされたことがあります。「確かに、雄と雌では品質成分が違いました。でも、抽だいしたほうれん草の品質なので実際に出回っているほうれん草については、当てはまりません。」と嵯峨先生。私も、先生が発表した際の講演要旨を見つけて読ませていただいたが、雌雄の品質には差が見られましたが、雌株が雄株よりも品質が優れる様なケースも見られることから、必ずしも雄が雌よりもおいしいとは言えないとの結論に達しました。●ただし、これは現時点では、科学的裏付けが十分にとれていないということ。私自身、実際の生産の立場に身を置いて、時と場合によっては、ほとんどが雄株になる品種、またはほとんどが雌株になるものがあることを今年の春に観察しました。時と場合を限定した場合は、品種によっては、磯谷さんの言うように「雄が雌よりもおいしい」ケースもある可能性があると思います。●「サイエンスは、現在明らかになっていることを目安に世の中の事象を判断する場合が多い。真実は、サイエンスによってすべて明らかにされているとは限らないのだから。」今回の磯谷さんとの出会いからそんなことを感じることが出来ました。●私も、元研究者でアマチュアのライターとして、サイエンスと生活者のみなさんとの間に橋を架けたい思いました。みなさんこれからもよろしくお願いします。磯谷さんありがとうございました。
※磯谷さんの記事はこちらです↓
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1253855458929.html


村上さん、佐藤さん、松元さん


園芸学会の懇親会で、久々に会った研究所のみなさんと盛り上がりました。
左から、村上さん、佐藤さん、松元さんです。


「ババヘラアイス」と中島育子さん


園芸学会が開催された秋田大学の門前で秋田名物「パラソルアイス(通称ババヘラアイス)」が出店していました。久しぶりにちょっと食べてみようと店に向かう途中、偶然、中島育子さんが向こうから歩いてきました。中島さんは、農林水産省時代の同期入省組。良いモデルがやってきたとばかり、京都出身で「ババヘラアイス」を知らない中島さんにも早速「ババヘラアイス」を紹介し食べていただきました。


大分県の安部さん


今から15年前に、大分県から依頼研究員として野菜茶業試験場で仕事をしていた安部さん。
園芸学会で久しぶりにお会いしました。


明石洋子さん徹之さん親子

愛知県長久手町で開催されたシンポジウムでは、午前中、明石洋子さん徹之さん親子の講演がありました。自閉症の徹之さんと二人三脚で進んでこられた洋子さんの熱い思いが感じられる講演会でした。



鈴木弘正さん


夏場のほうれん草生産で秋田の農業に一石を投じた。にしき園芸の鈴木社長にお会いしました。鈴木さんは、1600坪余りのハウスでほうれん草生産をされています。


加園真一さん

●医療法人社団 輝生会 船橋市立リハビリテーション病院、病院に入ってまず感じたのが、受付の方の快い対応。病院の雰囲気が全く感じられません。
●診療部栄養科 総料理長の加園真一さんは、前職がフレンチ&イタリアンレストランのシェフ。その加園さんから、現在取り組んでおられる病院の食事に対する取り組みについて、お話をお聞きすることが出来ました。
●「病気療養中の生活にもこれからは質が求められる時代。リハビリ治療を進める患者さんにも普通の生活に近い食事を摂っていただけるような工夫をしています。これからは、産直農産物のような、生産者が分かり安心して使用できる食材に関心があります。」とのこと。
●農産物を活用しておいしい料理を作っておられるプロのシェフのお話を聞けたことは、今後の私たちの農業生産活動にも大いに刺激になりました。加園さんありがとうございました。
●なお、リハ・ケア部マネージャーで作業療法士の高橋春美さんには、最新型の施設を導入したリハビリテーション現場を案内していただきました。ありがとうございました。


鈴木啓一さん

↓東京青果株式会社(東一)の鈴木啓一さんと。大田市場は本当に大きい市場でした。

●9月12日、東京大田区にある大田市場を視察しました。今回お世話になったのは、大田市場にある東京青果株式会社でセリ人として働く鈴木啓一さん。鈴木さんは、ダイコン一筋十数年のベテランセリ人です
●大田市場は野菜の現地情報が集中して集まる日本一の青果市場です。今回は、鈴木啓一さんと、鈴木孝佳さんに野菜の流通の現状に関して、教えていただきました。2人の鈴木さんありがとうございました。


山下雄司さん


●9月12日の早朝、東京都町田市つくし野で農業をされている山下雄司さんの畑を訪ねました。
●山下さんは、約2haの畑を耕作されている生産者。高級住宅街の中に壮大に広がる畑は、一般的な都市近郊農家と比較して、規模が大きいと感じました。
●農業と行ってもいろんな形態がある。それを感じた今回の視察でした。山下さんありがとうございました。
 


嶋崎秀樹社長


●9月11日長野県御代田町にあるトップリバー社の嶋崎秀樹社長にお会いしました。嶋崎社長は、これからの日本の農業を牽引する経営者の一人。日本の農業を活性化させるためには、生産者を育てることが重要であると考え、農業生産活動の実践の中で現在は特に人材育成に力を入れていらっしゃいます。
●今回は長い時間を割いていただき、農業経営者としての嶋崎社長の視点から私たちの活動に対する率直なご意見を頂きました。今回の出会いは、私にとって、非常に大きな出会いでした。今回は、「100点+200点」の考えに基ずく儲かる仕組みの説明など、嶋崎さんのものの考え方を大変わかりやすく話していただきました。嶋崎さん今回はありがとうございました。


綿貫有二さん

セミナー講師の綿貫さん、独自の話術でマーケティングのツボをわかりやすく説明される。いろんなセミナーの中でもかなり役に立つ内容のお話しは、満足度の高いものであった。ありがとうございました。


エダマメ栽培の先人「佐々木義文」さん


●今日は、秋田県有数のエダマメ生産地で20年前からエダマメ生産に取り組んでいる大仙市太田の佐々木義文さんを訪ねました。
●来年から、本格的に着手するエダマメ生産の機械化について、確かめたいことがあったため、思い切って先人の知恵をお借りするために飛び込みました。
●機械化については、機械を生産・販売している人よりも、それを実際の事業で活用している人の意見が重要であると考えたからです。
●今日は、佐々木さんに会えて本当によかった。思った通り、実業的側面からの的確なご指導を頂くことが出来ました。これにより、先人が歩んできた試行錯誤の20年間を短期間に知ることが出来ました。機械の説明書やパンフレットには良いことしか書かれていません。なので、実際に機械を活用している実業者の意見は非常に貴重なのです。
●佐々木さん、今日は本当にありがとうございました。


大木ヒロシさん

今日は、秋田商工会議所主催の経営革新塾に参加し、ジャイロ総合コンサルティング(株)代表取締役の大木ヒロシさんの講義を受けた。18時から21時までの時間設定で、朝型の私は眠くならないか心配であったが、それは杞憂であった。大木さんのお話は凄い!!みのもんたさんとルー大柴さんと綾小路きみまろさんを足して3で割ったような独特の話術に引き込まれてしまったのだ。凄い人がいるものだ。明日は、引き続き第2回が開催される。参加するのが楽しみである。


高橋文次郎先生を偲んで

●日本大学の恩師の高橋文次郎先生が先日亡くなりました。8月27日に世田谷の豪徳寺で行われた葬儀(通夜)に参加してきました。高橋文次郎先生は、果樹蔬菜園芸学研究室の教授として私たちをご指導くださいました。同期の一番弟子として研究室の入室を許された私は、いろんな場面で先生の訓辞を聞きながら研究室生活を過ごしてきました。●秋田県庁と農林水産省の合格通知をもらって進路に悩んでいた時も、「何を悩んでいるんだ、君は農林水産省に入りなさい」と背中を押してくださいました。その後も、先生は、後に農林水産省での上司で恩師に当たる吉岡 宏元野菜茶業研究所長を紹介して頂いたり、私の転機に大きく関わっていただきました。先生がおられなかったら現在の私はありません。●喪主のご意向では、遠方からの参列はご遠慮いただきたいとのことでしたが、人が生まれることと、人が亡くなることは、一生に一度しかありません。そういった大きなけじめの出来事に対して、私自身の心のけじめを付けるために参列しました。●今回は、同じ志の教え子を始め多くの関係者のみなさんが多数参列しておりました。そして、偶然お話しした東京で大規模畑作を営んでおられる山下雄司さん、の他、今後事業の発展に大きく影響するような何人かの方々との出会いがありました。●「君たち、人生伸るか反るかだよ。一生懸命勉強して頑張りたまえ!!」生前の先生の口癖が聞こえてきた様な感じがしました。今回の多くの方々との出会いも先生が私たちに与えてくれた最後のご指導と思い今回のご縁を大切にしていきたいと思います。●先生お世話になりました。安らかにおねむりください。合掌。


岡部ご夫妻


8月22日は、盛岡の岡部ご夫妻のオフィスにおじゃましました。ご主人は、整体師、針灸師、奥様はフィナンシャルプランナーとして、活躍されています。今回、勉強会に参加したのがご縁で、お互いの異なる分野での取り組みを中心に意見交換することが出来ました。「一期一会」を大切にされている岡部ご夫妻。ありがとうございました。


久しぶりの再会


久しぶりに会った親戚のみなさんとの記念写真、この中に僕の従妹弟が4人います。前回会ったときは赤ちゃんだったのにもうこんなに成長してたのには、時間の流れを改めて感じるひとときでした。笑顔の多い森元家のみなさんには元気を頂きましたありがとうございました。


ウマちゃん「走る!!」


●毎年8月の第2日曜日に美郷町で開催される「あったか山マラソン」。今年で12回を迎えるマラソン大会は、かなりマニアックな大会です。種目は10kmと5kmの2つ。コースは、平坦がほとんどないかなり過酷なコースです。
●今回、ジャグロンズの看板を背負ってウマちゃんが10kmに出場しました。出場者はみんな玄人に見えます。10kmのスタート、トップから3番目での激走で走り抜けたウマちゃん、大丈夫かな・・・
●結果は、総合12位。男子29歳以下の部で総合2位に入賞しました。何人中2位かって?それは聞かないでください。
●毎年8月の第2日曜日は「あったか山マラソン」の日。参加したらかなりの確率で入賞できます。そして、あったか山温泉の入浴券ももらえるので、疲れを癒して帰ることが出来ます。興味のある方は是非参加してみてください。偶然ですが、「あったか山マラソン事務局」は、ジャグロンズ美郷拠点と同じ所在地になっています。マニアの方から入門者の方まで一度はあったか山マラソンに参加してみてはいかがでしょうか?過酷なコースですが普通のマラソン大会とはひと味違った体験が出来ると思います。
 



 



頑張っている農協さん

先日、公的農業政策の支援事業の関係で、町役場にお伺いしたところ、農協の高橋さんを紹介していただいた。公的サービスを受けるのに、私たちと同様の営利事業を営む農協さんにお世話になるのは非常に恐縮した。私が逆の立場なら、そこまでしてあげられるだろうかと思った。そこで、入力様式(エクセル形式)のファイルを頂き、自分で書類を作成することにした。●このフォーム、非常によくできている。誰が作ったのだろうと興味がわき、調べてみた。県の担当者も、町の担当者もそんな形式は知らないと言う。高橋さんが、自分で作ったもののようである。農業が厳しいこのご時世、何かと批判の矢面に立たされる農協さん。伊達に避難を受けているわけではない。公的機関がやっても良いようなサービスもこなしてくれている。このようなサービス事業には、町の税金を使っても良いのでないだろうか。町から、農政の担当者を農協さんに出向させるだけでも、かなり効果は現れそうである。そういえば、紙マルチ直播栽培でおつきあいを頂いている山形県最上町役場の石山さんは、農協出向経験がおありであることを思い出した。●役人の世界では、やるべき仕事を他に回して仕事をいかに少なくするかに能力が使われる傾向があることを、思い出した。農協さんも公的職務は、役所等に回して、あいた時間を生産者の作った農作物を適正価格で売り込むことに回したらもっと農業の現場は活気付くようにも思う。●最近色々とお世話になっている美郷町役場の農政課の奥山さんは、4月から新しく移動になってこられたばかり。一刻も早く農政のプロとして農協の高橋さんを超えるサービスをこなせるようになってほしいと思う。僕自身役に立てることがあれば何か力になれたらとも思う。●農協さんも、役場の農政課の職員のみなさんも仕事が面白くてしょうがなくなるような農業生産の現場。そんな現場を作り上げることを夢に掲げて私たちジャグロンズは、微力であるが日々の活動を続けていきたいと思う。


株式会社 庄定(ショウテイ)のみなさん

今日は、仙台市中央卸売り市場内の株式会社庄定におじゃましました。庄司恵介社長には東北の筆頭市場としての仙台市場の役割、商品一部の鹿野盛揮さん、千葉達也さんには、エダマメやキャベツの出荷動向、それに商品二部の後藤裕紀さんには、キャベツ等の加工野菜の仕入れ動向などを詳しく教えていただきました。新しい産地を作っていくためには販売先の開拓が不可欠。そういった意味で、今回の仙台訪問は意義のあるものであったと思います。(株)庄定のみなさん、ありがとうございました。


本日のお客様

●本日は、佐藤さんと志村さんという2人のお客様をお迎えした。佐藤さんは農業資材関係の会社の方であり、志村さんは肥料関係の会社の方で、二人とも別々の会社の方である。
●世の中には、いろんなタイプの営業マンがいるものである。志村さんは、有機質肥料を年間30万袋販売した凄腕営業マン。志村さんの会社の製品はもちろん良いものであろうが、それ以上に志村さんの営業力に感服した。志村さんが販売するならば、競合他社の製品でもどんどん売れるのではないかと思った。佐藤さんは、私の夢(構想)を形に変えてくれる営業マン。私の必要とする施設のプロトタイプを作って頂けることになった。うまくいけば、その研究成果を来年の春の学会で発表したいと考えている。
●今、秋田県では、稲作を軸とした複合経営が推進されている。田んぼの減反を活用していかに、収益性の高い野菜を作るのかが課題である。野菜生産は機械化がしにくく、一見収益性が低い反面、販路を開拓することで限りない発展性がある。


藤村幸司朗さん

「夏の農業生産は、秋田で本腰を入れて取り組もう」今年から、秋田県美郷町の認定農業者となって活動している。先日、秋田県の仙北地域振興局にお伺いし、農林部農林企画課担い手経営班の藤村幸司朗さんから、色々と県の支援事業について教えていただいた。明るく話しやすい藤村さんの語り口は、非常に親しみやすい感じを受けた。今から、16年前の平成5年の秋のこと、秋田県の上級採用試験に合格したときのことを思い出す(最終合格の通知を頂いたが、農林水産省への道を選び辞退させていただいた)。そのときの人事担当の方は確か「田村さん」だったと思う。この方も、非常に親切で親しみやすいかたで、秋田県の職員の方に対して好印象を持ったことが思い出される。これからも定期的に足を運び、色々と勉強させていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


高橋さんと遠藤さん


秋田商工会議所で開かれた起業塾に参加してみました。そこで、知り合った、高橋さん(左)と遠藤さん(中央)との記念写真です。


齊藤健一君


●今日は、秋田県地域振興局農林部普及課の主査の齊藤健一君が美郷拠点の農園に訪ねてきてくれた。齊藤君とは大曲高校時代の34組の同級生である。●齊藤君は山男である。登山家故植村直己を生んだ明治大学山岳部に所属した後、もっと危険を伴う社会人クライミンググループに参加、山に夢中になるあまり、就職活動を忘れてしまったほど。●僕が、試験場に入ったとき、農学部出身の彼が、「そんな農学の知識を生かせる職業があるなら僕も来年挑戦してみよう」と言ってたのが懐かしく思い出される。翌年彼は、秋田県庁の上級職に合格し、試験場、普及員、農政と経験し、現在は花卉(かき)の普及員として活躍している。●農業の専門知識の中でも、花芽分化に関する知識は、農作物生産にとっても特に重要な部分である。その花芽分化の仕組みや理論を巧みに活用して行う花卉生産は高度な技術を要する農業の一つでもある。●今日は、露地ギクの生産や、花卉産業の仕組みなど、大変勉強になる情報を教えていただきました。ありがとうございました。


仙北市西木の鈴木社長


●美郷町でお米とエダマメを生産する生産者仲間の畑山さんの紹介で、仙北市西木でホウレンソウを生産している西木農園の鈴木社長にお会いしして、お話を伺うことが出来ました。
●鈴木さんのホウレンソウ作りですごいのは、ホウレンソウを25年間作り続けていること。冬は畑を休ませますが、年間5作きちっと作り続けているのはすごい技術がある証拠です。
●鈴木さんのホウレンソウ作りの基本スタンスは、土作り。有機物を常に追加していくことを意識してホウレンソウを作っているそうです。25年でハウスの土は20センチ〜30センチの高さまで増加したとのこと。毎年、1センチくらいの土かさが増していることになります。
●今回は大変良い勉強になりました。畑山さん、鈴木さんありがとうございました。


川本朋彦さん


●7月10日は、酒米づくりの勉強会に参加する機会を得た。美郷錦などの酒米の生育調査現場に同行させていただきましたが、そこでお会いしたのが、秋田県農業試験場の川本さん。川本さんは美郷町出身で秋田のコメの品種改良を仕事とされている。川本さんは、進んで田んぼの中に入って、イネの茎数、草丈、葉色を調査して、即座に、その田んぼのイネがどんな状態にあるかを判断される。川本さんは、米作りの内科医に見えた。聴診器を当てるように、イネの葉色を調べ、追肥が必要か否かを判断する。必要以上量の追肥は、いもち病という恐ろしい病気を引き起こしてしまうことになる。●今回の大きな収穫は、茎数の数え方と幼穂分化の調べ方を直接教えていただいたこと。ありがとうございました。


三輪和則さん


三輪農機専務の三輪さん。私どもの移植機にも大変興味を持っていただき、先日の展示会にも展示していただきました。農業機械の情報だけでなく、地域の情報も紹介してくださる有り難い方です。これからもよろしくお願いいたします。


白土宏之さん


●先日、稲作の勉強会で、先生をお願いした。東北農業研究センター大仙拠点の主任研究官、白土宏之さん。実は、農林水産省の研究職の新人研修を野菜茶業研究所(僕も同じところで研修をしました)で、その後、中国農試(現在の近畿中国四国農業研究センター)(福山)に勤務されていたとのこと。いろんな面で私の先輩に当たることがわかりました。●実は、白土さんが中国農試に配属された年に、再生紙マルチ直播シートの研究がスタートしたのだそうです。●東北農業研究センターでは、大規模畑作を大きなテーマにしていますが、私たちが取り組もうとしている中山間地向けの水稲栽培技術の開発にも役立つコアな技術がたくさんあることがわかりました。●中山間地農業研究のメッカ近畿中国四国農業研究センターを経験している白土さん、これからもよろしくお願いいたします。●今回、白土さんには水稲の生育の最適pHを教えていただきました。水稲は、pH6以下を好むそうですが私たちの圃場は6.7程度。試験栽培をしている水田圃場は、山水を利用していますが、山水のpHは7.4でした。流水は炭酸ガスを多く拭くんで弱酸性になると思うのですが、この地域の流水はなぜか僅かにアルカリ性に傾いた水質のようです。あともう一つ、水稲種子の休眠に付いての知識は、非常に役立つ情報だったと思います。ありがとうございました。


懐かしい人、飯沼順君


●六郷中学校3年1組の同窓生、飯沼順君。今日、偶然の再会でびっくりしました。彼は現在ポストマンをしています。先月から美郷町のエリアの担当になったとのこと。郵便配達にきてくれました。
●赤のカブがかっこいいです。僕も、冬はホウレンソウの配達用のグリーンのカブで町を走ります。
★「ホンダスーパーカブ・ほうれん草エクスプレス」の詳細はこちらをご覧ください↓
http://www.jagrons.com/archives/2007/09/post_136.html
http://www.jagrons.com/archives/2007/11/712km.html


田口勝教さん


★↑勝久さん(左から3人目)と勝教さん(右から2人目)
●いつもお世話になっている三輪農機さんから近くで若い生産者の人がいるということで紹介いただいた田口勝教さん。
●お父さんの田口勝久さんは秋田県農業士(指導農業士)として、美郷町だけでなく、秋田の農業を牽引されている方です。これからもよろしくお願いします。


エダマメに夢中!!畑山孝夫さん




●美郷町で昨年から専業スタイルで就農した、畑山孝夫さん(写真左)。私の六郷中学校の2つ上の先輩でもあります。
●畑山さんは、これまで、日本国内にとどまらず、インドネシア、中国など、世界を股に掛けてビジネスマンとして活躍してこられました。
●畑山さんの農業スタイルは稲作を中心とした複合経営。去年から、枝豆生産に夢中とのこと。一年遅れで移植機を使ったエダマメ作りに取り組んだ私たちに強い関心を持っていただいております。
●畑山さんには、単位面積あたりのエダマメの目標生産量があります。私たちも、来年は、畑山さんと一緒に畑山さんの目標達成収量を目指すことで意見が一致しました。
●先日は、青森県黒石市の加藤さんの畑に同伴頂いた畑山さん。http://www.jagrons.com/archives/2009/06/post_603.htmlサラリーマン時代の営業で鍛えたフットワークの軽さを私も見習おうと思います。これからもよろしくお願いいたします。


青森県黒石市の加藤洋一さん



 


●6月25日、青森県石黒市を訪ねました。今年、青森県下ではじめて、再生紙マルチ水稲直播栽培を試していただいた加藤洋一さんの田んぼにお伺いしたのです。●今年の結果は、敷設時期が早すぎたことと、敷設後の低温の影響であまり芳しくありませんでしたが、加藤さんは意に関せず、「何だってはじめはこんなもんだよ」「新しいことを取り組む際の秘訣は、近隣の農家さんとうまく人間関係を築くことだよ」「6年間無農薬でお米を作ったらヒエの田んぼになっちゃってコメは2俵、もうやめようと思ってたけど、今年は草が生えないだけましだよ」と、流暢な津軽弁で語ってくれました。●加藤さんは、津軽のリンゴ農家でもあります。自然の中で新しいモノづくりに挑戦する事の難しさを理解し、それに対して客観的に向き合う姿勢は、大いに私たちの参考になるものでした。●今回の機会を与えてくださった、株式会社キョーエイの間山さん清水さん、そして、加藤さんありがとうございました。


佐々木隆之君


★棚田をバックに記念撮影。佐々木君(右)と馬野君(左)
●再生紙マルチ直播シートを活用した稲作。今年の実践は、秋田県美郷町の四天地(シテンジ)地区、ここは僕が小学校時代遊び回った懐かしの場所です。●昨日、田んぼで懐かしい旧友と会いました。小学校時代毎日のように遊んでいた佐々木隆之君です。彼も隣の田んぼでお米を作っています。●彼のすごいところは、ものづくりが得意なところ、手先の器用さでは抜群のものを持っています。久しぶりの再会でしたが、田んぼの水管理等で、これからもちょくちょく会えそうです。これからもよろしくお願いします。


コメづくりの匠・山形県最上町の二戸(にと)さん


●今日は、午後から山形に移動、水稲再生紙直播シートを山形県で初めて挑戦された、二戸さんをお訪ねしました。●二戸さんは、不耕起栽培の実践者でササニシキを作られています。今回は初めての再生紙マルチシート直播技術の導入ということで、技術のフォローアップもかねて4人で伺いました。●そこで見たものは、封入種子の周りに発生した多くのイトミミズ。以前、聞いたことはありますが、初めて見ました。●早速、前の職場の先輩であり本技術の研究者であった近畿中国四国農業研究センターの亀井チーム長に電話して確認すると。「湛水状態がながく続くとイトミミズが発生することがある、そのままだと種籾が酸欠状態になって腐ってしまうことがあるので、水を落として発芽までの間少し通気をよくした方がいいとのアドバイス」早速そのことを二戸さんに伝え、対策をこうじてもらいました。「危なかった、危機一髪!!」これで何とか発芽がうまくいきそうです。●二戸さんのように不耕起栽培をする田圃では、イトミミズが発生しやすく、そこにいわゆる「とろとろ層」ができて、雑草の発生が抑えられることが知られています。●今回は、イトミミズの存在が裏目に出て危うく種籾の発芽が抑制されるところでした。今日は、みんなで大変いい勉強をさせていただきました。ありがとうございました。

★左から、二戸さん、藤原、最上町役場農林課の真柄さん、石山さん
今日はありがとうございました。


ヤマケンの高田敏宏さん

昨日は益荒男ほうれん草を求めて名古屋からお客さんがいらっしゃいました。(有)ヤマケンの高田敏宏さんご夫妻です。終盤に差しかかった三重安濃津拠点の生産現場を視察され、益荒男ほうれん草の歴史やエピソードを熱心に聞いていただきました。これからもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


新しい仲間がやってきた(パロディー版)Mr.“U”


●↑写真は、竜鉄也さんではありません。
●ジャグロンズに新しい仲間がやってきました。馬野幸紀君28歳。
●前職はMIB(メン・イン・ブラック)のエージェントで、元同僚の“K”(トミー・リー・ジョーンズ)や“J”(ウィル・スミス)は有名。彼自身は“U”として活躍(しかし、彼自身この事実を覚えていません)。
●これまで宇宙人関係の分野で活躍してきた彼は、今後、ジャグロンズで活動する中で日本の農業に一石を投じてくれるはず。みなさん、今後の馬野氏の動向にご注目ください。


木村良太さん

益荒男パウダーの開発でご協力いただいた(有)キムラ加工取締役の木村良太さん。
先日、ジャグロンズを訪ねてきてくれました。(残念、写真を間違って消去してしまいました)
これからも良いおつきあいをさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
http://www.teabag.jp/
http://blogs.yahoo.co.jp/newjpncountry/15675118.html


松島さんご夫妻


津市でほうれん草を作っておられる松島さんご夫妻。
ほうれん草生産歴10年になるそうです。
娘さんとお孫さんの4人でジャグロンズのポパイズガーデンを視察にいらしたのがご縁でおつきあいさせていただいております。


井村さん近藤さん

「ぎゅーとら」の井村さんと近藤さんがポパイズ・ガーデンにいらっしゃいました。
これからも、ほうれん草を通していろんな方とお付き合いさせていただきたいと考えております。


小川さんと砂原さん


おかげ横町のスタッフのみなさんにはいつも大変お世話になっております。
写真は、小川さんと砂原さん。このお二人、笑顔がすばらしいと思いませんか?


岩田君と坂野さん


おかげ横町の朝市(5時〜)に、三重大生の岩田君が着いてきてくれた。
偶然、岩田君の友人の同じく三重大生の坂野さんが通りかかった。
そこで記念写真を「パチリッ」ハイ良い絵になりました。


坂崎英樹社長

先日、サポーレの坂崎社長にお会いし、お食事をご一緒させていただいた。
商売人としての哲学やこれまでの人生経験などを聞くことができた。
これからもよろしくお願いします。


(株)工業市場研究所の柿原貴司さん

★柿原さん本当に感謝しております。有り難うございました。

3月までの半年間、三重県産業支援センターの支援事業として、(株)工業市場研究所http://www.kohken-net.co.jp/の柿原さんにお世話になりました。今回は最後の会合と言うことで、会合のあとにお食事をご一緒させていただきました。柿原さんには本当にお世話になりました。いろいろと勉強させていただきましたし本当に親身になってほうれん草の販路拡大のためのサポート事業に取り組んでいただきました。柿原さんにお会いできたことはジャグロンズにとって大きな転機になったと思います。有り難うございました。


新門農園を訪ねて

★一年中糖度7(Brix%)以上の高糖度トマトを高級ブランドとして出荷している(株)新門農園の代表新門剛さんを訪ねました。

●3月27日は、宮崎県門川町の新門トマト農園を訪問しました。
●新門さんは、新規就農して16年目で、高糖度トマト一筋の方です。十数年前に野菜茶業試験場で研究されていた一段密植栽培を生産現場で普及させた立て役者の新門さん。
●当初、岡野邦夫研究室長を中心とした野菜茶業試験場の研究グループがこの技術の研究に取り組み始めたとき、たまたま学会発表の現場に居あわせたわたしは、「こんな実験のための栽培試験みたいな研究は必要ない」などと他の学会員に批判されたことを思い出します。そのときからすでに、新門さんは生産者としてこの技術に注目して生産現場での活用を検討していたことになります。何という先見の明。
●こんな方がいるとは僕も脱帽です。同時に、僕は「しまった」と感じました。「こんな方がいるのなら私は研究所を辞めるべきではなかった」。日本の農業もまだまだ見捨てたものではありません。
●人は、イメージできることは具現化する事ができます。新門さんは農業16年目の大先輩ですが甘いトマトを作る話は、私たちのほうれん草づくりとも多くの面で共通点がありました。私は実際に農業生産を始めて3年になりますが、新門さんにお会いできたことは大変励みになりました。私たちも夢のもてる農業をイメージして活動を続けていきたいと思います。
●最後に、もう一つ、森農園の森雅也代表にも大変お世話になりました。森さんは新門さんのお弟子さん。新門トマト生産の担い手でもあります。コスト感覚をきちっと持って取り組まれている森さんには将来の可能性を感じました。トマトだけでなく、人づくりもきちっとされている新門さんはやっぱりすごい。これからの農業の理想のあり方だと感じました。
●帰りの宮崎空港の店頭には「新門トマト」が高値で売り出されていました。新門さんはすごい方です。新門さん、森さん今回は忙しいところご対応頂き有り難うございました。


九州沖縄農業研究センター久留米研究拠点

★歴史あるイチゴ研究のメッカ、九州沖縄農業研究センター久留米研究拠点

●3月25日、仕事で、九州沖縄農業研究センター久留米研究拠点におじゃましました。
●久留米研究拠点は、かつて野菜茶業試験場久留米支場として、「とよのか」や「さちのか」などのイチゴ品種を育成てきた伝統のある研究所です。
●現在もイチゴの研究を柱に、九州と沖縄地区の農業発展のための研究が行われています。
●近畿中国四国農業研究センター勤務時代に大変お世話になった研究管理官の田中さんhttp://konarc.naro.affrc.go.jp/kanrikan/ktanaka.htmlにもお会いでき、ジャグロンズの活動にエールを送っていただきました。有り難うございました。
●今回、かつての職場の先輩でもある渡辺慎一さんと大和陽一さんには特にお世話になりました。有り難うございました。
 
★主任研究員の渡辺さん(写真右)は、これまでに、高等度トマトの安定生産技術に向いた栽培技術である「トマトの一段密植栽培の技術開発」や収益性を高める栽培技術である「小玉スイカの立体栽培技術」の開発に取り組んでこられました。現在は、「暖地園芸地域におけるアスパラガスの伏せ込み栽培技術」の開発に取り組んでおられる園芸分野の栽培技術開発のエキスパートです。


農作業学のプロフェッショナル・菊池 豊さん

★岩手県出身の菊池さんは、農業分野における労働科学のプロフェッショナル。ただいま花嫁募集中です!!

●昨日は、埼玉からのお客様もお迎えしました。
●農研機構、生研センターhttp://brain.naro.affrc.go.jp/の菊池豊さんです。私が、かつて勤務していた組織の中でも特に農業の機械化等に関する研究分野で我が国の先導的役割を果たしてきた生研センター。そこで、菊池さんはこれまでに農作業の安全性などに関わる分野を中心とした労働科学分野で活躍してこられました。
●私たちジャグロンズの活動の意義の一つが、研究開発した技術を産業現場で活用する事。そのためには、作業負荷や労働時間がコスト面等で大変重要となってきます。
●基礎的な視点での農業技術の開発分野では、とかく作業時間や労働環境に関わる労働条件が軽視されることがあります。しかし、作業効率を含めた労働科学の知見の活用はサイエンスの産物を産業の場で活用する上でのもっとも重要なポイントの一つなのです。サイエンスの産物を実業分野で活用することは、「死の谷」そして「ダーウィンの海」http://www.jagrons.com/archives/2007/10/post_142.htmlに橋を架けることですが、アグリビジネスの分野では工業分野以上に「作業効率=コスト」の意識を高めていかなければなりません。そういった意味で、菊池さんの研究分野は、これからの日本の農業を強くて逞しいものにする上でなくてはならないものなのです。
●菊池さんからは、いろいろとご指導いただきました。有り難うございました。今後ともよろしくお願いいたします。


むちゃくちゃダンディーなお二人

★小久保さん(右)と高須さん(左)。背景はシチリアではありません。高須さんの手に持っておられるのは葉巻ではなく、赤軸ほうれん草です。「あまいっ!!」とのご感想を頂きました。

●昨日、小久保さんからお電話がありました。「近くに来たので良かったら畑を見せて欲しい」とのこと。喜んでお迎えしました。
●そして、お昼過ぎ小久保さんと相棒の高須さんが畑にいらっしゃいました。小久保さんは、ダンディーな方であることは知っていましたが、一緒にみえた高須さんも負けず劣らずのダンディーなお方。思わずシャッターを切ってしまいました。お二人ともイタリアを舞台とした映画に登場しそうなダンディーぶり。下の写真を見て「カッコいいなあ」と思うのは私だけではないと思います。
●小久保さんと高須さんは、コクボセラム株式会社で、夢の巨大真珠の開発と量産に取り組んでおられます。今回は、わざわざお越し頂き有り難うございました。


木つつ木館での出来事

昨日、大紀町にある木つつ木館http://www.kitutuki.or.jp/の駐車場に駐車した際にうっかりライトをつけたままにしてしまいました。さて、帰ろうとキーを回しても、愛車のアクティー(http://www.jagrons.com/archives/2008/04/post_267.html)はウンともスンとも言いません。困り果てて、キツツキ館のスタッフにお願いしたところ、素早い対応でエンジン機動OKに。「良くあることで慣れてますから」と2人の女性スタッフに救っていただきました。はじめての、バッテリーあがりを経験しました。これからは気を付けたいと思います。スタッフの落合さん有り難うございました。


ジャグロンズ一(いち)の益荒男「倉島君」

 
●安濃津拠点でのほうれん草生産も終盤を迎えました。最後の畝たて作業の準備風景です。
●ここで、実力を発揮しているのはジャグロンズ一の益荒男、倉島君です。
●はじめて扱った作畝管理機ですが、非常に器用にそしてテンポよく使いこなしてくれました。
●やはり彼は和太鼓のセミプロだけあってリズム感が違うなあと感じた農作業の1シーンでした。
●なかなか、筋がいいと思います。これからもがんばってください。


野田さん

昨日、野田ファームの野田さんとご両親のおじいちゃんおばあちゃん、それに息子さんがほうれん草の話を聞きにやってきてくださいました。おじいちゃんとおばあちゃんは、10年間ほうれん草を作り続けているとのこと。早速ビニルハウスを見せていただきました。だいぶ畑が疲れている感じがしましたが、またじっくり調べさせていただこうと思います。ありがとうございました。


船谷建設株式会社

今日は、伊勢市の船谷建設株式会社にお邪魔しました。船谷常務のご紹介で船谷社長にお会いさせていただきました。船谷社長は、大変紳士的な方でした。建設業界の船谷常務とは農業分野のジャグロンズといろいろな、クロスフィールドイベントの可能性についてうち合わせが出来ました。これから面白いイベントを開催できそうな手応えを感じた1日でした。船谷社長、船谷常務有り難うございました。


小平三郎さん

伊勢丹新宿店さんの地下のバックヤードで働いていた小平三郎さん73歳。お昼を一緒に頂くご縁がありました。小平さんは、ブティックの経営者で、今、お店の新築工事のために時間があいているのでアルバイトをしているとのこと。小平さんは、16歳から商売の世界に入り、35歳で独立、それから30年以上お店を経営されてきたそうです。短い間でしたが、商売に関する多くのことを教えていただきました。商売を全く知らずに起業した僕にとっては、大変貴重なお話でした。小平さんありがとうございました。ご縁がありましたら今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。


デパ地下のプロフェッショナル

東京新宿伊勢丹のデパ地下、そこでは、お客様に最高のおもてなしをサービスする現場がありました。
青果売り場の、栗林さんと渡辺さんのお二人は、的確なお客様への商品説明を短時間で効率よく行い常連のお客様から高く評価されており、お二人の女性のおかげで「益荒男ほうれん草」をスムーズに東京のお客様の食卓にお届けすることができました。ありがとうございました。また最高の時期に最高の味のほうれん草をお届けできるようにほうれん草づくりを続けていきたいと思います。栗林さん、渡辺さんありがとうございました。


沢田さんと内藤さん


携帯電話がなりました。お相手は、和田オートマチック(株)高松支店の内藤さん、静岡出張の帰りに、ポパイズガーデンに立ち寄っていただけることのこと。そこで思わぬ2ショットがとれました。内藤さん(写真左)と一緒に見えたのが有限会社沢田の沢田さん(写真右)。二人は、「おしどりさん」「ちどりさん」の生産−販売を行っている電動式半自動型移植機の生みの親です。ジャグロンズの移植機1号機と2号機は、二人のドクターチェックを受けて、また明日から元気に働きます。


「ビストロ シャテール」櫻井雄司さん2


東京出張の際に、飛び込みで、ビストロ・シャテールの櫻井シェフのお店におじゃましました。
突然のご訪問にもかかわらず、おもてなしいただきありがとうございました。


津市立安東小学校のみなさん

 
今日は、安東小学校の授業の一日講師を体験しました。
5年生と、6年生の授業を2コマ担当しました。
ほうれん草に関する話題です。
どうやって、小学生をジャグロンズワールドに引き込もうかといろいろ工夫しましたが、
思った以上に盛り上がり、満足の小学校授業体験になりました。
小学生はすごい!!すぐに、ジャグロンズのほうれん草の種類、「ゴールデン、アフロ、ブラック」を覚えてくれました。元気なみなさんから、私もエネルギーを頂きました。ありがとうございました。
今回の授業を担当していただいた、「はやし かおり 先生」には、いろいろとフォロー頂きました。ありがとうございました。


名古屋北部市場


知人の案内で、今日は名古屋北部市場に営業に行って来ました。飛び込み営業です。
●1件目の営業は、株式会社百匠ネット社長の伊藤有一さん、株式会社山武の代表取締役伊藤麻美さん。
伊藤有一さんは、野菜の分野に関して大変造詣が深く、お互いに話が弾み楽しい一時をすごそことができました。
●2件目の営業は、名古屋促成成果株式会社。横井光明社長を始め多くのスタッフ方々にお会いすることができました。みなさん、ジャグロンズのほうれん草に大変興味を持っていただきました。
●みなさんの「益荒男ほうれん草」に関する評価は、「これは売れる」とのことでした。一方で「たかがほうれん草」というのも事実。この価値をわかってくれるお客様と、じっくりとお取り引きできたらと思います。


「ビストロ シャテール」櫻井雄司さん

今日は、ジャグロンズへのお客様として、東京で知る人ぞしる、ビストロ・シャテールhttp://www.green.dti.ne.jp/chatiere/index.htmのオーナーシェフ櫻井雄司さんhttp://www.green.dti.ne.jp/chatiere/aboutus.htmをお迎えしました。櫻井さんは、透析患者や糖尿病の方などの疾患を抱えた方のためのレストランのシェフです。櫻井さんは、ジャグロンズのほうれん草に大変興味を持たれていて、どのようなところでどんな人が作っているのかを観にやってきていただきました。櫻井さんは職人肌のかたですが、とても社交的な方でもありました。今日は常夜鍋でほうれん草を味わっていただこうと考えておりましたが、お互いに話が盛り上がり、鍋は叶わず。代わりに、お帰りの際にジャグロンズのほうれん草(益荒男ほうれん草)のすべてのラインナップ(ゴールデン、アフロ、ブラック、レッド)をおみやげにお持ちいただきました。櫻井さんに、おみやげに頂いた、手作りのケーキ(タルト?)は、生まれて初めての食べ物でした。リンゴの味や風味がずっしり詰まったすごい作品でした。ごちそうさまでした。


三重大学生協食堂 吉崎浩司 さん

今日は三重大学生協食堂の吉崎浩司店長にお会いしました。
吉崎さんとの出会いは、今月12日にメッセウエイングみえで行われた津市主催の産業祭「食彩フェスタin津」の出店の際にお客様としていらっしゃったのがご縁でした。ジャグロンズのほうれん草に、興味を持っていただき、一度話を聞かせて欲しいと言っていただいたのですが、あっという間に日々が流れ、本日の営業活動となってしまったわけです。「もっと地域のよい食材を全国から集まった生徒が利用する学食で活用することが農学系の学部を持つ三重大学の食堂の役割でもある」との吉崎店長のお考えを聞いて、今日は大変元気づけられました。最近、営業活動の課程で、「仕込みに手間がかかる葉ものは、冷凍食品を使ってますので生のほうれん草は興味がありません」といった回答をいただいてちょっとがっかりしていました。不景気でのなかで、利益を上げなければならないので仕方がないことかもしれませんが、そういった中で、私たちのほうれん草を評価して頂き、ほうれん草のご利用を決断していただいた多くの管理栄養士の方や料理長さんには改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。私たちの売り込み経路は、一般的なものではありません。それゆえに、私たちの活動を支持していただいているお客様には本当に感謝してもしきれません。来週には、三重大の食堂にもジャグロンズのほうれん草がデビューします。三重大学のみなさんお楽しみに。


荒健(あらけん)さん


ほうれん草祭りの常連さんの一人がアラケンさんこと、荒木健次さん。
アマチュア写真家であり、ベジタリアンでもあるアラケンさんは、玄米食の推進者でもあります。
この写真はアラケンさんに撮っていただいたものです。私のお気に入りの写真で、A4版サイズ近くまでに引き延ばしてもらいました。


全国農業新聞 の 守屋 洋さん

今日、再生紙マルチ水稲直播栽培の件で、新聞の取材を受けました。
記者は、守屋さんという方でした。1時間半程度の取材を受けたあとで、何気ないお話をする中で、私が学生時代神奈川県藤沢市にいたことをはなすと、なんと守屋さん、日大藤沢高校出身とのこと、なんと、中日ドラゴンズの斉藤雅選手と同級生ということでした。そしてなんと、大学も日大農獣医学部出身とのことで、びっくり、私と同じ学部出身であることを知り、学生時代が懐かしくなりました。石を投げれば当たるほどいるといわれる日大出身者ですが、同じ学部出身となるとその確率は15分の1くらいになると思います。守屋さん今日は取材ありがとうございました。


農業体験志願の2人

 
☆岩田君(写真左)と倉島さん(写真右)
●今日は、私が兼ねてから農業体験の希望を申し受けていた2人の方にジャグロンズの農業体験をしていただきました。
●一人は、三重大学の1年生である岩田君です。これから農業土木の方面を勉強されると言うことですが、是非一度、ジャグロンズの農業体験がしたいと言うことで、来ていただきました。
●もう一人は、現在は僧侶で農業に強い関心を持っておられる倉島さん。倉島さんからも、是非農業体験をしたいとの申し出を受けていましたが、岩田君が24日に実習すると言うことで急遽参加していただきました。今回は、はじめて、鍬(クワ)をもたれたとのこと。良い体験をされたと思います。
●今回の体験内容は、ほうれん草の収穫と、植え付け。今日は天候も穏やかで、作業しやすかったですが、時には寒風吹きすさむ荒行になることもあります。自然の中での仕事は、毎回新しい体験の連続です。次回は、また違う経験が出来ると思います。今回はお疲れさまでした。またいつでもいらしてください。


柿原さん


東京から見えた株式会社 工業市場研究所の柿原さん。
是非とも、畑でほうれん草の収穫を経験したいと言うことで、ほうれん草の収穫を体験していただきました。
自分で収穫したほうれん草を常夜鍋で試食する予定でしたが、急遽予定を変更して、ラマアームさんに行くことになりました。下の写真は、試作の料理「ほうれん草のクタクタ」を食べる柿原さん。
 
☆「ほうれん草のクタクタ」(写真左)と創作ほうれん草ケーキ「名前はまだない」(写真右)


後藤雅司シェフ


●ほうれん草作り1年目の冬。「色が悪い」、「形が悪い」との評価で、ジャグロンズのほうれん草の評価も冬の時代がありました、そのときはじめてジャグロンズのほうれん草を高く評価していただいたのが、レストラン、ラ・パルム・ドールの後藤雅司シェフでした。
●あの2年前の後藤シェフからの評価がなかったら今のジャグロンズはありません。いつも、ベストのほうれん草とは限りませんでしたが、あのとき1年間通してジャグロンズのほうれん草を使っていただいたのが、私たちの大きな自信に繋がりました。
●今日は、新しく試作している数種のほうれん草を実際に目で確かめるために、忙しい中、ほうれん草畑まで足を運んでいただきました。いつもお世話になり本当にありがとうございます。
●今年は3年目になりますが、初心に帰ってお客様に喜ばれるものづくりを続けて行きたいと思います。


他分野で働く方々との交流の意義

●ここ数日名古屋方面に出向く機会が多かった。
●そして、精神科医の端谷毅さん、学園・福祉事業経営の吉田一平さん、ホテルの企画担当の堀江卓史さん、経済学者の西村真さんなど、異分野で活躍される方とお会いできた。
●「農」の場で活動している私にとって、分野が異なる人のお話を聞くほどためになることはない。その考え方や、ビジネスの仕組みを理解することが、これからの農業活性化にとって不可欠のように思う。
●今年ももうわずか、いい一年の締めくくりを迎えたいと思う。


大学の研究室時代の懐かしい顔ぶれ

●横浜で開催された果樹蔬菜園芸学研究室主催のパーティーで懐かしい人たちにに会いました。
●2期先輩の中田さん、小松さん、山根さん、1期先輩の鈴木さん、同期の上久保君、中川君、それに1期後輩の岩塚君、その他多くのみなさんにお会いしました。
●研究室の仲間は、その殆どが、業界(農業界)勤務です。生産者、市場、JA、農林水産省、県庁など・・
●同期の上久保君と中川君は共に、長野県と山形県の上級職員で農業分野のエキスパートです。パーティーの後で、喫茶店でいろいろお話をしましたが、やはり、2人とも昔と変わらず専門知識に切れがありました。なかなか頭の切れる2人です。
●今年は、大学卒の学生は過去最高の就職決定率だそうですが。昔を振り返れば、当時の僕たちは、バブルがはじけた後の最初の就職活動を経験したのでした。グループで卒論の実験をこなしていた僕たちメロン班は4人全員が、農林水産省と県庁に就職が決まりました。たしか、当時7つある農学科の研究室の中で、公務員合格者の6割くらいが私の所属していた研究室の学生だったと記憶しています。
●当時私たちの研究室だけ、公務員合格数が多かったのは、当時の高橋文次郎教授と井上弘明先生(現教授)のご指導のたまものであったと思います。
●医学部や獣医学部、薬学部、それに法学部などは、免許取得といった一つの到達点としての目標があります。そんな中、農学部では、一つの目安として、農業区分での公務員受験や、農業改良普及員資格の取得がこれに値するものであるとの考えのもと先生方は私たちを指導してくださったのでした。
●当時、研究室の運営に対して「公務員ばかりが就職先じゃない」との声も聞かれたようですが、「別に行きたくなかったら公務員試験を受かって民間企業に行ったらいいじゃないか。」そのように先生方はおっしゃっていました。僕たちは、そのような考え方に対して「格好いいな〜」と感じていたものでした。
●そして、大学の偏差値では格上の多くの大学の受験生と戦い、勝ち続ける、我が「果樹蔬菜園芸研究室」の仲間を見ながら、皆で達成感を感じたものでした。
●地方上級試験突破の他、国家T種試験採用者は僕の他に3学年後輩の植松君がいましたが、彼も10年間の農林水産省の中枢での勤務を経験した後、家業の京野菜生産事業を継ぐために就農したとのこと。頑張ってほしいものです。
●よく何で公務員を辞めるたの?聞いてくる人がいますが、それもそのはず、労働環境が恵まれている上に給料もいいですからね。ただし、僕が思うに、自分に自信があるからやめるのだと思います。自分を試してみたいのだと思います。逆に、公務員時代の自分の仕事に自信が持てない人は、絶対に公務員を辞めるべきではないと思います。
●そうそう、大事な先輩のことを忘れていました。山田寿樹先輩です。山田先輩は横浜市役所農政課勤務を経て、家業の果樹園を継ぐために退職し静岡県沼津市で就農されています。お父さんは、みかん業界の伝説の人、山田寿太郎さんです。高級温州みかん「青島」から、品種改良した温州みかん、その名も「寿太郎温州」を作った方です。山田先輩曰く、地域のミカン生産を救った「寿太郎温州」ですが、その特徴を最大限に活かすには、独自の栽培方法が必要、しかし、栽培方法が篤農技術であったために、寿太郎温州の栽培面積が減少の傾向にあり、これが、最大の関心事とのこと。「篤農技術をもっと多くの生産者に普及させること」それが、山田さんの夢なのだそうです。
●公務員を辞めた人は、その多くが代わりのない仕事を見つけ、それに取り組んでいることに改めて気づきました。僕の、ジャグロンズの事業も、代わりのない事業といわれるような意義のあるものにしていきたいと考えています。
●後輩の学生のみなさん、公務員受験は、自分の専門分野に関する学力を試す絶好のチャンスです。自分のキャリアアップの一つとして是非挑戦してみてください。

☆↑写真は、高校教師(岐阜)「岩塚哲士君」


果樹蔬菜園芸学研究室 井上弘明 先生

 
☆↑ご挨拶をされる井上先生(写真左)とスタッフの学生さん(写真右)
●11月1日、横浜の中華街で、日本大学大学院生物資源科学研究科教授の井上弘明先生の還暦を祝う会が開かれました。
●僕は、第48期生として平成6年3月に卒業しました。当時は、日本大学農獣医学部農学科という名称で、研究室名は、果樹蔬菜園芸学研究室。ここで多くのことを学びました。
●今回は、研究室の卒業生が集まりましたが、研究室の卒業生300人のうち約100人が集まったとのこと、このような集まりは、大学を卒業してはじめてでした。日帰りのタイトなスケジュールでの参加でしたが、多くの方とお話しする機会が持て有意義な時間を過ごせたと思います。
●井上先生、それに今回の会を設定していただいた、立石准教授、研究室の学生のみなさんありがとうございました。


技術者の営業

●昨日、新しいHPの件で、株式会社エクストラコミュニケーションズの西田さんにお会いした。西田さん、実は、このホームページのデザインを担当してくださった方である。このホームページのデザインは、いろんな方から高い評価を頂いているが、これまで制作を担当していた西田さんが、1週間前から営業を担当されることになったのだという。
●このHPは、藤原隆広個人の要素が強いものであるが、今、もう一つ会社としての情報をきっちり整理して情報を発信していくサイトを立ち上げる準備をしている。そこで、私の担当になったのが、西田さんである。
●西田さんと、打ち合わせする中で気づいたことがある。私の知りたい情報を実にスムーズに答えてくれる。「作ったことのある人間の強みがあるな。」と感じた。そして、コスト面も含めて、親身になって対応してくれる姿勢に私は非常に好感を持った。
●はじめての打ち合わせだったことから、少し長い打ち合わせとなったが、いろいろなことが分かり、次回までに、お互いに固めておく課題を抽出できた非常に有意義な打ち合わせであった。西田さん、これからも宜しくお願いします。


和田宇弘 君


●今日お昼前、突然畑に現れた和田宇弘(たかひろ)君。大学時代同じ研究室で過ごした仲間です。現在は、株式会社紀文食品で働く、バリバリの営業マン。
●びっくりしました。静岡にいるはずの彼。実は、今、名古屋駐在で、和田君は、ジャグロンズの活動を聞きつけて、三重に営業で来た途中で寄ってくれたとのこと。
●会うのは、5年ぶりくらいかな?短い間でしたが、あえて良かったです。また、いつでも寄ってください。
●和田君はこのブログの読者でもあるとのこと。実際に「人との出会い」コーナーに載った感想はいかがでしょうか?


北光運輸の石橋さん


●今日の早朝、津に到着した北光運輸のプロドライバー石橋さん。ほうれん草の移植機2台、畝立て管理機一台、他一式を秋田から2日間のべ1000kmの道のりを陸送して頂きました。ありがとうございました。
●実は石橋さんとお会いするのは2回目。昨年のちょうど今頃、美郷町からトラクターhttp://www.jagrons.com/archives/2007/11/post_185.htmlを運んで来てもらっていたのです。
●無事長い道のりを走り遂げ、大きな仕事を成し遂げた達成感のある笑顔はすばらしいですね。
 


やみつきの「鈴鹿もんじゃ」

●昨日、所要で鈴鹿に行った帰り、久しぶりに、もんじゃが食べたくなって鈴鹿の「水主(もんど)」に、いってみた。http://www.jagrons.com/archives/2008/09/post_359.html
●僕はマスターの仲尾さんの笑顔も好きである。なんかあの笑顔は気分をリラックスさせてくれるものがある。
●なんと、昨日は、懐かしい人がお店に見えた。仲尾さんのお母さんである。まだお若い仲尾さんのお母さんとは、平成19年度の三重ベンチャースクールブラッシュアップ講座でご一緒して以来ののおつき合いで、ジャグロンズのほうれん草を気に入ってくれている方の一人でもある。
●早く、「あのほうれん草を、食べたい」と言われながら、お二人とお別れして、店をあとにした。「もう少しでお届けできますよ。」
☆母親というのは、ありがたいものだ。信じて応援してもらうことで。男は夢に向かって頑張れるのだろう。血のつながりは、関係ない。そんな気もする。三重でのほうれん草作りは今年で、3年目を迎えるが、随所で多くの「母親」にあえたような気がする。もちろん、実の母親には、いつも感謝してしている。「ありがとう」。


久しぶりの懐かしいみなさん

先日の園芸学会では、全国から集まった懐かしい人たちとお会いすることができました。写真は日清オイリオの西田さん(写真左)、千葉農試のみなさん(写真右)。
 


園芸学会2008年度秋季大会in三重大学

 
●9月27日〜29日にかけて、三重大学(津市)で園芸学会の全国大会が開催されました。
●今回は、ジャグロンズの本拠地での開催と言うことで、私たちの活動についても発表させていただきました。
●今回の発表の目的は、これまでに積み重ねてきたジャグロンズの取り組みを整理し、内外に情報を発信すること。今回、発表を分担した弊社スタッフも、発表をすることによって、自分たちのやっている活動の内容と意義を深く理解することができたと思います。

●発表課題とその内容は下記の3つです。
★ほうれん草セル成型苗移植栽培実用化のための生産販売条件の抽出と技術開発
゜藤原隆広*・倉光久男*・小島 基*・亀岡孝治**
(ジャパン・アグロノミスツ(株)*,三重大生物資源学部**)
・・・ここでは、これまでの研究で積み重ねてきた技術体系を生産現場でいかに事業化にしていくかといった取り組みを紹介しました。これまでの農産物とは異なる販売先の確保が重要であることや、作る人が安心して作れる技術環境を整えることが重要であること。そのためのジャグロンズの使命は、情報という手段を使って生産者と消費者のみなさんの架け橋となる必要があることを示すと共に、これからの、農業技術実践の先駆者となるべく、大学等の研究機関の最先端技術の活用の場としての役割を果たす必要があることを発表させていただきました。
★ほうれん草に対する消費者ニーズとセル成型苗移植栽培ほうれん草の品質
藤原隆広*・゜倉光久男*・小島 基*・稲垣江梨**・岡田邦彦***
(ジャパン・アグロノミスツ(株)*,(株)エクストラコミュニケーションズ**農研機構野菜茶業研***)
・・・ここでは、三重県内のネットユーザーを中心に行ったアンケート結果によるマーケティング調査の結果と、実際に消費者が購入しているほうれん草の品質について調査した結果を発表しました。アンケートの結果、お客様は、新鮮でおいしくて栄養のある、できれば無農薬のほうれん草を望んでいることが分かりました。しかしながら、スーパーで購入するときの目安は、バラバラで、必ずしも本当にほしいものを購入できていない事実も明らかになりました。ジャグロンズの冬場のほうれん草は、市販のほうれん草よりも、甘さが2倍程度優れることだけでなく、ビタミンCが多く、有害とされる硝酸イオン濃度が極端に低く、栄養品質の面でも優れることを発表しました。また、有機栽培ほうれん草は、普通栽培ほうれん草と比較して、2倍近い値段で売られていますが、甘み、ビタミンC、硝酸含量を調べた結果、すべての項目で他のほうれん草よりも劣った事例もあり、有機栽培という栽培方法が、必ずしも消費するお客様のニーズを満たすものではないということも発表しました。ジャグロンズは、スピナチ・ガーデンで生産されるほうれん草を通して、お客様に情報というサービスを添えてよりよい商品を提供していきたいと思います。
★ほうれん草セル成型苗移植栽培におけるマルチ利用栽培技術
藤原隆広*・゜小島 基*・倉光久男*・西田 譲**
(ジャパン・アグロノミスツ(株)*,日清オイリオグループ(株)**)
・・・ここでは、夏場の栽培環境で、いかに地温を下げるかといった、技術開発に関する取り組みについて発表しました。高温期の移植栽培ほうれん草の生産では、地温の上昇をいかに抑えるかが重要です。今回は、薄型紙マルチをほうれん草生産で活用した世界で初めての事例として、その具体的効果について発表することができました。これらの結果を来年の夏場の生産に活用していけたらと思います。

●ちょっと気合いを入れすぎました。一度に3課題の発表は、プロの研究者だった時代(最高2課題でした)にもやったことがありませんでした。私の口頭発表は、最後でしたが、集中して一気に準備したので、終わった後は、達成感と共に疲労がどっと押し寄せてきました。昨日はいっぱい食べてよく寝ましたのでもう回復しましたが(笑)。さて、次の仕事に取りかからなければなりません。


野菜茶業研究所「課題別研究会」

 
●今日、津の駅ビルアスト津で開催された、野菜茶業研究所主催の課題別研究会に参加してきました。
●今回の課題は、「野菜生産・流通現場における簡易で迅速な品質評価技術の最新動向」。
●研究所の先輩に当たる伊藤さんhttp://www.jagrons.com/archives/2007/06/post_75.htmlが事務局を担当された会議で、野菜の品質評価法などの最新の情報を知ることができました。
●都道府県の試験研究機関など全国から、約130人が集まって開かれましたが、久しぶりにお会いした懐かしい方々ともお話しできて良かったと思います。兵庫の小林さん、斉藤さん、奈良の西本さん、武豊の中野さん、九州の北谷さん、それに、三重の藤原さん、磯崎さん多くの懐かしい研究者のみなさんとお話しすることができました。
●今回は、野菜の品質評価に関する最新の技術情報を得ることができました。研究現場の成果をより安全でおいしいほうれん草づくりに活用していきたいと思います。
●明日は、三重大学で行われる園芸学会に参加します。また、全国のみなさんにお会いできるのを楽しみにしております。
 


土屋史紀氏

●土屋さんとはじめて知り合ったのは、近畿中国四国農業研究センターに異動してしばらく経った頃であった。ほうれん草の移植機の研究をしていた土屋さんと、一緒に仕事をすることになったのである。
●ある意味、これが、現在のジャグロンズの原点であるほうれん草栽培技術の出発点だったとも言える。
●冒険家でもあり、修行僧でもある(?)土屋さんhttp://homepage3.nifty.com/black-horizon/。今は、九州沖縄農業研究センターで、稲作関係の機械研究部門の研究者としてがんばっておられる。
●この度は、スピナチ・ガーデン・ライスのお買いあげありがとうございました。


鈴鹿もんじゃの店「主水」

 

 
●所用で鈴鹿にいった際に、たまたま目に入ったのが鈴鹿もんじゃの店「主水(もんど)」
●正月に市内の百貨店で開催されたイベントで、フードコートに出店した際にお隣同士としてお世話になった中尾社長のお店です。
●今、HNKの朝の連ドラ「瞳」で脚光を浴びている「月島もんじゃ」。もんじゃは東京の食べ物ですが、ここ「主水」の、「もんじゃ」は、社長の中尾さんが、独自にアレンジした「鈴鹿もんじゃ」です。
●ちょうど、社長もお店にみえて、お話しできました。今回は尾鷲直送の魚介類をふんだんに使った「鈴鹿もんじゃのミックスもんじゃ」を頂いてきました。今回頂いたもんじゃは屋台で頂いたものと一緒だそうですが、お店で頂くもんじゃは格別でした。おいしかったです。ごちそうさまでした。
●現在もんじゃ祭り開催中で、サービス企画満載でした。鉄板焼きのもんじゃはやはり汗をかきます。そんなときありがたいのが、かき氷のサービス。
●お近くのみなさんには、是非一度食べてもらいたい食べ物です。やみつきになるかもしれませんよ。


三重大学付属農場

●午前中に、三重大学付属農場におじゃました。
●生物資源学部の亀岡教授の研究室で、農業に活用するための情報ネットワーク技術の実験をするというのでのぞいてみた。
●分野が違う私には、分からないことだらけで、専門の方々から観ると笑われる様な質問も平気でするのが私の特徴である。
●「聞くは一時の恥」それが私の主義である。しかし、聞いても理解できないことも結構ある。
●知らない人に、専門の知識をわかりやすく説明する能力。これが、技術を世の中に評価してもらう上で大切なことだとあらためて思う。
●今回、いろいろなことを教えていただいた、三重大学の三島先生、加藤先生、それに大学院生の戸上さんはじめ研究室のみなさん、そして、多くの方を紹介していただいた、亀岡先生、ありがとうございました。
 
↑★この実験風景は、世界で初めての試みをしているところだそうです。


頼りになる地元のお店「藤井商会」

●津市大里睦合町にある自動車整備工場「藤井商会」は、お兄さんと弟さんのご兄弟で経営されているお店です。
●さっき、仕事帰りにお店の前を通りかかったら、みなさんがみえたので、ちょっと立ち寄って、クラシックカーのパーツの話http://www.jagrons.com/archives/2008/09/post_351.htmlをしたら、別のお店では、パーツが手に入らないと言われた部品が、すぐに手に入る部品であることが判明。早速、「藤井商会」さんにお願いしました。別に、特殊な部品ではなかったようです。
●大きな看板のあるディーラー系のお店とは違うけど、地元モータースの底力をかいま見ました。頼りになる「藤井商会」さんこれからもよろしくお願いします。


今野郁先生

●私が、一様性と多様性という言葉に出会ったのは、高校生の頃、生物学の授業だったと思う。
●今野 郁(コンノカオル)先生という男性の生物学の先生がおられ、一年間だけその先生に学ぶ幸運に巡り会えた。
●先生は、私の母校秋田県立大曲高校の先輩でもあり、理学部出身の学者肌の教育者でいらした。
●先生の授業は、僕の琴線にふれるものであった。次第に僕は、先生の授業に引き込まれてゆき、授業以外でも、職員室や理科室におじゃまするようになる。
●今野先生は、新潟大学の恩師である藻類学者、野田光蔵博士http://net-report.jp/sorui/z_danwa/20c2.htmlのお弟子さんである。
●先生自身も高校教師としての仕事の傍ら、研究を進められ、「秋田県沿岸における海流と海藻の分布」に関する研究で、京都大学より農学博士を授与されている。
●先生が博士号を授与されたとき、私は、高校2年か3年のころであったと思う。博士という言葉は、雲の上の存在であった当時の私にとって、人生で初めて接した博士が今野先生であった。
●高校3年のある日、理科室で先生とお話ししていたときのこと、「そんなに生物学が好きなら大学でもっと勉強して、高校に帰ってこないか?」その一言が、僕にとっての殺し文句であり、僕の勉学心に火をつけたのは言うまでもない。
●先生との出会いは、私の人生に大きな影響を及ぼす第一分岐点であったように思う。


すばらしい笑顔

●昨日、久しぶりにレストラン ラ・パルム・ドールにお伺いした。勝手口から入ると、いつもスタッフのみなさんの元気のいい挨拶に励まされる。
●今回は、久々に副料理長の阪本シェフhttp://www.jagrons.com/archives/2007/03/post_10.htmlと挨拶を交わすことができた。
●阪本シェフの笑顔はいつにも増してすばらしかった。僕もあんなに笑顔のすばらしい人間になりたい。そんな風に思うと同時に、もっといいほうれん草を作らなければと気を引き締める気分になった。
●最近、毒入り米の流通が問題になっているが、いくら、食品を扱う商売をしていても、単にお金のためだけの商売なら、そのことの重大性に対する道徳的な部分が麻痺してしまうのではないかと思う。
●あのすばらしい笑顔の、職人さんに最高のほうれん草を提供したい。そう思う気持ちは、ほうれん草づくりの原点であったように思う。
●お客様の喜ぶ顔をイメージできて商売をしているうちは、毒入りや産地偽装問題は起こらないのではないかと思う。
●これからも、お客様との関係を大切にして農産物を生産からお客様の窓口までお届けする仕組みを作り上げていきたいと思う。


アンチエイジングのヒント

●先日、テレビのトーク番組に、新藤兼人さんという映画監督が出演されていた。
●新藤さんのインタビューに対するコメントは、ユーモアとウイットに富んでいて何か含蓄を含んでいる。僕は、この人すごいなーと感心した。
●新藤さんは1912年生まれの96歳。もう少しで100歳になるが、現役ばりばりでお仕事をされている。
●新藤さんの、台本執筆の際の様子を自分で「文字を紙に植え付ける」と表現されていたのが印象的だった。

●もう一人、すごい人がいる。いつもお世話になっている。日本生命の佐本玲子さんだ。
●野菜茶業研究所の大先輩であり、東海近畿農業試験場時代の水稲の早期・早植え栽培の研究で顕著な実績を上げられている佐本啓智さんの奥様でもある玲子さんは、伝説の生保レディーである。
●佐本さんは、ふつうの会社ならば定年の歳から、もう20年近くのお歳と伺ったことがあるが、見た目は全然お若くいつもはつらつとしておられる。
●事務所の営業業績は常にトップを堅持しており、まさに現在もその伝説を更新中の佐本さんである。

●二人とも、高齢にも関わらず、第一線で活躍されている。この二人には、ある共通点があることに気づいた。
●その共通点とは、@)仕事を楽しんでいること。誰かのためとかではなく、自分のために仕事をしておられる。A)頭を使う仕事であること。B)人とのコミュニケーションを大切にする仕事をされていること。
☆ 
●生物は、子供を育てた時点で役割を終えて老けていきやがて死ぬ。人間は、文化の伝承と言う役割ができたことから、お祖父ちゃんやお祖母ちゃんでも間接的に子育て(子孫の繁栄)に貢献する機会が増えたことも、寿命が延びた原因の一つとする説もある。
●しかし、先に挙げたお二人は、それを超越している。ズバリ、その原因は頭を使って仕事を楽しむことだと思う。頭を使うことが仕事であり収入を伴えば、より張り合いもでてくるだろう。仕事を楽しむためには、その人自身にある程度のタフネスさが備わっている必要もあるだろうが。とにかく、独自のスタイルを築いて仕事を楽しむことが脳の活性を促し、アンチエイジングにつながっているのではないだろうか。

●予備校時代の校長先生で、偉大な地球物理学者でもあった、故 竹内 均 先生のお言葉を思い出した。「すきなことをやって、食べていけて、それでもって人に感謝される。そんな仕事に出会えたらすばらしいことだと思います。」
●誰かのために、仕事をしている。退職までは無理して仕事を頑張って、その後大いに楽しむぞ!!。そんなことをお考えのあなた・・・・もしかして・・・いつか浦島太郎の玉手箱をあけることになるかもしれません。
■天職に出会えなかった方は、いっそ人生における仕事の割合を最小限にとどめて、一生続けられる趣味をもった方がいいかもしれません。そういう人、結構いますよね。周りを気にせずマイペースな人、職場ではどのように受け止められるか分かりませんが、こういうライフスタイルもある程度は、アンチエイジング効果があるのではないでしょうか。


初めてみる大学人、西村訓弘教授

●昨日、三重県産業支援センターの美濃さんのセッティングにより、三重大学大学院医学系研究科トランスレーショナル医学科教授の西村先生とお会いする機会を得た。これまで、数回お会いしたことがあったが、先生とじっくりお話しする初めての機会であった。
●先生は、創造開発研究センター社会連携創造部門長、キャンパス・インキュベーター長も兼任されている。これまでに、事業経験もある方で、大学の活動の成果を社会に役立つようにする活動や、ベンチャー企業の育成などにも強く関心を持たれている方であり、ブリッジビルダーマインドをもった大学人である。
●先生とお話しした内容のほとんどは、ジャグロンズの活動についての意見交換で、先生は、非常に率直に、そして厳しく、事業の発展についてご意見をくださった。厳しい中にも、応援してくださる先生の暖かさが感じられる80分を過ごすことができた。
●先生には、勇気とエネルギーを頂きました。激務の中、大事な時間をさいていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。そして、産業支援センターの美濃さん、ありがとうございました。


安藤先生

●ご縁があって、津市の安藤友昭先生という税理士の先生にご指導を受けている。会計については全くの無知である私のために、お休みの時間を削ってご指導を頂いている。先生は、根気強くど素人の私に会計の「イロハ」を教えてくださり、私のとんでもない質問に対しても、親身になって答えようとしてくださる。
●安藤先生の考えは、「いろいろ本で勉強するよりも、まず、実際にやってみることが重要」とのこと。そして、実際にやってみる場合に、大切なのが「その分野の先輩や先生が近くにいること」とのこと、「やってみて分からないことがあったらどんな些細なことでもいいから僕に聞いてください」。そういってくださる先生は、僕にとってこれ以上ない心強い存在である。
●僕は、鵜呑みで暗記するのが苦手で、何か理屈を付けて覚えようとする癖がある。受験の英単語でも、語呂合わせで覚えたほどである。なので、素直に飲み込むことができず、先生を困らせることが多々ある。小学校の低学年ならば、九九を覚えるように難なく吸収することできるだろうが・・・
●専門分野を全くの素人に理解させること。これは、もしかしたら、専門分野を追求すること以上に難しいことなのかもしれない。しかし、その分野のすそ野を広げることは、最先端を追求することと同じくらい大切なことのように思う。
●農業技術を追求する私たち「ジャグロンズ」にとって、「農業技術をより多くの方々に理解していただくための活動」はこれからの日本の「農と食」を考える上で重要な課題であるように思う。
●安藤先生からは、会計の知識だけではなく、会計を通して啓蒙(適切な表現か分からないが)の方法について学ばせていただいているような気がする。いつも、ありがとうございます。


三重県産業支援センターのみなさん


平成18年度ベンチャースクール・ベンチャー経営学講座を受講して以来、三重県産業支援センターのみなさんからおつきあいをいただいている。昨年度は、みえベンチャースタートアップ補助金http://www.miesc.or.jp/monozukuri/sbir.htmの交付対象に選出していただき交付を頂いた。その後も、いつもかゆいところに手が届くサポートを頂いている。先日は、「マーケティングサポート事業」の支援対象企業に選出されたとの通知を頂いた。私たちは、まだまだ生まれたばかりの「ひよこ」の企業であるが、三重県産業支援センターのような支援体制には本当に感謝している。三重県産業支援センターの運営資金は税金でまかなわれているので、私たちベンチャー企業も一刻も早く経営を軌道に乗せて、できるだけ税金を多く納めることができ、雇用の創出につながるような組織に成長しなければならないと考えている。三島さん、美濃さん、藤本さん、いつもありがとうございます。


秋田でのホテル、レストランでの出会い

 
●5月下旬から8月上旬までの約70日間、秋田のスピナチ・ガーデン美郷拠点で活動を行いました。今年は、秋田市を中心にレストランやホテルの料理長さんとお会いする機会を多く得ることができました。多くの出会いを振り返って、ここに記したいと思います。
☆秋田ビューホテル(秋田市) 石田 順 総料理長
☆秋田メトロポリタンホテル(秋田市) 岸 紀雄 総料理長
☆フランス料理 サンビーム(秋田市) 阿部 稔 シェフ
☆ダイニングカフェ ZEN(秋田市) 麻木 大 シェフ
☆イタリア料理 CHACOAL SOUND(秋田市) 大友康憲 シェフ
☆洋食キッチン Vegetable(秋田市) 浅村峰夫オーナーご夫妻
☆ママキッチン 和我母(わがママ)(秋田市) 高崎ママさん
☆割烹 玉井(秋田市) 玉井 聡 代表取締役
☆中国料理 一元(秋田市) 中村 寧 オーナー
☆中国料理 鳳仙花(大仙市) 菊地政志 料理長
☆フランス料理 ラ・カンパーニュ(仙北郡美郷町) 田口 章 シェフ
☆横手プラザホテル 高田秀之(横手市) マネージャー
☆インド料理 ラクスミ(秋田市) インド人のオーナーさん
以上、今回ご縁があって、お会いできた秋田のホテル、レストランのみなさん。ありがとうございました。
★2009年の冬には、秋田のみなさんにも三重県産の「あま〜い」ジャグロンズのほうれん草をお届けさせていただきますので、お試しのほどよろしくお願いいたします。なお、特に印象に残ったお店については、また折りをみて個々に紹介させていただきたいと思います。お楽しみに。


前野智純氏とアラン・ケイ氏のサイン


●先日、三重大学での打ち合わせの際、エクストラコミュニケーションズhttp://www.excom.co.jp/の社長、前野智純氏http://www.tomomaeno.com/とご一緒させていただいた。
●前野さんは、会社経営歴10年以上のベテラン経営者であり、着実に今の会社を育て上げてこられた。
●前野さんとは友人の紹介でお会いしてからもう2年近くのおつきあいを頂いている。なかなかお会いする機会は少ないが、お会いした際はいつも何かを考える機会を与えてくださっているように思う。今回は、物事の仕組みを作る際の、鍵となる部分の単純化の重要性を考えさせていただく機会を得ることができた。ありがとうございました。
●写真は、アラン・ケイ氏のサインが入ったフィールドサーバと前野さん。


「パソコンの父」アラン・ケイ氏のサイン


今日、三重大学の亀岡先生http://www.nikkeibp.co.jp/archives/201/201207.htmlの研究室に、打ち合わせのためおじゃました。そこにおいてある環境サーバーの白い部分に書いてあるサイン、それが、アラン・ケイ氏のものであることを知り、びっくりした。アラン・ケイhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%A4は、「パソコンの父」と呼ばれる人で、歴史上(ちょっとまだ早い?)の重要な品物である。彼の業績は、特別な人の使うコンピューターを個人レベルで日常使うものにしようと挑戦したところにある。僕が、こうしてブログを書いて情報発信ができるのも、元をたどればアラン・ケイ氏の恩恵を大きく受けていることになる。世の中、いろんなところで、いろんな繋がりがあって、自分たちが活かされているんだなあ、となんだか感謝の気持ちを抱いた一日であった。


秋田で出会った生産者のみなさん

 
●5月下旬から8月上旬までの約70日間、秋田のスピナチ・ガーデン美郷拠点で活動を行いました。今年は、地域農業の中核を担う方々との交流を深めることもできました。とくに美郷町の地主誠一さん、それに同じく美郷町の畠山孝夫さんと知り合えたことは今後のジャグロンズの活動を進めていく上で大変意味のあることだったと思います。
●特に、畠山さんは、僕の中学校の2つ上の先輩で、今年から、実家の農業を継ぐために、これまで勤めていた会社を辞めて就農したばかりとのこと。サラリーマン時代は、海外も多く経験されており、インドネシアでの経験は、僕との共通の話題になりました。「農業に新しい風を吹かせたい。」そんな気持ちが私たちの共通点であるような気がしました。
●秋田といえば「あきたこまち」ですが、お二人とも、稲作を柱として野菜作を組み合わせた複合経営を目指しておられます。ジャグロンズは、自ら農業生産に取り組みながらも、農業を頑張るみなさんの力になれるビジネスを展開していきたいと考えております。今回の出会いは、来年の夏に秋田でのほうれん草生産を開始する楽しみを与えてくれました。来年は、お互いにさらに進歩した状態でコラボレーションできたらと思います。


博物館のような医院

●異なる2つの分野の融合。これによって新しいモノが生まれることがある。以前、東京に出てロックの世界で修行してきた僕の弟との会話を思い出した。「ボヘミアンラプソディー」などの名曲で日本のファンも多いイギリスのロックグループ「クイーン」。彼らはロックとオペラの融合を見事成功させて、その世界に名を残している。弟曰く、「融合して良い物とタブーなモノがある」とのこと。話題づくりのために何でも混ぜればいいと言うことではないようである。かく言う弟は、現在故郷秋田で、彼の人生で修行した「理容業」と「ロック」の2つをミックスさせて、自称「日本で一番ロックな床屋」アサヒ理容所http://www.naturalserve.com/asahiya/を経営している。
●さて、今日の本題、昨日、右耳の調子が気になって、耳鼻科に行った。行きつけの耳鼻科がなかったので、たまたま看板を見て入ったのが、三重県津市にある「大川耳鼻咽喉科」。待合室に入った瞬間、何かが違うと感じた。クラシック音楽が静かにながれているお医者さんは今までに経験がある。しかし、目の前に広がるのは数多くの蝶(チョウ)の標本。まるで博物館である。私は待合室で、我を忘れて美しい世界のアゲハチョウの標本に見入ってしまった。チョウは不思議である、光の当たる角度でその表情が大きく変わる。大学で学芸員(博物館で働くのに必要な資格)の単位を修得している私は、「少し照明の工夫を加えればこの多くの標本の資産がもっと活かされるだろうなあ」と感じながらも、見事な院内のムードが気に入ってしまったのである。「耳鼻科」と「チョウ」の見事な融合を感じさせてくれるお医者さんである。
●さて、さて、耳鼻科に行ったのは、僕が「耳から異臭がする」という、これまた変わった症状に気がついてしまったから。診察室に呼ばれて、先生に「耳から放線菌の出すようなにおいがします」と言ったら。「えっ」といった表情で「そんな専門的なこと知ってるの」「仕事柄ですか」と聞かれた。農学が専門です。とお答えしたら、「なるほど」と御納得のご様子の先生。肝心な耳の診断結果は、「特に異常なし」、ただし右耳の奥に大きな垢の塊が入っていることが分かった、このような垢に雑菌などの微生物が繁殖するのは良くあることのようである。診断後に、ちょっと勇気を出して聞いてみた。「チョウの標本は先生が収集されたモノですか」。回答は、「いえ、先代が集めたモノです。良く患者さんにチョウのことを聞かれるんですよ」とのこと。
●「医学」と「農学」共にライフサイエンス分野でありながら、まだ、あまり分野同志の連携は密接でないような気がする。言い換えれば、これから発展性のある融合分野でもあるような気がする。ほうれん草事業で基盤の確立を急ぎながらも、ブリッジビルダーとしての今後の活動の必要性を感じる今日この頃である。


養成研修課の中川さん

先日、津市安濃町のスーパー「ぜにや」さんに、行った際、なつかしい方とお会いしました。研究所時代に、養成研修課に見えたパートの中川さんです。現在は、研究所の養成研修課がなくなり(廃止され)、今は「ぜにや」さんで働いておられるとのことでした。中川さんにお会いして当時のことが懐かしく思い出されました。当時の研修生で、現在、愛知県田原市でキャベツを作っている河辺知哉くん、中川さんの明るい笑顔は健在でしたよ。十年以上経っても変わらないものがあるなあって思いました。


「好転機」

身の回りの物事は、自分が転がしているようでも、転がっている。能動的ではなく受動的なところがある。なんともならないこともある。悪いことも良いことも連鎖反応することがある。物事が良いほうに変わるきっかけ、これを私は「好転機」と表現している。物事はいつもうまく運ぶとは限らない。「人間万事塞翁が馬」である。しかし、成功する人とそうでない人には、明らかに大きな違いがあるように思う。悪い状態を最小限に止めて、好転させる。しかも、その悪いときの経験を最大限に活用する。これが重要である。「好転機」を引き寄せやすい体質もあるのかもしれない。それは、「元気な挨拶」であったり、「笑顔」であったり、「他人を許容する心」、それに、「身の回りの整理整頓」や「掃除の敢行」を実践することにより身につくものであったりするような気がする。人生、いろんな困難や問題が起こるのは仕方がないけれど、「好転機」を常に身近に引き寄せる体質でいられるようでありたい。そのように思う。


「源平」の女将さん

昨年の6月中旬に、友人の紹介でご縁を頂いた東京新宿にある日本料理店「源平」の女将さんの土屋聖子さん。これまで2回ほど、ジャグロンズのほうれん草を試していただきました。味がピークのときのほうれん草をお試しいただけなかったのがちょっと残念でしたが、先日は、光栄なコメントありがとうございました。次(来年の冬になると思います)はもっとおいしいほうれん草を試していただきたいと考えております。先日は、三陸で採れた新鮮ワカメを送って頂きありがとうございました。毎日、美味しく頂いております。


平岩正親さん

今日、名古屋を中心に青果業をされている、KANEHIKO(平岩商店)の支配人平岩正親さんと名古屋でお会いするご縁があった。平岩さんは、名古屋の市場でも有名な商人であるが、はじめは、露天商からスタートしてたのだという。現在青果業を手広くやられている平岩さんは大変なアイディアマンであり、お話しの一端は私にとって大変参考になるものであった。またいつかお会いしてじっくりお話しを聞きたいと思う。ありがとうございました。


亀岡孝治教授

昨日、三重大学の亀岡教授からお電話を頂き、本日早速お会いすることになった。はじめてお会いする亀岡先生は、光の応用技術の専門家である。最近の注目を浴びたお仕事には、世界初のソムリエロボットの開発が有名である。このロボット、あの「TIME」誌に掲載されたほか、ギネスブックにも登録された作品である。今回の打ち合わせ事項は、光の波長の違いを検出する装置を応用して、ほうれん草の品質を測る装置を開発すること。科学技術の最先端を走ってこられた先生であるが、実は、農家の生まれで、農業の現場についても幼少から経験されている。今回、生産現場への技術の活用という視点から、ジャグロンズの共同研究への参加を依頼して頂いた。大変光栄なことである。先生とはこれからも定期的にお会いしておつき合いいただくことになりそうである。近い将来、ジャグロンズのほうれん草のラインナップも、より科学的裏付けを持った状態でお客様に提供出来そうである。今回の出会いを設定していただいた、元同僚の野菜茶業研究所上席研究員の中野明正さんには非常に感謝している。ありがとうございました。


樋上俊哉料理長

今日、三重フェニックス&リゾートゴルフクラブの料理長、樋上俊哉さんにお会いする機会を得た。樋上さんは、数字に明るく、いろいろなビジネスにも精通しておられる方で、あっという間に2時間が過ぎてしまっていた。飲食店業界の方のお話しは私にとって大いに役立つ内容ばかりである。樋上さんとお会いするのは今回で2回目だったが、じっくりお話しが出来た良い出会いであった。


豚づくりに人生をかける「前田豊作」氏

昨年7月から伊賀で、豚を飼い始めた前田豊作さんが、深草庵に遊びに来てくれた。彼とは、ベンチャースクールで知り合った仲である。セミナーで唯一同じ農業分野同志と言うことだけでなく、何か共通するものを感じておつき合いいただいている。今回は少しお酒を飲むので、夜からの1泊コースで津まで来てくれた。銭湯で疲れを癒してからの、会話は充実していた。僕より10歳程度年下の前田氏であるが、彼の豚づくりにかけるキャリアは、僕の野菜づくりに対するキャリアよりも長い。彼は、僕にいろいろ聞きたいことがあるといって遊びに来てくれたのだが、僕自身、彼と接することで非常に良い刺激を受けることが出来た。彼の人生は凄いし、ドラマになるものを持っている。事業としては、アーリーステージにある僕たちにとっては、共通する認識や夢があり、あっという間の時間だったが、話し合えてよかったと思う。彼の生き方は、私に何かを感じさせてくれる。彼もまさしく、フロンティアスピリッツをもった、アグリベンチャーマンである。これからもお互いに頑張っていきましょう。今日はありがとうございました。


Jagronsのほうれん草を使った「中華料理」


◎「廬山」の厨房のみなさん(一番手前がオーナーで料理長の西川年喜さん)
●世界4大文明の一つ黄河文明。この文明発祥の地に由来する料理、それが中華料理。先日、中華レストラン「廬山」さん(http://homepage2.nifty.com/rozandesu/)で貴重な経験をさせていただきました。
●この度、「廬山」さんのご厚意で、Jagronsのほうれん草を使った中華料理を取材することが出来ました。「ジャグロンズのほうれん草を使ったスープを作ってみたから、一度見に来てください」との、オーナーで料理長の西川年喜さんのお言葉に甘えて、お店に伺ったところ・・・・びっくりしました。スープの他に、ジャグロンズのほうれん草を使ったいくつもの料理が次から次へと出てきたのです。
●それでは早速今回初めて体験したJagronsのほうれん草を使った「廬山」さんの作品を紹介させていただきます。
ほうれん草の特製スープ(フェイ・ツイ・シャン・タン):

◎このスープには、ほうれん草の緑色と玉子の黄色の色彩に、ネギとほのかなショウガの風味があり、冷えた身体を心から温かくしてくれました。

ホタテのミルフィーユ仕立てほうれん草とネギのソース


◎ホタテをメインにしたこの作品、一言で表現すると「ホタテを軸とした味のグラデーションタワー」といった感じになります。この料理、ネギとほうれん草のソースを絡めながら立体的に積み上げた上から順番に食べていくのですが、この作品に注がれた職人さんの幾重にも積み重ねられた思いが伝わってきます。ホタテを軸に、名脇役としてのほうれん草ソースとネギソースのハーモニーの中で、トマトの甘酸っぱさ、生ハムの旨味、それに大根の素朴な味わいなどが表現されています。この作品には食べはじめから食べ終わるまでの間に何か人生の「喜・怒・哀・楽」の様なものを感じました。

セル牡蠣(ガキ)の伊勢イモと卵白の淡雪仕立てほうれん草ソース


◎ご当地の食材を使った作品。カキには、亜鉛が多く含まれていることが知られています。亜鉛は、現代人に不足がちな成分で、不足すると味覚障害につながることで知られています。また、亜鉛は男性機能にも必須の成分。伊勢イモの淡雪によって演出された季節感を感じながら旬のほうれん草ソースで美味しく頂く牡蠣(カキ)の旨味は最高でした。

ほうれん草の杏仁豆腐ジャスミンシロップ仕立て


◎最後は極めつけのデザート、杏仁豆腐です。これも、美味しかった!!とにかく上品な味のデザートで、またこれが「口の中で気持ちよくとろける」のです。味と舌触り(テクスチュアー)の2つの要素が絶妙にマッチした作品です。これは食べた人にしか分からないと思います。是非一度、みなさんにも食べていただきたい逸品です。

※「廬山」さんでは、ジャグロンズのほうれん草を、新鮮な状態のうちに中華料理独特の手法で、フェイ・ツイ(翡翠の意味)と呼ばれる状態に加工して利用していただいておりました。良質の油の中に翡翠のように丸いつぶつぶの状態で、ジャグロンズのほうれん草が活かされておりました。ビタミン類は、脂溶性のものが多いので、このような状態で調理していただくと、美容と健康面からも理想的な調理方法であると感じました。
●ジャグロンズのほうれん草を使ったこのスペシャルコースは、予約を入れていただければみなさんも召し上がることが出来ます。牡蠣の旬の関係もあって、2月いっぱいまでは作っていただけるとのことでした。みなさんも是非一度、「ジャグロンズのHPを見た」といって、「廬山」さんに予約を入れてみてはいかがでしょうか。明るく元気な女将さん、西川料理長さんはじめ、スタッフのみなさんの暖かいおもてなしの中で至福のひとときを過ごせることでしょう。
◎廬山さんの営業情報:
定休日 火曜日
〒514-0815
三重県津市藤方1261-2
(有) 中国菜館 盧山
TEL 059-225-4684
FAX 059-227-5986
詳細はこちらをご覧ください→http://homepage2.nifty.com/rozandesu/


黒ニンニクの生みの親「高村鶴男」さん


正月2人目の深草庵へのお客様は、高村鶴男さん。一見、八名信夫さんのもみあげをなくした感じのこわもての顔立ちの高村さん、なんと、最近よく耳にする黒ニンニクの生みの親なのですhttp://homepage3.nifty.com/plan100/p5.htm。三重県にはすごい人がいるものです。高村さんとは、平成18年度のベンチャービジネススクールで、隣の席に座った際に、いろいろと声をかけていただきました。そして最近また、産業支援センターの事業関係のプレゼンで再開しました。高村さんとはご縁があるようです。高村さんは、尾鷲の方ですが、事業の打ち合わせの関係で津に見えた際に、お立ち寄りいただき、深草庵1泊コースで、いろいろお話を聞かせていただくことが出来ました。高村さんは、モラロジーという哲学に精通した方で、「感謝と反省」が氏の基本思想。何事も受け入れて常に前進と挑戦を続ける高村さんの生き方には感銘を受けました。今回は、時間が限られていましたが、是非もう一度お会いして、もっといろいろなお話しを伺いたいと思います。高村さん、この度はありがとうございました。


高校教師「松本宗弘」


2008年深草庵へのはじめてのお客様は、高校教師「松本宗弘」君であった。彼は、大学時代の友人で、現在、兵庫県内の農業高校で花き園芸を教えている。大学時代、僕らは農学研究会なるものをやっていた。はじめは活動部員数ゼロのサークルであったが、大学1年の後半に僕が入会するかたちで、1人から活動をはじめた。そして、1人目のパートナーとして協力してくれたのが松本君である。彼は副会長として、僕の足らないところを実に上手くフォローしてくれた。学祭では畑で作ったいもを加工して商売したり、伊豆旅行を企画したりした。学生ながら、学祭のいも蒸しパンの生産を巡っては会のメンバーであるスタッフにストライキを起こされたのが、今となっては良い思い出である。卒業時には100人程度の会員数になったサークル活動。僕は彼のお陰で、貴重な大学生活を過ごすことが出来た。久しぶりの再開であったが、彼は以前と変わらず元気で頑張っている。教育界の話題は僕にとって別世界の内容であり、世の中の情勢を知る上でも大変参考になった。これからも元気で日本の教育を担っていって欲しいと思う。そして、またこちらに来る機会があったら遊びに来てください。


中村浩さんを偲んで

 
●私の研究所時代の恩人で、野菜・茶業試験場長、農業・生物系産業技術研究機構理事を歴任された中村浩さんが、先日、脳腫瘍のため、東京の慶応大学病院で亡くなった。享年66歳。若い死であった。
●思い起こせば、平成6年の春、人事院の国家T種試験という試験をクリアした私は、大学の恩師である高橋文次郎教授の薦めで、野菜・茶業試験場を職場訪問した。その際に試験場を案内して頂いたのが、後に私の直属の上司となる吉岡 宏さん(現、野菜茶業研究所長)であった。吉岡さんに連れられて挨拶に伺った生理生態部長室に見えたのが、当時、生理生態部長の中村さんと天野正之花き部長(のちの野菜・茶業試験場長)であった。部長室では、両部長に、面接の練習としてここで、自己紹介してみなさいといわれて、大学時代に取り組んだサークル活動(大学から土地をかりていもを作って、学祭ではそれを加工した蒸しパンでぼろもうけしたお金を一晩で使ってしまった話しなど)の話しなどをした記憶がある。後に、私は、この生理生態部に配属になることになるが、この「面接の練習」が人事に影響したとのことを後に知ることとなる。
●生理生態部、作型開発研究室それが私の配属先であった。この研究室は、新しく設立された研究室で、バリバリの現場志向の研究室であった。近隣のキャベツの産地に出向いて現地実証試験をする。これまでの国の専門場所(基礎的研究をする研究所のこと)として、このような研究をすることはこれまでに例がなく、周りの研究者には、「作型開発研究室のやっていることは研究ではない」とか言われることもあった。こういった向かい風に対して、中村さんは常に私たちを勇気づけ励ましてくれた。また、吉岡室長からは、研究の「いろは」を教えていただき、これを基礎に私独自の研究スタイルを身につけることが出来た。「セル成型苗を利用したキャベツの省力化・斉一化栽培技術の開発」、この研究で、私は千葉大学から博士号を頂き、そして、園芸学会賞を頂くことになる。これは世の中に研究として認められた証である。中村さんとの出会いが現場志向の私の研究スタイルの原点である。この視点は、ジャパン・アグロノミスツという私の社名にも表れている。
●中村さんにお世話になったのは、仕事のことだけではなかった。津に来てまだ間もない頃、「日本の伝統文化を少し勉強してみないか」と誘っていただいたのが、謡曲。「能」の世界である。観世流の増村先生の出稽古に1年半ほどお世話になった。研究に打ち込むため、短期間だけの勉強だったが、能には、観世流・宝生流・金春流・金剛流・喜多流の5つの流派があって、津の藤堂藩は喜多流であることや、能面についての知識を得ることが出来た。こういった自国の文化への造詣を深めることは国際人になる上でも必須の要素だと感じている。
●私が、これまで取り組んできた研究を自分の事業として生かしたいと考えるようになったとき、すでに退職されていた中村さんは私が組織から離れることに強く反対した。ずっと研究所にとどまって欲しかったようである。最後に中村さんにお会いしたのが東京であった。あれから2年、私の活動も少しは進展を見せ、そろそろ中村さんに現状を報告しようと考えた矢先の訃報。大変残念である。
●岐阜県瑞浪市で2日(18時〜)に行われた通夜に参列してきた。会場に入って何気なく座った席。そこは、親族の席であった。私はそのまま親族の方々と一緒に深く故人の冥福を祈らせていただいた。通夜では、奥様とご家族の方々、それに親族の方々とお話しする機会に恵まれた。その中には、生前の中村さんとの話題の中にでてきた、世界を股に掛ける鯉師で鯉一筋150年のKATOの加藤さんともはじめてお会いした。日本古来の観賞魚が好きな私は、「釣りはへらブナに始まりへらブナに終わる」だが錦鯉は「紅白に始まり紅白に終わる」といわれることや、錦鯉の頭の緋色による見た目の力強さについて加藤さんと話が弾んだ。今度じっくり、加藤さんのところの錦鯉を観に行きたいと思う。
●人生で出くわす出来事には、必ず何か意味がある。今回の中村さんの訃報によって、私は現在の私のバックボーンを再確認する機会を得た。また、新しい人との出会いを得たように思う。中村さんを慕うもの同志がまた新しい繋がりを持つこと。これは中村さんが、私たちの心の中に生き続けていくことの証であり、私たちにとっては、中村さんの残してくれたチャンスであり、新しい物事の始まりでもあると思う。今回の訃報は残念なことであるが、この出来事を正面から受け入れて明日への希望に繋げていけたらを思う。


原田さんご夫妻


●先日、知り合いになった原田さんご夫妻。奥様は先日キノコの研究で宮崎大学から農学博士を取得した研究者である。そして奥様の仕事を陰で支えてきた方がご主人。ご主人は、最近、津の青果市場のあるテナントに「ひろ家」というラーメン屋さんをオープンした。「無添加で健康的な食べ物を提供したい」「家庭の味を大切にしたい」と語るご主人。彼の経歴を知ればその考え方もうなずける。ご主人は、私とほぼ同世代であるが、先日まで主夫業をして奥様の海外協力隊などの活動やキノコの研究の仕事を陰で支えてきたのだという。そして、家庭の味を活かすべくお店をオープンしたのである。
●実際に「ひろ家特製ラーメン」頂いてみると、薄味ですごくヘルシーな味で、自己主張の強いラーメンを好む方にはちょっと物足りないようなところもある。しかし、他のお店で食べられる味のラーメンではない。シンプルにこだわったご主人の考えがこの作品にでている。彼からは学ぶことが多いような気がする。彼は中国人と日本人のハーフで日本国籍の方であるが、高校生までは中国ですごしたのだという。大学は日本の国立大学(宮崎大学)に進んでそこで奥さんと出会ったそうである。「大陸的なものの考え方と、日本の考え方」、「共産主義教育と資本主義教育」など、いろんな面で、対立軸を持って考えることの出来る彼のものの考え方に接すると、僕自身考えさせられることが多い。彼には、何か普通の人にはないものを感じる。上手く表現できないが、その魅力はトム・ハンクス主演の映画「グリーンマイル」のキャラクターであるジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)に通ずるものがある。彼とはまだ数回しか会っていないが、彼と接していると、自分自身が見えてくる。ちょうど澄んだ水面に自分自身が映し出されるように。彼のラーメンのスープも、澄んだ水面に似た透明感のある鶏ガラだしのあっさりスープである。料理にはその人の人柄が現れるのかもしれない。この一年間はまだまだ勉強ですと謙遜されるご主人であるが、この人柄に引かれるように、きっと「ひろ家」さんのラーメンを好きになるお客さんも増えていくような気がする。薄味スープとチャーシューの組み合わせが絶妙なひろ家特製ラーメンの味が忘れられない。
※「ひろ家」さんの営業時間は早朝7時〜14時まで。
  
ひろ家特製ラーメン¥600
今回は特別ジャグロンズのほうれん草(「スタンダード」タイプ)を入れていただきました。
通常は、チンゲンサイまたはミズナが入っています。


今日の日曜朝市・・2007年12月9日(日)


●今日の日曜朝市には、三重タイムズの記事を見たといって、声をかけていただいたお客様が何人かいらっしゃいました。今日は、試食のほうれん草のお浸しを準備できなかったので、畑からとってきたほうれん草の糖度を実際にお客様の前で測定する久々のパフォーマンスを披露しました。
測定方法はこちらをクリックしてください→http://www.jagrons.com/archives/2007/02/jagrons.html#more
●いきなり本番の測定で、私もちょっと緊張気味、カラオケの点数発表のような気持ちで測定しました。結果は7.5〜13度(Brix%)でした。先日購入した、「あまーいフルーツキャベツ」で糖度が5度(Brix%)、農家の方から頂いた青首大根の肩の部分がすごーく甘く感じたので大根おろし汁のを測定したらちょうど5度(Brix%)でした。現在のジャグロンズのほうれん草の糖度はほぼ、8度以上に達しているので、お客様には満足いただける状態にあるものと考えております。
●今日は、いろんな方に声をかけていただき、今の活動を頑張るように励ましの言葉を頂きました。お客様とのコミュニケーションを通して、畑の状況を開示するとともに、お客様のニーズに応えられる様な、もっともっと美味しいほうれん草を作っていきたいと思います。今日声をかけていただいたお客様。ありがとうございました。ジャグロンズのほうれん草は、1束200円とちょっと高価ですが、200円なら安いと言われるような商品を提供していきたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。


レストラン「ラ・マアーム」の山本幸子オーナー


●家庭料理をイメージしたオーブン料理で人気のレストラン「ラ・マアーム」様には、ジャグロンズのほうれん草を1年間通してご使用頂いてきました。山本幸子オーナーシェフには一年前、飛び込み営業で、お店におじゃました際、こころよく、お話を聞いてくれて、直感的に私の活動とほうれん草を評価していただき、それ以来ずーっとお世話になってきました。一度、私の畑に来ていただきたいと思っておりましたが、この度、山本さんにスピナチ・ガーデンに来ていただく機会を得ることが出来ました。今日は、ほうれん草の納品日でしたので、実際に畑にあるほうれん草の味を、確かめて頂きながら、収穫の作業工程などを見ていただきました。
●収穫作業をしながらのお話しの中で、山本さんの九州のご実家が農業をされていることを知りました。「あっ、そうだったのか」、私は、理解できました。お会いしてから、1年間、いつも暖かい応援のお言葉には、僕自身、何度も励まされて、頑張ってこれました。特に「藤原さんのほうれん草を使うようになってから料理がこれまで以上に楽しくなったのよ」との言葉は僕にとって、「殺し文句」でした。また、減農薬・無農薬栽培では、虫に食べられて、商品としては出荷しにくい場合も多々ありました。そんなとき、「味はいいのにもったいないから、虫食いでも使わせていただきますよ」と、快く外観のあまり良くないほうれん草を使っていただいたこともあります。これも全て、山本オーナーが幼少の頃の農業経験(草むしりなども手伝った経験があるとのことでした)があってのご厚意であったことが理解できたのです。
●ジャグロンズのほうれん草は、主に、素材にこだわるレストランのための業務用ほうれん草として、ご提供させていただいておりますが、地域のレストランの皆様に支えられて、ここまでやってこれることが出来ました。これからも、常に技術の向上に励み、よりよいほうれん草をご提供できるように頑張って行きたいと思います。山本オーナー、今日はお忙しいところ本当にありがとうございました。
●レストラン「ラ・マアーム」では、先日に続き、ジャグロンズのほうれん草を使ったメニューを企画中とのこと。詳細については、後日改めて取材し、ご紹介させていただきたいと思います。みなさん、お楽しみに(^;^)。


業務用野菜チームの中西さん


今日は、古巣の野菜茶業研究所(安濃拠点)におじゃましました。私の所属していた作型開発研究室は、今は、業務用野菜研究チームという名前になっており、研究所時代の先輩である岡田邦彦上席研究員と、スタッフの中西さんの2人で運用されているようです。今日は、レタスとキャベツのことで、ちょっと情報収集してきました。
写真は、キャベツの苗を持つ中西さんです。この苗、ちょっと昔は「不老苗」と呼ばれていた不思議な苗なのです。詳しくは、後日紹介したいと思います。岡田さん、中西さん今日はありがとうございました。


緑彩の伊藤シェフ スピナチ・ガーデンに来たる!!


「緑彩」のオーナーシェフ伊藤良樹さんが女将さんとご一緒に、休日を利用して、スピナチ・ガーデンを見に来ていただきました。これからも、ジャグロンズのほうれん草を活用して、びっくりするような作品を生みだしていただけたら幸いです。


ジャグロンズの助っ人仲間


淺生さん(右)と、松岡さん(左)人は、野菜茶業研究所の技官さんです。
11月24日(土)は、休日です、早速ジャグロンズのほうれん草づくりの応援に来てくれました。
寒い中の種まき、ありがとうございました。


「エコトピア洋菓子ESSENTIA」の坂田さんご夫妻


●今日、ご縁あって、鈴鹿市にある菓子屋さん「エコトピア洋菓子ESSENTIA」の坂田徳隆さんご夫妻にお会いした。ご夫妻は家族全員で東京から三重に越してこられて現在のお店をはじめて10年になる。お店の応接間には、元アメリカ合衆国副大統領で環境問題のスペシャリスト、先日ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア氏の「不都合な真実」という本が置いてあるのが目についた。さすが、エコにこだわったお店だ。
「とことん良いものを作ることにこだわってきた」と語るご夫妻は、常識には捕らわれず、常にお客様のためになる良いものを追求してきたという。食の安全にこだわって、三重県産の小麦を使用したり、地元の商品である、FFCの水を利用したりと、いろいろと工夫をされた洋菓子作りをされてるとのこと。特に僕が気に入ったのは、小麦粉の代わりに米粉を使って作ったシュークリーム(一つご馳走になりました)。「シュー」はフランス語でキャベツのことであるが、この「シュークリーム」は、表面が「シュー」というよりも「たこ焼き」の様な丸いつるつるの形になるのが特徴なのだそうだ。ちょっと最中の皮のような食感は、とても新鮮な体験で、「美味しい」の一言である。ちょっと表現を変えれば、「フランス文化と日本文化の融合作品」とでも言えるのだろうか。
●今日、また一つ新しい文化に触れることが出来ました。おみやげとして頂いたFFCの水を使ったチーズケーキは美味しく頂きました。坂田さんご夫妻、今日は、本当に有り難うございました。
●最後に、「県外から来た県民だから、三重の良さを人一倍感じることが出来るんです」という奥様の言葉には、僕も共感を覚えた。いろんな感性の人が、三重に引かれてやってくるということ。これは、この地域の将来にとって喜ばしいことだと思う。
  


久しぶりの村林ご夫妻

昨日、久しぶりに村林さんご夫妻が畑に見えました。2匹の元気なワンちゃんとほうれん草畑で記念写真です。今年度もご愛顧のほどよろしくお願いいたします。


環境心理学者「網藤芳男」さん


独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター農業・農村のやすらぎ機能研究チーム所属で環境心理学者の「網藤芳男」さん、僕のサラリーマン時代の職場の先輩に当たる方である。僕が自然科学の研究者だったのに対して、網藤さんは、心理学という社会科学の研究者である。網藤さんは、農村が人々の心に及ぼす影響などに関心を持っておられるだけでなく、日本の農業の活性化に強い情熱を持っておられる方で、私の「同志」でもある。僕が、ジャグロンズの活動を開始してからずっと応援していただいている。今回は、広島から東京へ出張した帰りに、僕のところへ寄っていただき「深草庵」(宿泊)を満喫していただいた。今回もいろいろとエネルギーをもらいました。一歩一歩出来ることから実行していきます。網藤さん今回は有り難うございました。


ハードブロガー「まみむめモー子」さん

今日は、「まみむめモー子」さんこと、北岡さんのお宅(モーハウス)におじゃましました。地域ブログミエワンのランキングトップブロガーの面々が揃う今回のモーハウスでの会合の目的は、ほうれん草パンとジャグロンズほうれん草の試食。試食しながら、僕のほうれん草ビジネスと他のジャンルとのコラボレーションの可能性や私のほうれん草を普及させるための方策など、北岡さんの頭の中からは、アイディアが次々にポンポンと出てきます。いやあ、凄い人です。僕の活動を応援して下さる皆さんのボランティア精神に感謝するとともに、皆さんのような消費者のお客様の期待を裏切らないような農業生産活動を心がけなければいけないと決意を新たにしました。1週間先、10日先がどういう展開になるか分からないのが事業の醍醐味ですが、一歩一歩良い方向に進んでいるような手応えを実感している今日この頃です。北岡さん、それに今日集まっていただいた皆さん、有り難うございました。


遠方からのお客様「芦田さんご一行」


今日は、兵庫県三田市の芦田さんご一行(※1)が私のところに訪ねてきました。芦田さんのグループは、市民の立場から農村と協調して地域の農業を守っていこうといった活動をされています。今回、減農薬でお米を栽培する手段としてジャグロンズの紙マルチシート直播シートの使用に関心を持たれ、はるばる三重の地までお越し頂いたのです。まず、津市大里野田町の深草庵にお通しして、お話しをした後、津市安濃町のシート生産現場に移動し、直播シートの現物を見ていただきました。そして、ジャグロンズのもう一つのオンリーワン技術である、ほうれん草の移植栽培体系も見ていただきました。そして、ちょと虫が付いていましたが、とれたてのほうれん草をおみやげに持っていって頂きました。車での移動中に「ほうれん草のババロア」の話しをしたら、ご婦人の皆さんが是非とも購入したいとのこと。早速パティスリー「ラ・パルム・ドール」に向かいました。そして大量の「ほうれん草のババロア」を購入いただいたのでありました。遠方からのお客様に自信を持ってお勧めできる商品があるってことは、その地域の「文化力」とも言えるんじゃないかなあ。と、感じた一日でありました。
また、皆さん、素敵な方ばかりで、なんか凄く幸せを感じる時間を過ごすことが出来ました。今日ははるばる遠くから訪ねてきていただき有り難うございました。


「健康志向だけで食べる食生活は心を貧しくする」

●ジャグロンズのほうれん草を、出来るだけ多くの方々に楽しんでいただきたい。そんな気持ちから、職人さんとの、コラボレーションはジャグロンズの重要な活動の一つです。現在、パン工房アンジュール店長の伊藤さんと世の中をびっくりさせるようなパンづくりに挑戦しております。
●今日、伊藤店長からお電話を頂きました。今年度第1回目の試作品が出来たとのご連絡です。もっちりとした美味しいパンでした。でも、伊藤さんは、これは「食べた感じ重すぎる」と納得がいかないご様子。
●ほうれん草は、血圧上昇抑制効果のあるカリウム(K)を豊富に含み(トマトの3倍以上)、造血高価があり貧血予防に効果のある鉄(Fe)の他、美容と健康に役立つビタミンC、ビタミンE、カロテン(プロビタミンA)の他、血管を強くするルチン(そばに含まれることで有名です)、目にいよいとされるルテインも豊富に含まれることが知られています。太陽をいっぱい浴びて育ったジャグロンズほうれん草を食べることの恩恵を多くの皆さんに知っていただきたいと私は考えております。
●このような考えから、健康路線(現在試作のパンは添加物なしのパンです)で行くならば、少々味が犠牲になってもいいのではとの思いを伊藤さんに伝えてみました。そこで、返ってきた答えが表題にもある「健康志向だけで食べる食生活は心を貧しくする」です。美味しくないものは長続きしないというのです。よく考えてみるとそのとおりです。食べ物は、薬と違って病気を治すのでなく、予防する効果があるのです。一度身体を壊したことのある方ならば、必至で健康を気遣った食事をするかもしれません。しかし、そうでない方は、美味しくないものは、あまり好んで食べませんね。伊藤さんのいわんとしていることがよく分かりました。病気になったことのない人たちが、その先も病気をしないような世の中にするには、美味しく楽しく食べる食生活が大切だと思います。楽しい食生活の中で心も豊かになっていくのだと思います。
●いつか、「美味しくて身体にいいとびっきりのパンをお客様に提供できたらいいなあ」とつかの間の夢を見た夕暮れ時のひとときでした。


ほうれん草づくりお礼ツアー記(激走2000km:三重〜〜〜秋田)

ほうれん草生産にご協力していただいた地域の皆さんにお礼の意味を込めて、マイクロバスで行く秋田へのお礼ツアーを企画実行しました。今回は、2泊3日という限られた期間でのツアーでしたが、参加者の皆さんには秋田の文化や食べ物を垣間見ていただけたと思います。今回の旅行では、80歳以上の方が数名いましたが、この短期間の強行突破とも言える旅行を大過なく皆さんが楽しんでいただけたことに感謝しております。また、母親が作ってくれた郷土料理のコースも皆さんに大変好評で、両親のもてなしが、本当にありがたく感じました。祖父が好きだった「かけうた」という伝統芸能がありますが、これを母親がツアーの皆さんに、披露したのには感激しました。私もこのかけ歌をマスターして歌えるようになりたいと強く感じました。親の生き方というのは子供に大きな影響をするものだと改めて感じたところです。農業分野では、グリーンツーリズムというのがありますが、このようなビジネスの可能性についての感触を掴むことが出来たことも私自身にとって大きな収穫でした。
−−−旅行記録−−−
10月19日(金)午前3時20分三重県津市安濃町:発
10月19日(金)午後5時30分秋田県仙北郡美郷町:着
10月20日(土)午前〜:秋田県仙北市角館町(武家屋敷見学)
10月20日(土)昼食:美郷町ニテコ清水で昼食
10月20日(土)午後1時30分秋田県仙北郡美郷町:発
10月20日(土)午後5時30分山形県鶴岡市湯野浜温泉「幸福荘」:着
10月21日(日)午前7時30分山形県鶴岡市湯野浜温泉「幸福荘」:発
10月21日(日)午後6時30分三重県津市安濃町:着
(参加者合計11名)
 

 

 

 

 

 


企業の中で頑張るブリッジビルダー

●本日は、「深草庵」に東京からの来賓(といっても今回は、実家のある九州の長崎からこちらに見えました。)をお迎えした。日清オイリオの西田さんだ。西田さんは、長年研究開発部門で、油脂の吹きつけ技術を応用した畑作用の紙マルチの開発に尽力されてきた方である。現在は、それまでの自分のやってきた仕事を普及させるために営業部門に移って、自分の開発した商品の売り込みに励んでおられる。まさに、「死の谷」http://www.jagrons.com/archives/2007/10/post_142.htmlに橋をかけんとされているところで、志は私と同じ、「ブリッジ・ビルダー」である。
●西田さんは、ちょうど一年前に園芸学会で知り合いの研究者の方から紹介いただいた。その数ヶ月後に、わざわざ、私のほうれん草畑「スピナチ・ガーデン」(三重県津市)にいらしてくれた。そして、ほうれん草の茎の糖度を測定した汁を舐めて、びっくりして、そのほうれん草を小さな段ボールにぎゅうぎゅうに詰めて、奥様のおみやげにと持って帰られたことを思い出す。あのとき、もう一つ大変印象深いことを聞いたことを思い出す。「研究者の皆さんとお仕事をすると、その効果が明らかとなり、大変嬉しい。しかし、その結果が学会発表や論文になっても、商品が普及しなければ、事業としては評価はゼロに等しい」と。そういうわけで、組織を飛び出して、それまで開発してきた技術の事業化に挑戦しはじめたころ、言い換えれば、「死の谷」に橋をかけようとしていたころの私を訪ねてきてくれたのである。私は、少しでもこの資材利用技術普及の力になりたいと考えている。
●西田さんとお会いした園芸学会、先月も香川で開催されたが、一つ強く感じることがある。全くと言っていいほど生産者レベルの人が参加していないのである。私が学会にデビューしたのは、1995年のことである。当初は、そんなものかと思っていた。しかし、海外の研究集会などに積極的に参加している元同僚の言うには、海外では、生産者レベルの人が当たり前のように学会などに参加して、情報収集しているというのである。そういえば、同じ応用科学である工学では、いかに地震に強い建物を造るとか、環境に優しく燃費のいい車を作るとか、世の中の役に立つ技術が、生産現場レベルでの技術開発の活性が高く、研究と生産現場の溝が少ないように感じられる。日本の農業技術の研究レベルは世界でもトップクラスだと言われているが、こと農業の生産現場の活性は低く、食糧自給率38%であることが、国会でも取り上げられて議論されていた。農学も工学と同じ応用科学、現場で役立ってなんぼのものであることは一緒である。もっと、園芸学会のような場が、科学と生産現場の架け橋になるような働きに力を入れると同時に、生産者レベルの人間が、これに応える形で積極的に学会に参加するような風潮になったら、日本の農業は、もっとスピード感のある産業になることは間違いないと思う。「ブリッジ・ビルダー」の使命は大きい。


シェフの休日

●今日、ほうれん草の播種(種まき)とお米の配達の仕事で、出かけようとしたとき、いつもお世話になっているレストラン「ラ・パルム・ドール」垣波(かきなみ)シェフからお電話を頂いた。「今日は休日だけど、いまおもしろいものを作っているのでちょっと見に来ませんか」とのこと。ちょっと厨房に顔を出して挨拶してから、急いで自分の仕事に取りかかった。仕事が済んだのは夕刻前。そして厨房に顔を出すと、そこには、ほうれん草をふんだんに用いた緑色をしたデザートが出来ていた。緑色をしたデザートは、ほとんどが抹茶の緑色で、ほうれん草の緑色を活かしたデザートはあまりないとのこと。その作品を早速一つ頂いた。すごく上品でヘルシーな味である。このデザート、パティスリー「ラ・パルム・ドール」http://www.la-palmedor.com/index.html津南中央店http://www.la-palmedor.com/patis-shop.htmlで11月1日から1ヶ月間開催されるフェア「秋の味覚 食べるエステ−野菜を使ったデザート−」で一般のお客様にお目見えすることになっている。発売後のお客様の反応が楽しみである。このデザートには、ふんだんにジャグロンズのほうれん草を使用して頂いている。現在のほうれん草は、秋田県美郷町にある、ジャグロンズ美郷拠点でのほうれん草であるが、10月下旬からは、三重県安濃町にあるジャグロンズ安濃拠点での生産にバトンタッチする予定である。
●今晩は、予定がないというので、デザートのお礼に、私の拠点「深草庵」で、スピナチ・ガーデン・ライス(新米)と得意のなめこ汁を食べていただくことになった。白ご飯と、鍋だったが、垣波さんは美味しい美味しいと行って食べてくれた。そのお礼にということで、秋の味覚、サンマを使ったイタリアンスタイルの料理を教えていただいた。その名は「サンマのソテー梅肉と内臓のソース」。オリーブ油、新鮮な秋のサンマの内臓、それと冷蔵庫の中にあった梅とを使った、シェフの閃きメニュー。サンマ好きにはたまらない美味しさだった。垣波さんありがとうございました。
 


千葉のキャベツ生産を支えてきた東総野菜研究室

●9月29日から30日にかけて、園芸学会平成19年度秋季大会が香川県高松市にある香川大学で開催されました。長年の学会員である私も最新情報を得るために参加してきました。そこで長年のおつき合いを頂いている吉田さんと町田さんにお会いしました。
●春キャベツの生産地として有名な、千葉県銚子地域。そのキャベツ生産を支えてきた、歴史と伝統ある研究室、千葉県農業総合研究センターの東総野菜研究室、ここの研究室の研究スタッフである吉田俊郎さんと町田剛史さん。
●今のキャベツ生産に関する国内の研究方向は、「加工用に向いた、寒玉キャベツの4月〜5月どり生産技術の開発」。学会ではこれに関連した、研究発表が、複数ありました。これは、まさに生産現場で必要とされているテーマですので、役立つ情報が得られて大満足の園芸学会参加でした。また、生産者レベルで、このような会に参加する人がもっと増えたら、日本の農業ももっとスピード感あるものになるように感じました。作物の選定、コストの視点、作業性などと、複数の視点から、新しい技術開発に挑戦されている町田剛史さんの研究発表も素晴らしいものでした。町田さん、これからも頑張ってください。

◎吉田さん(左)と町田さん(右)


エクストラコミュニケーションズの前野智純社長

●ジャグロンズのブログも開始して半年が経ちました。エントリー数(記事の数)もおかげさまで150を越えました。ここで問題発生、契約しているサーバーの容量が少なくなり、不具合が頻繁に発生するようになりました。そこで、本ブログHPの立ち上げ時からお世話になっているエクストラコミュニケーションズのスタッフの方に応急処置をしていただき、私の担当である稲垣さんにその状況説明を受けに、会社におじゃましました。稲垣さんの説明に納得し当面は不具合が出ないようなので安心しました。
●ちょうど、話しが終わった頃に、前野智純社長が見えて、お話しする機会を得ることが出来ました。前野社長は、三重を拠点にしながら幅広く活躍されている方で、私も社長のブログ(http://www.tomomaeno.com/)はいつも拝見しています。今日は、だいぶ久しぶりにじっくりお話しが出来ました。近況報告から始まり、ビジネスに関するお話しをいろいろとお話しできましたが、社長の多岐にわたる幅広い、情報と目の付け所はいつも参考になります。何よりも創業者である前野社長のお話は説得力があります。事業をはじめて1年足らずの私ですが、前野社長にも同じような時期があったとのこと。今日は私自身、元気を頂いて帰ってきました。また明日も、ジャパン・アグロノミスツ(ジャグロンズ)の活動への取り組みを頑張っていこうと決意を新たにしたところです。


料理工房「緑彩」オーナーシェフ伊藤良樹さん

●料理工房「緑彩」の伊藤良樹オーナーシェフは、料理が好きでたまらない方で、いつも料理のことを考えて生活しておられる方です。伊藤さん曰く、「美味しくない素材を美味しくすることが料理人の腕である。しかし、よい素材を用いればもっともっとランクの高い料理が出来るはず。」常に1ランク上の美味しい料理づくりを目指している姿勢があります。
●以前、ジャグロンズほうれん草のサマータイプをおもちしたところ、「味に少し癖があっても、栄養価が高い食材ならば、それを食べることはお客様のためになる。このような食材を美味しくするのが料理人の腕の見せどころ」と、栄養価の高いものを美味しく食べてもらう工夫を教えていただきましたhttp://www.jagrons.com/archives/2007/07/post_110.html。これからもおつき合いいただきたい職人さんです。



お客様の存在は心の支え

●物づくり分野の1つである「農業」、これに「サービス業」である「小売業」をを融合させた、「生産小売業」の実現。これが、一昨年からそれまでの12年間の研究所生活の成果を結集すべく農業生産活動をはじめた私の「夢」です。この「生産小売業」、今のところ非効率なところが多く、毎日が試行錯誤の状態ですが、必ずやお客様に満足していただけるサービスが出来るものと「確信」して、事業に取り組んでいます。今日は、久しぶりの営業活動で、何件かの津市内のレストランを訪問させていただきました。
●炭焼きイタリアン「アラブラーチェ」http://allabrace.ciao.jp/allabra2/allabra2.htmlさん。オーナーシェフの田中剛史さんには、以前、冬のほうれん草を高く評価して頂きました。今回は久しぶりにお会いして、秋田県美郷町産のサマータイプほうれん草を納めさせていただきました。ジャグロンズの生産拠点は、三重県津市安濃町、秋田県仙北郡美郷町ですが、秋からは、津市豊里拠点を新設して生産営業活動を開始します。アラブラーチェさんとは、今までよりも距離が近くなりましたので、これからもおつき合い頂けたら幸いと思います。
●Cafe'「サンチェ」http://www.toysfarm.co.jp/sanche/index.html#さん。今日は、幸運にもオーナーの平山さんにお会いできました。はじめてお会いした平山オーナーの質問には、あまり上手なプレゼンが出来ませんでしたが、これからは、もっと、もっと、場数を踏んで分かり易く要点をついた説明が出来るよう努力していきたいと思います。また同席していただいた小島店長には、肉厚にこだわったジャグロンズ「サマータイプ」ほうれん草を評価していただきました。これからも、素材の良さを追求したほうれん草作りに励みたいと思います。平山さん、小島さん、今日はお忙しいところ、おつき合いいただきありがとうございました。
●ジャグロンズほうれん草発祥の地の津市安濃町拠点は、「レストラン ラ・パルム・ドール」http://www.inetmie.or.jp/~palme/(後藤オーナー)、「ラ・マーム」http://www.jagrons.com/archives/jagrons/js/cat23/(山本オーナー)、「レストラン ランセン」http://www.jagrons.com/archives/jagrons/js/cat22/(奥山オーナー)を結ぶトライアングルの中心部に位置します。今日は、3名のオーナーともお話しする機会を得ることが出来ました。また、本格中華の「廬山」http://homepage2.nifty.com/rozandesu/さんの女将さんともお話しする機会に恵まれ、電話の向こうからでしたが元気で明るい励ましのお言葉を頂きました。皆さんの存在は、これからのこだわりのほうれん草づくりを進めていく上での大きな心の支えになります。ジャグロンズは、日々の工夫を積み重ね、お客様に満足していただける「ほうれん草」を安定してご提供できるよう、努力を続けていきたいと考えております。これからもジャグロンズの「ほうれん草」をご贔屓のほどよろしくお願いいたします。
●秋田県美郷町拠点でのほうれん草づくりは、秋まで継続し、冬からは、三重県津市にある2拠点(安濃拠点を中心に、津市豊里拠点と連携して生産活動を行います)でのほうれん草生産を開始します。1月はジャグロンズ結成1周年になります。1周年を記念して、皆様に喜ばれる「ほうれん草」の生産を継続するとともに、何か新しい「サプライズ企画」にも取り組んで行く覚悟です。今後ともジャグロンズの活動に関心を持って頂けたら幸いです。
                       ジャグロンズ 代表 藤原隆広
  


パン職人の伊藤さんの「美味しい」

●先日、パン工房アンジュールの伊藤店長とお会いした。3月にほうれん草パンを試作していただいたところ試食していただいた方々に大好評だったので、来年の冬は、本格的に、コラボレーションすることになっている。
●そこで伊藤さんに一つ聞いてみた。「「美味しい」ってどういうことですか?」 即座に帰ってきた言葉、それは、「一般的に言えば「甘い」ことだろうな」。それはどういうことかと言うことを続けて説明してくれた。その内容を要約すると次のようになる。100人いればそれぞれおいしさの感じ方は違う。甘さの他に、苦みや、辛みをおいしいと感じる人もいるだろう。しかし、甘さをおいしいと感じる人が、100人中80人だとしたら、苦みは15人、辛みは30人といったように、圧倒的に甘さで判断する人が多いだろうということである。続けて伊藤さん個人は、おいしいというのは「複雑な味の中にある」とも付け加えてくれた。含蓄のある言葉であり、「美味しい」っていうことは奥深いと感じた。
●パンの好みには、もっちりしたのが万人受けするようだが、さっぱりした風味のパンを好む方もいるということである。おいしく食べていただき、その上健康維持に一役買えるようなパン。この先そんなほうれん草パンが出来たらいいなと考えている。
●話は全く変わるが、写真の「しっぽガエル」もなんだか「奥深い」形をしている。変化の途中というのは、ある意味一見無駄な物があるようで、しかし、それがあることで変化の大きい環境をしたたかに移行できるように見える。
  


黒田米に関する現地取材(黒田米の歴史)

●今日、津市河芸町出身のジャグロンズサポーターの松田さんの紹介で、津市河芸町三行の米倉積(よねくらつもる)さんのところへお伺いし、幻の米、黒田米に関する貴重なお話しを聞いて来ました。ここでちょっと、米倉さんのプロフィールを紹介します。米倉さんは、昭和11年生まれ(昭和10年組)の70歳。農協で営農指導をされた後、河芸町の産業課の発足に伴い、農業現場に詳しいことから町の職員となり、20年間公職を務められました。河芸町史の編纂にも尽力されたことから、このたび取材をお願いし、ご快諾いただきました。
●黒田米は、旧黒田村で作られる米を指すとのこと。旧黒田村は、旧紀州藩領地である「南黒田」(ミナミクロダ)、「三行」(ミユキ)、それに旧藤堂藩領地である「北黒田」(キタクロダ)、「高佐」(タカサ)、「浜田」(ハマダ)、「赤部」(アカブ)の6つの地区からなり、これらの地区で作られる米を黒田米というそうです。粘りけの多い粘土質の田んぼで作られるコメは特に食味が良いのですが、旧黒田村の田んぼは、このような田んぼの割合が多く、このことがコメの味が分かる人たちに黒田米がおいしいお米の代名詞として使われるきっかけになったようです。黒田米は、江戸時代から各藩に珍重された歴史があるそうです。
●地元では、昔から、うるち米は「黒田米」、酒米は「一志米」といわれていたそうです。酒米は、主に「山田錦」が用いたれていたそうですが、うるち米については、米倉さんの知る限りでは、昔は、「朝日」という品種が作られていたそうです。しかし、この品種は、脱粒し易い問題点があり、「農林8号」、「農林29号」という早生品種が用いられた後、現在の「コシヒカリ」が用いられるようになったそうです。
●以上、今日は、黒田米の歴史や定義について取材しました。私は、良い物には「客観的な品質保証」、「作る人のもてなしのこころ」、「その品の持つ歴史や物語」以上の3つが兼ね備わっていると考えています。今日は、主に黒田米の歴史について紹介させていただきました。私は、ジャグロンズの活動の一つとして、生産者から良い物をまっすぐに消費者にお届けすることも重要で意味のある活動であると考えております。そのことは生産現場が元気良くなるような「産地ブランド強化事業」でもあると考えております。本物志向の「Jagrons」ブランドをこれから展開していきたいと思います。
●今日、私の取材におつき合いいただいた、松田さん、米倉さんありがとうございました。
  


村林さんご夫妻

●村林さんの奥様には、ほうれん草づくりをはじめた頃、私の畑に直にいらして、感激して帰っていただいた記憶があります。それから何度も、ご夫婦で足を運んでいただき、ジャグロンズの活動を応援していただいてます。秋田でのほうれん草づくりに取り組んでいるときや、つい最近も、散歩の際にジャグロンズの畑を見て感じていただいたこと(かつてほうれん草畑だった田んぼのイネや、紙マルチ直播栽培の田んぼの様子など)をメールで知らせていただきました。
●村林さんご夫妻は、いつも仲良く散歩していらっしゃり、明るく声をかけて頂きます。ご夫妻は、慈善活動にも取り組んでおられるようです。価値観や考え方が一緒か又はお互いの考え方を尊重できるから夫婦仲良く生活されているのだろうと思います。
●家庭(家族)は、国家の基礎であり、その軸は夫婦の絆だと思います。今は物騒な世の中ですし、自己中心主義の世の中にもなりつつあります。しかし、家族だけで自分たちの殻に閉じこもっていると、価値観の違いをお互いに理解できなくなり、人間関係での大きな争いやトラブルに遭遇する機会が増えてしまうような気がしてなりません。この先の世の中が心配です。村林ご夫妻のような方々が増えることで、世の中は明るくそして、平和が維持されるのではないかと思います。
●村林ご夫妻のように家庭の柱である夫婦の愛情と外に向けた積極的な活動姿勢には、素直に尊敬に値すると思います。私個人にとっては無い物ねだりですが、今できること、これを一つ一つこなして、いつか、ご夫妻のような、人生の1シーンを自分も歩みたいと思い、お二人の背中を見てエネルギーを頂いているところです。お二人には、いつも気にかけていただきありがとうございます。これからも仲良く私たちジャグロンズの行く末を見守っていただけたらと思います。これからもよろしくお願いいたします。
  


河原BM(ミクシイアーカイブス2007.1.11)

(2007年1月11日のブログです)
 まだ私のアグリビジネスも軌道に乗っていないので現在ゼンショーグループ(小川賢太朗社長)のすき家というところで平日のみ早朝1日3〜4時間ほど働いてます。4時起きでだいたい5時から10時までの時間帯で働いてます。24時間営業の店なのですが、1日の午前9時、すなわち、11日の9時までがすき家時間では10日の日付で取り扱われてます。私は深夜帯のアンカー(締め)を行うことになってます。
 この時間帯はワンオペといって、1人で店のすべての切り盛りをします。お客さんの注文を取って、食事を作って、提供して、レジをして、食べ終わった容器の片づけと洗浄、提供して減った分のメニューの仕込み、この他に、在庫とり、営業報告書の作成と本部への報告も担当してます。そうそう、私の働いている店は、ドライブスルーまであるんですよ。これも一人で全部対応するのです。この仕事かなりハードです。お客さんが怒ったらひたすら謝るが鉄則ですし、3時間の間マラソンのような運動量の仕事です。正月明けは1時間に22名ものお客さんが見えて1人でパンク状態となりました。容器も足りなくなる寸前で朝の食事は餅一個でしたから、フルマラソンで言うと、30〜35キロ地点(俗に言う魔の30キロ地点)の状態で体力的にもガス欠状態になりましたが忍耐でしのぎました。
 今日は3時間で40人のお客さんをもてなしました。かなりご盛況ですが、これまでのピンチを1人でしのいできたことが自信につながり、無難にこなせるようになりました。寒い日ですが、年中半袖姿のユニフォーム、寒いかと思いきや、動きっぱなしでかなり汗をかきます。
 しかし、うれしくなることもいっぱいあります。私の時間帯では朝の朝食セットなどの注文が多く、工場で働く人、運送業の人、夜勤明けの人が比較的リピーターのような形で来てくれるお客さんが多く、汗をかいて働く人への朝飯の提供はある意味やりがいがあります。そして、お客さんの笑顔がうれしく感じられます。
 今日は、仕事の収量時間前に、河原BM(ブロックマネージャ)が、予告なしに現れました。そして、「今日は僕がお客になるから接待して」というのです。抜き打ちテストです。「やばいなー、普段マニュアル通りにはやっていないナー」と思いつつも、いつも心がけているお客様に喜んでもらう気持ちを込めた接客をしようと、接待しました。当然、他のお客様もいます。そしたら、たまに見えるお客さんですが、いつも以上に「出来たてのかつカレーうまかったでーありがとうな。」とマネージャのいる前で感謝の一言。そのお客さんは私を応援してくれたのです。その後、マネージャの評価が高くなったのは言うまでもありません。「さすがこの時間帯専門で入っているだけあって、以前より大きく進歩している」と評価を頂きました。
 「お客さんの喜ぶ顔を観たい」これが私の今後の仕事の基本になると思います。「やはり、野菜をはじめとした農産物の生産小売り事業を成功させたい」日々このように思って活動している毎日です。
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河原BM(現在は大阪に異動されました)は、非常にすき家を愛している方でした。3回ほど接客のご指導を頂いたのですが、リーズナブルな価格での提供だからと言ってサービスの妥協は許されないことや、お客様に感謝されることへの感動を熱く語ってくれました。短い間でしたが接待業のイロハを教えてくださった河原さんには感謝しております。河原さんのような社員のいらっしゃるゼンショーグループさんには、いつか私の野菜を使っていただきたいと考えております。
  2007年7月2日 ジャグロンズ 代表 藤原隆広


山崎大樹総料理長

ヤマハリゾート合歓の郷の山崎大樹総料理長には6月17日の合歓の郷のディナーショーで、230人分のコース料理にジャグロンズほうれん草を使っていただきました。今回は、肉料理に使っていただいたとのことをお聞きしました。大変光栄に感じております。さて、山崎さんにはじめてジャグロンズのほうれん草をお試しいただいたのは、4月中旬の糖度7程度のほうれん草だったと思います。大変気に入っていただいて今回の注文を頂いたのですが、葉は肉厚に仕上がったものの、納品時には糖度がそれほど上がらず、ご期待に十分に添えなかったことを申し訳なく感じております。その後3週間位してから、畑で夏のほうれん草としては非常に糖度の高いほうれん草(Brix%6度)を見つけて、感情の高まりを覚えたのですが、どうも風味(独特の苦みのようなもの)が強すぎます。先日このほうれん草を、野菜茶業研究所の伊藤さんに送って調べてもらったのですが、「糖度が10度(Brix%)で硝酸濃度が1000ppm以下と冬のほうれん草並だった」「どうしてこんな時期にあんなほうれん草を作れるのか?」と電話の向こうから興奮気味に言われて、私も興奮を覚えた記憶があります。しかし、風味が強すぎます。これを生かすも殺すも料理人の方次第だと思いました。山崎さんには、このほうれん草をお送りして、この食材を活かすことが出来ないかどうか試していただいているところです。これからも、料理していただくお客様と一緒になって、良い食材としてのほうれん草づくりに取り組みたいと考えております。まだまだ、不完全ですが、日々進化していくほうれん草づくりを目指しております。


大坂鉄工所のオヤジさん

ほうれん草の移植機の重要な部分が、金属疲労で壊れました。農業地帯では、アルミの溶接をやってくれるところがなかなか見つからず、やっと見つけたのが、ここ、美郷町にある大坂鉄工所。「こんちはー」声をかけても、いるのに返事がありません。(やはり職人さんは一癖あるなー)と思いきや、私の移植機を軽トラから降ろすところを見て、「これは何だ?」と寄ってきて興味深く聞いてきます。「ほうれん草を移植する機械で、東北にはこれ一台しかないんですよ」と話すと「ほー」と珍しそうに見ています。そして、わたしが事務所にあるタンチョウ(金魚)を見つけて、金魚の話題を振ると、「まあ、ちょっと休んでけ」と缶コーヒーを冷蔵庫から取り出してくれました。このオヤジさん、色々と研究熱心で、金魚を増やしたり、アヒルやニワトリの卵をかえす装置を作ってふ化させたり、煙のでない焼却炉を発明したりと、すごいおもしろい人でした。作業所には旋盤もあり、お願いすれば何でも作っちゃうそうです。まさに、玄人好みの鉄工所でした。大坂さんは、これからもおつき合いして頂きたい職人さんです。
  



工業界の先進性

 2泊3日で東京と千葉に出張してきました。今回の、大きな目的の一つが、日本の製造業会の復興を掲げ頑張っておられる株式会社キャムブレーンhttp://www.cambrain.co.jp/の太田 実 社長とお会いすること。工業界の先進的な考えや部分を学んで、私のアグリビジネスに取り込みたいとの思惑がありました。太田社長は大変気さくで魅力的な方です。5軸加工という技術に特化した生産技術の追求を軸に、Jbrain構想という幅広いビジネス展開も視野に入れておられて、これからのJagronsで見習っていきたい考えが数多くありました。ジャグロンズの活動をはじめてまだ6ヶ月のわたしですが、太田社長の若い頃のお話しを聞いて、今のわたしと大変似た経験をしておられることや、ものの考え方で共感することが多くあり。わたしもこの分野で頑張っていこうと決意を新たにしたところです。大変すごい方と3時間以上にわたってお話しできたことは今後、仕事に取り組むに当たって、大変な財産になったと思います。太田社長、お忙しいところ大変ご丁寧にお相手していただきありがとうございました。
 最後に5軸加工の生産現場を見学させていただきました。ボーイング社のジャンボジェットの30万個のパーツの一つを見せて頂いたこと、時速100kmで走行する国産戦車用の部品を見たことが大変印象に残っています。これからも、先進性のある工業界の良いところを見習って、日本の農業技術の発展と産業振興に貢献して行きたいと考えております。


遠方からのお客様

数日前に、「今、収穫しているほうれん草の成分調べてみたいなあ〜」「でも今手元に分析できる設備ないしなあ〜」「ちょっと伊藤さんにお願いしようかな〜」と思っていたところ、ありました。電話が、それも伊藤さんから。伊藤さん(伊藤秀和博士)は野菜茶業研究所時代の先輩で、野菜の品質分析のプロです。伊藤さんは「品質評価技術は、生産現場で使われてこそ意義がある」とのお考えから、私とおつき合いいただいております。三重から盛岡に出張の帰りに美郷町に寄っていただきました。今の現状を見ていただきながら、作業を手伝っていただきました。伊藤さんありがとうございました。またいらしてください。なお、ほうれん草の品質成分は、後日サンプルを送って調べていただくことにしました。


奥山さんご夫妻

 今日、奥山さんご夫妻がうちに来てくれました。私の両親の知り合いで、私が美郷町に入る前のビニルハウスハウスの準備等では、大変お世話内なっていました。私のほうれん草の生産技術に大変興味を持って頂き、今日は種まき作業について勉強したいとのこと。技術は安易に人に教えては損という考えがありますが、私は今日知りうるすべての情報をご夫妻に開示しました。また、折角ご夫妻そろって見えたので、今日は、ジャグロンズの活動について説明させていただきました。大変関心を持って聞いていただき、研究所時代の私の研究資料を持ち帰っていただきました。
 私の技術はまだ現場での実証が不十分ですので、今は、私の両親の協力を得て生産活動に着手してますが、両親も3年も経てばだいぶ年をとります。ご夫妻は私の両親よりもまだ若いので、ある程度生産と販売経路にめどが付いた段階で、事業が安定した段階での生産事業の継承と地域の柱となってジャグロンズの技術を活用していただけるような立場になってもらえたらと思います。今後私は、技術開発と販路の開拓に重点を置き、生産拠点の仲間に対しては研修を含めた若い人材の流動的活用(提供)、このほか高齢者の有効活用等を視野においた活動に力を入れていけたらと思うのです。


草深さんご夫妻

今度、草深さんご夫妻の配慮により1軒家に引っ越すことになりました。
ここでちょっと、@草深さんご夫妻との出会い、Aお二人の生き方、B私が感じたことについて紹介させていただきます。
@ある日滅多に行かない津市一身田の田んぼに立ち寄った際、一人の農家の女性に挨拶をしました。「こんにちは」これがきっかけで、農業のことについて色々とお話しするうちにまた時間があるときにお話ししましょうとのことで、電話番号を交換しました。草深さんは大変明るくて感じの良い方で、ご主人と2人でお米を作っているとのこと。それも、20ha以上、すごいです。
A1週間後の日曜日、お電話させていただいたところ、ちょうど田植えも終わって午後もフリーの状態だというので、浅生さんと二人でおじゃましたところ、ご主人は、すごく楽しい方で話しがおもしろい。それに、お二人の生き方がすごい、米作りをとことん追求しているのです。今もお若いお二人ですが、もう少しお若いときには、機械の年間稼働率を上げる工夫として、岐阜や愛知まで稲刈りに出かけたこと、おいしいお米を作るための数々の工夫、悪徳米業者にだまされた話しなど、実に聞き応えのあるお話し、そして、「儲けだけを追求してはいけない。世の中に評価してもらえる仕事をしているとお金はあとから付いてくるんだ」という言葉に心を打たれました。
B話し下手で、情熱一辺倒の私の話にも耳を傾けてくださいました。この方たちはすごい、そしてご夫妻が作っているお米の中で最もおいしいお米「黒田米」の存在を知りました。知る人ぞしる幻のお米です。私は、農繁期に米づくりのお手伝いをさせていただくとともに、ご夫妻の作った黒田米を世の中に広めるべく協力させていただくことにしました。


素敵な出会い

 今日、3時に待ち合わせして料理工房「緑彩」http://www.ryokusai.net/index.htmlの伊藤良樹オーナーシェフにお会いしました。以前、飛び込み営業をさせていただいたのが縁で、何度かメールを頂いたりしていました。キャベツを周年使用されるとのことですが、先日キャベツが手に入らなくて困っているとのご連絡を受け、私が懇意にしている愛知県田原町の生産者を紹介させていただいた経緯もあります。
 メールのやりとりだけではお互いをよく理解できないとの考えから、ある程度したら実際にあってお話しをすること、これが私のスタイルです。ということで、本日じっくりお話しする機会を得たのです。伊藤さんの持ち味は、常に探求心を持っていること。修行時代に師匠から習ってそれを独自に発展させたロールキャベツが「緑彩」の最も自信のあるメニューです。ロールキャベツといえばロシアの料理ですが、「緑彩」は和風レストランです。伊藤さんは、和風の手法を取り入れて独自の味に仕上げてあります。わたしもひとつ頂いてきましたが、今までに食べたことのないロールキャベツでした。キャベツが何十にも巻かれているのです。それに味は和風です。皆さんにも一度味わっていただきたいロールキャベツです。ただ、常に上を目指す伊藤さんにとって今日のロールキャベツはまだ納得のいくものではないとのこと、やはり、これだけキャベツを多用すると食材が大きく味を左右するとのことでした。わたしたちは、ロールキャベツに向いたキャベツの供給と双方向の情報交換が必要なことで意見が一致しました。
 プライベートな面で伊藤さんは今の私と同様の経験があることや、その他、仕事に対する考えが同じことから、お互いに話が弾み、あっという間に2時間半が経ってしまいました。今回の二人の対談はメディアに載せて発信しても十分に価値のある内容だったと思います。お互いに引きつけ合うものを感じましたし、お別れの際は名残惜しくもありました。和食は、伊藤さんに決めました。この人が喜ぶサプライズサービスを生産サイドから次々に浴びせていきたいと思います。また、この機会に和食の勉強も進めていけたらとも思います。今日は、伊藤さんに元気を頂きました。末永くおつき合いして頂いて、今後数々のコラボレーション作品を創っていけたらと思います。


日本農作業学会in東京

先日東京農工大学で開かれた日本農作業学会春季大会に参加してきました。いろんな方とお会いでき、情報収集が出来ました。特に、収穫があったと思うのは、次に挙げる2名の先生とお会いし親交を深めることができたことです。
1)小松崎将一先生
今回、府中市にある東京農工大学で開かれた日本農作業学会で、学会賞(学術賞)を受賞された茨城大学助教授の小松崎先生。先生には、インドネシアセミナーで約10日間ご一緒しお世話になった経緯があります。植物(草)を栽培しそれを畑一面に覆うことは、雑草の発生を抑えたり、畑からの肥料の流亡を抑えたりとういろいろな効果があります。このような植物(カバークロップ)を活用した「カバークロップを利用した農作業システムに関する研究」が今回の受賞研究テーマです。先生は、家庭菜園の普及指導に草の根活動的に尽力されており、将来の日本の家庭菜園をドイツのクラインガルテン(市民農園:ドイツの野菜生産のかなりの割合を占めているといわれます)のようにしてくれる可能性のある方です。私の生産活動の中で最も関係を保ちたい学術団体である農作業学会の将来の重鎮となられる方で、大変すばらしい人柄の方です。今回は、私が行き当たりばったりの宿探しに失敗して、宿を確保しかねていたところ、先生のツインのホテルのあいているベットをご提供頂きました。大変お世話になりました。有り難うございました。
2)上野秀人先生
小松崎先生のご紹介が親交を深めるきっかけとなりました。愛媛大学助教授の上野先生は、かつて私が勤務していた、近畿中国四国農業研究センターの先輩でもありました。なんと、今事業化に取り組んでいる再生紙マルチ直播栽培稲作システムの考案者でもあることがわかりました。いま、私たちジャグロンズが取り組んでいる活動は、いろんな方の思いや夢を背負っていることを改めて感じたところです。上野先生の研究活動は、HNKの「クローズアップ現代」に取り上げられたりといろいろなところから注目を浴びておられます。今回ご縁あって先生の温厚で研究熱心なお人柄を知ることができました。いつか何らかの形でご一緒にお仕事ができたらと思います。

以上、人間関係の種まきが出来ました。この先、芽が出て、葉が生い茂って、花が咲いて、果実が実ることでしょう。これからじっくり人間関係を築いていきたいと思います。


園芸学会in京都

 3月24日は、京都で開かれた園芸学会に出席してきました。
今回は、かつて同じ研究室で一緒だったの同僚の佐藤文生氏の学会賞(奨励賞)受賞式と受賞講演がありました。当時が懐かしく思い出されます。当時は吉岡宏室長の下、わたくし藤原隆広と佐藤文生がキャベツの機械化一貫体系確立のための技術開発研究に取り組んでおりました。吉岡さんのマネージメントのもと、私は横糸、佐藤氏は縦糸の役割を分担し、研究を進めておりました。横糸に対しては、2004年4月に学会賞(奨励賞)の評価を頂きましたし、今回(2007年4月)縦糸に対しても学会賞(奨励賞)の評価を頂いたことになります。縦糸と横糸で織りなす農業技術、私はこの技術にかなり自信を持っております。近い将来、これらの技術を活用して、農業経営に活用していこうと考えています。
 優れた農業技術の、産業への活用。これが私のなすべき最重要課題であり、使命であると考えております。